■ちゃんみなのステージにはSKY-HIがサプライズ登場!BMSGとちゃんみなとでガールズグループオーディション『No No Girls』を開催することを発表
『バズリズム LIVE 2023』Day2公演が11月4日に神奈川・横浜アリーナにて開催され、満員の1万5,000人のオーディエンスを沸かせた。
『バズリズム LIVE』は日本テレビ系番組『バズリズム(現:バズリズム02)』が発信する音楽イベントで、2015年に横浜アリーナで初開催。9回目を迎える今年は11月3日ら5日まで3日開催。MCは番組『バズリズム02』の司会でもあるバカリズムと、市來玲奈(日本テレビアナウンサー)が担当。2日目公演には様々なジャンルの6組が出演する異種格闘技戦となった。
■UNLAME
この日のオープニングアクトを務めたのは、AKB48現役メンバーと一般応募者が参加したオーディション『OUT OF 48」を勝ち抜いた7人からなるUNLAME。。ホワイト系の衣装で登場したメンバーは、コスチュームの清楚なイメージを覆し、一糸乱れぬ激しいダンスで客席を魅了。ラストは「切なく儚いラブソングです」と紹介された11月15日リリースの新曲「真夜中の微熱」を披露。15分と短い時間ながら、鮮烈な印象を残した。
ここでMCのバカリズムと市來玲奈(日本テレビアナウンサー)がステージに登場。今や『バズリズム LIV』E恒例となった観客への問いかけはこの日も健在。「今日はどうやって来ましたか? 今日は誰を観に来ましたか?」と客席に問い、「全員徒歩! 8割バカリズム!」と自らで答え、場内を笑わせる。ジャブ代わりにとバカリズムが会場を和ませたあと、最初の出演アーティスト名がアナウンスされ、いよいよ、『バズリズム LIVE』Day2が開幕した。
■ano
「楽しんでいこうぜ!」と勢いよくステージに表れ、デビューシングル「デリート」をまずは披露。テレビでの“あのちゃん”は知っているが、音楽はどうなのか? と客席も興味津々。そんな心配を吹き飛ばすように、anoは鮮やかにライブパフォーマンスを続ける。オーディエンスも気がつけば、anoのステージングペースにすっかり巻き込まれ場内からは「anoちゃん!」と男性女性両方から声援が飛ぶ。
サポートはドラムとギター。意表を突いてのバンド編成でanoの本気度が窺える。特にギタリストのTAKU INOUEの参加は重要なキーとなっており、彼女を後ろからしっかり支える。この強力なサポートを得て、ステージを激しく動き回りながら、キュートなハスキーボイスからスクリームボイスまで変化自在に歌うano。
5曲目のダンスチューン「スマイルあげない」では4人のダンサーもジョインし魅せるステージを展開。「こんな人数の前で久しぶり! みんなのおかげで楽しめました。トップバッター務めさせていただいてありがとうございます」と客席にお礼を伝え、35分のステージを疾走。
このあと、登場したバカリズムに「お菓子が主食で、よくあれだけ動けますね!」と感心させるほど、強烈な印象を残したステージだった。
■ちゃんみな
続いては2021年以来、『バズリズム LIVE』2度目の出演となるちゃんみな。8人の男性ダンサー、ギター、ベース、キーボード、ドラムの4人編成バンドを従え、ちゃんみながステージに登場。妖艶に身体を揺らせながらオープニングナンバー「命日」を挑むように歌うさまは息を飲むほどのかっこよさ。
「ハレンチ」のサビパートの“タララリラッタッタララ”では1万5,000人のオーディエンスがちゃんみなに合わせ大きな声をあげて歌う。「初めて会う方もたくさんいると思うんですが、みんなってお尻振れるタイプ?」と唐突に訊ね4曲目の「B級」に突入。曲中でちゃんみなは4人のダンサーととくに客席に尻を向け、セクシーな“お尻フリフリダンス”を披露。これには客席も大喜びだった。
動画再生サイトなどで知ってはいたが、ライブをみるのは初めてというお客さんも多かったよう。そんな空気を察してか「見た目も見た目だし、曲も曲ですけど、実はあんまり怖くないですよ、私。今日は誤解を解いて帰ってください」と話し客席を和ませる。ここでゲストが登場。ステージに表れたのは音楽プロデューサーのSKY-HIだ。会場から大きなどよめきが起きる。なんとSKY-HI率いるBMSGとちゃんみなとで、ガールズグループのオーディション『No No Girls』を開催するという。
オーディションの趣旨を「私はNoと言われ続けた人生でした。全世界のNoと言われてきた人。あなたの声と人生を聞かせてください」と説明する。SKY-HIを送り出し、「15~16歳のとき」と切り出す。そして「Noと言われ続けてきたころ、一歩踏み出してやろうと書いた曲です」と歌ったのは「She’s Gone」。スクリーンには歌詞も映し出され、自身の生き様をオーディエンスに真摯に伝えた。
このサプライズ発表を受け、バカリズムは「オーディション受けようかな俺、コントと大喜利しかできないけど…」と改めてオーディションの開催を観客に伝えた。ちゃんみなのステージが終わると「今日は声が野太いですねぇ!」とバカリズムに言わしめるほど場内がザワザワし始める。続いてのアーティストがアナウンスされると場内は爆発する。
■乃木坂46
赤とピンクのWトーンのシックなコスチュームに身を包んだメンバーがステージに現れるや、野太い怒号のような声が場内に響く。甲子園の慶應高校や阪神タイガースの応援団と見まがうばかりのすさまじい声援だ。山下美月の「バズリズム盛り上がっていくぞ!」を合図に場内はさらに揺れる。サイリウム、ペンライトの統制がとれた一糸乱れぬ振りに、改めて乃木坂ファンの団結力の強さに驚かせる。
「ガールズルール」「ジコチューで行こう!」と続けたあと、賀喜遥香から「今日は楽しい思い出一緒に作っていきましょう!」の呼びかけに大歓声で応じ、中盤には左右の花道いっぱいに広がると、さらなる声援が会場を揺らす。
山下美月は8年前の『バズリズム LIVE』にチケットを買って来ていたことを明かし、「まさか46として、このステージに立てるなんて!」と当時を振り返り、自身がセンターを務める「僕は僕を好きになる」に。後半は「シンクロニシティ」「インフルエンサー」と乃木坂鉄板ナンバーをたたき込み、場内はこれ以上ないほどに盛り上がる。
「この曲でひとつになりましょう! 行くぞ!3・2・1・0!」のかけ声で始まったのは5期生・井上和がセンターを務める最新シングル「おひとりさま天国」。ラストまで終始客席を圧倒し続け、キャプテン梅澤美波が「皆さんのおかげで最高に楽しい時間を過ごせました」と客席に挨拶し、ステージを降りた。
■女王蜂
時刻はちょうど8時。マイクのシールドをムチのようにしならせながら、ボーカルのアヴちゃんがゆっくりとステージに上がる。メンバー全員が赤を基調にした衣装をまとい、インナーは各々が白。マイクのシールドも、ギターもベースも白。赤と白の美しいコントラストの中で「日炎」「BL」を立て続けに演奏。低いデスボイスから、天使のようなハイトーンまで自由に操る驚異の声域で客席を圧倒。気がつけば場内のサイリウムやペンライトはすべて真っ赤に。他アーティストのファンも女王蜂に寄せてくれている。
3曲目の「ヴィーナス」からバンドはギアを1段引き上げる。これに応じるように場内は熱狂の坩堝に叩き込まれる。アヴちゃんもジャケットを脱ぎ捨て、赤のショートパンツに白のブラウスの眩しい2トーン姿となって場内を煽る。「HALF」の前には「まだまだいけるぞ!」と叫び、続けて「いくよ!」とグラマラスな重厚サウンドで押しまくる。
ラストは、11月15日リリースの新曲「01」をこの日初披露。切っ先鋭いナイフのような歌詞が途切れなく飛び出すこの曲でオーディエンスを圧倒し、「次は私たちの単独公演でお会いしましょ」と残して35分の重量級のパフォーマンスを終えた。
■NiziU
Day2のトリを務めたのは、2021年以来、『バズリズム LIVE』に2度目の参加となるNiziU。9人がステージに上がると、パッと咲く大輪の花のような華やかさが会場全体に拡がる。場内の大歓声は乃木坂46と負けないぐらい大きく、女性ファンの声も半分ぐらい占める。オープニングナンバーは韓国でのデビュー・シングルに収められていた「HEARTRIS」。ダンスの美しさをしっかり伝える隙のないフォーメーションで1曲目から場内を圧倒した。
ダンスパフォーマンスだけがNiziUの魅力ではない。「All right」ではダンスは封印。メンバーが横一線に並んで、マイクスタンドでひとりひとりがソロボーカルで歌い継ぐ。ロックテイストの楽曲ということもあって、さながら9人のボーカリストを要するロックバンドのような佇まいだ。さらに6曲目の「LOOK AT ME」では、コーラス、ハーモニーの美しさを聴かせた。
NiziUが前回『バズリズム LIVE』に出演したのは2021年11月。MAYUKAはデビュー2年目の自分たちに、温かくサイリウムやペンライトを振ってくれた『バズリズム LIVE』のオーディエンスを今でも忘れられないと話し、ラストにしっとりしたバラードナンバーの「Paradise」を歌唱。一挙手一投足の動きが鮮やかに決まり、9人のダンスをひとつの芸術作品にまで昇華させ、ステージを降りた。
が、客席から「もう1回」を求める声とクラップが鳴り止まない。このコールにメンバーがステージに再登場。そして、『バズリズム LIVE』では異例のアンコールに応える形で、MAKOが「さいごに私たちのデビュー曲歌います」と紹介し、デビューシングル「Step and a step」を歌ってイベントを締めくくった。
この日の模様は、『バズリズム02」にて12月1日、CS・日テレプラスでは、12月23日にDay1~3を一挙7時間半放送。Huluでは12月16日より配信がスタートする。
PHOTO BY 山内洋枝
『バズリズム LIVE 2023 Day2』
2023年11月4日(土)神奈川・横浜アリーナ
<セットリスト>
■UNLAME
01.I am I
02.Prismatic…
03.真夜中の微熱
■ano
01.デリート
02.涙くん、今日もおはようっ。
03.普変
04.AIDA
05.スマイルあげない
06.絶対小悪魔コーデ
07.ちゅ、多様性
08.F Wonderful World
■ちゃんみな
01.命日
02.ハレンチ
03.Picky
04.B級
05.CHOCOLATE
06.Never Grow Up
07.美人
08.She’s Gone
■乃木坂46
01.ガールズルール
02.ジコチューで行こう!
03.好きというのはロックだぜ!
04.僕は僕を好きになる
05.ごめんねFingers crossed
06.シンクロニシティ
07.インフルエンサー
08.おひとりさま天国
■女王蜂
01.火炎
02.BL
03.ヴィーナス
04.催眠術
05.メフィスト
06.HALF
07.バイオレンス
08.01
■NiziU
01.HEARTRIS
02.Love & Like
03.All right
04.CLAP CLAP
05.Chopstick
06.LOOK AT ME
07.Paradise
[ENCORE]
08.Step and a step
番組情報
日本テレビ『バズリズム02』
『バズリズム LIVE 2023』Day1:11/24(金)24:59~
『バズリズム LIVE 2023』Day2:12/01(金)24:59~
『バズリズム LIVE 2023』Day3:12/08(金)24:59~
※日テレプラス
Day1~ 3 一挙7時間半放送:12/23(土)16:00~
※Hulu
12/15(金)、12/16(土)、12/17(日)
『バズリズム LIVE 2023』イベント公式サイト
https://www.ntv.co.jp/buzzrhythm/live/