■sumika片岡健太、DISH//北村匠海、NOAの珍しいスリーショットに会場がどよめく場面も!
11月25日『めざましテレビ30周年フェス』仙台公演が、宮城・ゼビオアリーナ仙台にて開催。MONKEY MAJIK 、DISH//、sumika、NOAが出演し、4,000人を前に熱いパフォーマンスを繰り広げた。
『めざましテレビ30周年フェス』は、2024年4月に放送開始30周年を迎える「めざましテレビ」が、視聴者への感謝を込めて全国8ヵ所をめぐるライブイベント。
5公演目となる今回のライブでは、療養中のsumika片岡健太も元気な姿を見せ、DISH//北村匠海は幼少期の知られざるエピソードを公開、NOAとちいかわ&ハチワレの共演、さらに、トリリンガル同士のMONKEY MAJIKとNOAによる名曲コラボなど、他では見られない見どころ盛りだくさんなステージとなった。
【ライブレポート】
開演5分前には、会場での連絡事項を伝えるアナウンス=“影アナウンス”をNOAが担当。日本語だけでなく、流暢な英語・韓国語でも案内をすると、観客は「きゃー!」と大興奮! 最後には「楽しんでっけ、みんな大好きだっちゃ」と仙台弁も披露し、会場の熱気は一気に高まる。
■sumika:療養中の片岡健太はステージ裏から応援!
2023年、結成10周年を迎えたsumika。ボーカルの片岡健太は喉の不調のため、ライブパートは荒井智之と小川貴之を中心とした“roof session”編成で行われ、キーボードの小川がボーカルも担当した。
荒井の「どんなときでも『めざましテレビ』を観ればすごくホッとしたし、自然と笑顔になれた。何が起きてもどんな(メンバー)編成であっても変わらない安心感と笑顔を届けられる、僕たちもそんな存在でいたい」というメッセージでライブがスタート。
1曲目はフジテレビアニメ『ヲタクに恋は難しい』のオープニングテーマとして書き下ろした楽曲「フィクション」。続いて「ソーダ」では、観客も手拍子をしたりハンズアップして体を揺らしたりノリノリで会場に一体感が生まれた。
ライブ後半になると小川が「仙台の寒さに驚いたよ! ここで夏を取り戻します!」とあおり、観客は笑顔でタオルを回し夏フェスさながらの光景に。ステージの去り際には、片岡のぶんまで盛り上げたふたりに、観客から「ありがとう~!」の声が飛んだ。
トークコーナーでは片岡も姿を見せ、観客からは拍手が湧き上がる。「自分たちのライブを観るという、人生初の経験です。裏で泣いていました」と感慨深い様子。
異例の代役を務め上げた小川も「自分にできることは歌心を込めることだから精一杯歌いました」とすがすがしい表情を浮かべた。
そして、「30周年フェス」恒例の幼少期写真コーナーでは、小川のピアノを弾いているかわいい姿を公開。「すぐテンポが狂ってしまう、緊張しいな子供だった」そうで、練習が大変でピアノはやめたいと思っていたと幼少期を振り返った。
■sumika片岡×DISH//北村×NOA、めざまし生出演秘話
その後、ステージには片岡のみが残り、北村匠海とNOAが登壇すると、珍しいスリーショットに会場がどよめく。この3人の共通点といえば、「マンスリーエンタメプレゼンター」として『めざましテレビ』生出演の経験者。
10月に担当した際、歴代屈指のムチャぶりの多さを経験したNOAは「きょうはどんなムチャぶりがあるのかな?」と不安な様子。そして、軽部真一アナウンサーが「『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーのものまねをやってほしい」とこの日もムチャぶり。
「無限の彼方へさあ行くぞ」と試みるも会場が「?」なリアクションに。不調だったようで、「ちょっと待ってください~!」と焦るNOA。「エンタメプレゼンターのときはものすごく似ていたんです」と軽部アナも慌ててフォローし会場は笑いに包まれた。
2020年10月に担当した北村は、多忙な中で生出演した当時を「とにかく眠かった。ボソボソ系面白キャラでやらせてもらいました」と振り返り、2019年3月に担当したsumikaの片岡は、お天気の阿部華也子キャスターを「かやちゃんさん」と呼んだことについて、「挨拶をせずに本番となってしまったため変な言い方に」と明かした。
■NOA:ファン悶絶の汗だくライブ! ちいかわ&ハチワレとのコラボも
NOAは、全身白のコーディネートでダンサーと共に登場すると、「Don’t Waste My Time」をしっとりとかっこよくパフォーマンス。会場には紫のペンライトが光る。
MCでは「年内最後のライブになると思うので寂しい気持ちもありますが、そのぶん楽しんでいきたいです」と話すと「え~!!」と惜しむ声が。水を飲むため後ろを向こうとすると、「こっちを向いて飲んで!」と観客からの“ムチャぶり”を受け、恥ずかしそうな表情を浮かべつつもリクエストに応えた。
その後、10月にリリースしたばかりの「between」を汗だくになりながらパフォーマンス。
ラスト曲「Highway」では途中でNOAがステージ裏へ。ちいかわ・ハチワレを引き連れて再登場した。NOAのダンスに合わせてちいかわ・ハチワレが体を揺らし、眼福スリーショットに大歓声が起こる。
トークでは軽部アナが、フェスタオルを首にかけ、ずんだ餅と伊達政宗風のめざましくんがあしらわれた仙台ご当地アロハシャツで登場。鈴木唯アナウンサーは「なんだかお風呂上がりのお父さんみたい」と思わずホンネが…。そこへNOAが「皆さんの熱気がすごくて、僕も汗が止まらなくて…」と額に汗を浮かべながら再登場。軽部アナが首にかけていたタオルを差し出し、NOAが首にかけると、 鈴木アナは「やっぱり違う!」と、またもホンネが…。
ここで仙台を代表するアーティストMONKEY MAJIKが登場し、仙台に来るのは初めてというNOAに食べさせたい!と、地元の人気スイーツ「ロワイヤルテラッセ」の生パイを持参。NOAは、粉糖がかかったパイを豪快に試食すると、口の周りが真っ白になったキュートな顔を見せながら、「サックサクなのに中には生クリームがとろりと入っていて本当においしいです」としっかり食リポした。
■DISH//:あの大ヒット曲で4,000人を魅了!
『めざましライブ』に2015年から3年連続で出演したロックバンドDISH//が、めざましのイベントに久しぶりに登場。1曲目の「No.1」から北村の力強いシャウトで一気に盛り上げ、観客もハンズアップで応える。
合算累計再生回数10億回突破の大ヒット曲「猫」では雰囲気一変。しっとり切ない歌声に4,000人が聞き入り、会場は”DISH//色”に。「初めましての人もそうでない人もありがとうございます」と感謝を伝えた北村。その思いを乗せて、ラストは「沈丁花」で締めくくった。
幼少期写真コーナーでは、北村がヒーローポーズをした写真を公開。当時、ヒーローがバイクを停める動きに憧れていたそうで、三輪車でまねをしていたかわいらしい思い出話を明かす。さらに、黄色いバンダナを頭に巻いた写真を公開した橘 柊生は「ヒップホップが好きだったのかな?」と自分の写真にツッコミを入れ、笑いを誘った。さらに、泉 大智は女の子のように長めの髪の毛だったかわいらしい幼少期姿を、矢部昌暉はおかっぱ頭のキュートな写真を披露した。
■恒例の“お客さん全員”とのじゃんけん大会でsumika片岡が大反省(笑)。「何をしに来たんだろう…」
これも『30周年フェス』恒例となっている、“お客さん全員”とのめざましじゃんけん大会へDISH//、sumika、NOAが参戦し、最後のひとりが勝ち残るまでめざましじゃんけんを繰り返す。
最初はDISH//の泉がグーを出し、次にNOA、北村と続く。そして、残り4人になったところで、sumikaの片岡の順番に。片岡がチョキを出すと、全員が負けてしまった。強すぎた片岡は「やばい、根絶やしにしちゃった?」と焦り、「ライブには出られないし、じゃんけんは根絶やしにするし、何をしに来たんだろう…」と嘆いていた。
最後はDISH//の橘が4人とやり直しのじゃんけんをして、チャンピオンが決定。「めざましじゃんけんが大好き」だそうで、いちばん楽しみにしていたというsumika小川まで順番が回らなかったことから、最後に小川が全員と記念のじゃんけんをして、温かい空気のコーナー締めとなった。
■MONKEY MAJIK:地元・仙台でのホームライブ。NOAとの名曲コラボも
最後のバトンを受け取ったのは、仙台在住で「めざましライブ」にも数多く出演、2005年のインディーズ時代から番組との繋がりが深いMONKEY MAJIK。「Together」「Headlight」「ただ、ありがとう」など懐かしい名曲が続き、会場中が温かい雰囲気に包まれる。
5曲目の「Around The World」が始まると、NOAが登場。小さい頃、月9ドラマ『西遊記』を観ていて、この曲をよく聴いていたということでコラボが実現した。リハーサルでは英語で念入りに打ち合わせをするなど、気合い十分で臨んだ本番。舞台袖ではとても緊張していたNOAだが、ステージでは緊張を感じさせないカッコ良いパフォーマンスを披露。MONKEY MAJIKはNOAとのコラボについて「なかなかできないことなのですごく良かったです。NOAさんの声が綺麗で英語も完璧でした」と絶賛した。
そして最後は「空はまるで」を観客と一緒に合唱し、ライブが終了した。
フィナーレではアーティスト4組とちいかわ・ハチワレが集合。sumikaの片岡は「今日はステージからもそうですし客席からも力をもらいました。ご褒美のような1日をありがとうございました」と歌えなかったステージでも楽しんだ様子だった。
そして、NOAが「本当に今日はいろんなところに出させていただいて素敵な思い出になりました」、DISH//の北村が「めざましテレビ30周年という節目のタイミングで呼んでいただき、いろんな道を歩んできましたが、今日この場所に出られる選択をし続けてきて本当に良かったと思います」と熱くメッセージ。
最後に、MONKEY MAJIK のMaynardが「僕たちのホームタウンに素敵なアーティストに来ていただいて、めざましテレビ30周年の大事なときに仙台でライブをしていただけて感謝しています」と締めくくり、仙台公演は大きな拍手とともに幕を下ろした。
<セットリスト>
■sumika
フィクション
ソーダ
ふっかつのじゅもん
1.2.3..4.5.6
マイリッチサマーブルース
Starting Over
■NOA
Don’t Waste My Time
Just Feel It
between
Bad At Love
To Be Honest
Purple Sky
Highway
■DISH//
No.1
Get Power
HAPPY
猫
B-BOY
勝手にMY SOUL
沈丁花
■MONKEY MAJIK
Running In The Dark
Together
Headlight
ただ、ありがとう
Around The World
空はまるで