■映画を観る前と観たあとで、受ける印象がガラリと変わる必見の動画
映画『正欲』より、Vaundyが歌う主題歌と劇中の重要シーンが使用された『長尺予告「呼吸のように」Ver.』がVaundyのYouTubeチャンネルにて公開された。
『第36回東京国際映画祭』で最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞し、11月10日より全国公開中の本作。
Vaundy初の映画主題歌となった「呼吸のように」は、Vaundyが書き溜めた未発表の曲から、映画の世界観に合うものを選び提供された重要な一曲。『長尺予告「呼吸のように」Ver.』は映画監督・岡下慶仁がディレクションし、映画『正欲』監督の岸善幸監督が監修を務めた。
映像は、新垣結衣演じる夏月がプールに浮かんでいる映像から始まり、中学時代の夏月(滝口芽里衣)と佳道(齋藤潤)が登場。校舎裏で言葉を交わすことなく、とある秘密を共有しあうふたり。蛇口から噴き出す水を浴びて恍惚とした表情を浮かべている。
さらに現在へと切り替わり、激しく流れ落ちる滝を見つめる夏月と佳道(磯村勇斗)の背姿が映し出される。当該シーンはWEB初公開の映像も含んだ重要シーンだ。
そして、稲垣吾郎演じる検事の啓喜が息子の教育方針を巡って妻と衝突しているシーン、佐藤寛太演じる大也の感情の発露そのもののダンスシーン、東野絢香演じる八重子が涙ながらに何かを訴えるシーンも映し出される。違う場所、違う人生、違う境遇で生きる人々の人生が、誰も予想できなかった感情で少しずつ近づいていく…。
“この世界を生き抜くために”恋愛感情抜きの偽装結婚という共犯関係を結んだ夏月と佳道。彼らが本物の新婚夫婦さながら水飲み場で楽し気に戯れ、劇中でも特に多幸感溢れる開放的なワンシーンに重なる“僕の日々の中で 君がまだ息を吸うなら 僕は君の横で ずっと息を吐いてていいかい”の歌詞。かけがえのない人との繋がりを表現した「呼吸のように」の歌詞が深い余韻を響かせる。
そしてラスト、取調室で向かい合う啓喜と夏月。そこで交わされる言葉、そして衝撃の結末とは――。
映画を観る前と観たあとで、受ける印象がガラリと変わる『長尺予告「呼吸のように」Ver.』。要チェックだ。
映画情報
『正欲』
大ヒット上映中
出演:稲垣吾郎 新垣結衣 磯村勇斗 佐藤寛太 東野絢香
監督・編集:岸善幸
原作:朝井リョウ『正欲』(新潮文庫刊)
脚本:港岳彦
主題歌:Vaundy「呼吸のように」(SDR)
配給:ビターズ・エンド
(C)2021 朝井リョウ/新潮社 (C)2023「正欲」製作委員会
映画『正欲』作品サイト
https://www.bitters.co.jp/seiyoku/