■「いつもはJ-POPを聴いている人たちがオルタナティブロックを聴いて衝撃を受けたり、さらにはそういった音楽が当たり前にある世の中になっていったらという想いもあります」(フクダヒロア)
羊文学が、11月28日発売のファッション誌『Oggi』1月号(小学館)の音楽連載「働く私にMusik」に登場。ナビゲーターを務めるラジオDJ・サッシャが、飛躍を続けるバンドの魅力に迫っった。
今年、一気に活動の場を広げた羊文学。CMソングやドラマの主題歌を手掛け、2022年4月にリリースしたメジャー2ndアルバム『our hope』は、期待の新人に贈られるCDショップ大賞2023 大賞<青>を受賞。繊細ながらも力強いサウンドで多くの人を魅了している。
12月6日に発売される3rdアルバム『12 hugs (like butterflies)』は、前作がJ-POPとオルタナティブロックの両立を目指したのに対し、「いろいろなことを経験して原点(オルタナティブロック)に戻ったらどうなるか? “新しい今”を表現した」とドラムのフクダヒロアは説明。
さらに、ボーカル&ギターの塩塚モエカは「ぜんぜんイメージとおりに歌えていなかったところから、だんだん理想に近づいているような感覚がある」と語った。
メンバーの脱退や加入を経て、2017年に河西ゆりか(Ba)が加わり、現体制に。結成当時からの唯一のメンバーである塩塚はここまで続けてこられた理由について「すごくありがたいことに、見える景色が毎年違うんです」と話し、また、羊文学の現在点は「さなぎ」と表現。羽化するのはまだ先のこと。逡巡しながら新しい景色の先にある音楽を追い続けていることを明かした。
そんな羊文学が目指すのは“メインストリームとアンダーグラウンドの両立”。「いつもはJ-POPを聴いている人たちがオルタナティブロックを聴いて衝撃を受けたり、さらにはそういった音楽が当たり前にある世の中になっていったらという想いもあります」とフクダは言う。
2024年4月に初の横浜アリーナでのライブを控える羊文学。オルタナティブロックの新しい可能性を感じる彼らのインタビューは必読だ。
リリース情報
2023.11.08 ON SALE
DIGITAL SINGLE「GO!!!」
2023.12.06 ON SALE
ALBUM『12 hugs(like butterflies)』
WEBサイト「Oggi.jp」
https://oggi.jp/
羊文学 OFFICIAL SITE
https://www.hitsujibungaku.info/