■「『綺羅綺羅』は、自分の中だけで磨いていく美しさ、自分だけに見えている美しさ。そういうものを見失いたくないという思いを込めて作った楽曲」(Reol)
注目のアーティストが月替りMCで出演し、音のセルフ・ライナーノーツをお届けする『誰だってNeed music』。9月はシンガーソングライターのReolが担当MCとして登場。9月17日放送では、8月30日にリリースした最新CD「切っ先」より、「綺羅綺羅」を紹介した。
「お聴きいただいているのは、Reolのニューシングル『切っ先』に収録されている、『綺羅綺羅』。この楽曲は2023年初のリリースとして、5月に配信リリースしていた楽曲です」と、Reolの曲紹介で始まったこの日。
「この曲は水曜日のカンパネラより、ケンモチヒデフミさんをお招きしてトラックメイクをしていただきました。ケンモチさんとは、2020年のアルバム『金字塔』でご一緒して以来の邂逅になりましたので、実に3年ぶりぐらいの共作になります」と、この曲のトラックについて話したReol。
<美と才覚は夜に咲く>のフレーズが印象的な歌詞については、「みんながスマートフォンを持っていて、SNSというものがものすごく浸透したこの時代に、いろんなものが可視化されてしまうけれども。自分の中だけで磨いていく美しさ、自分だけに見えている美しさ。そういうものを見失いたくないという思いを込めて作った楽曲になってます」と話し、「美しさっていうのは、目に見える部分も見えない部分もあると思うんですけど。そういう美だったり、才覚だったり。私はこの楽曲で“才覚”という言葉を使ってるんですけど。それを磨いていく自分磨きみたいなことって、絶対に孤独の中で行われるものだと思ってます」と説明。
「そういった1人で自分を成長させるような工程って、自分と対峙しなければいけないことだから、苦しい側面も多くはらんでいると思うんですけど。そんな時に、自分を鼓舞してくれるような楽曲が欲しいなと思って作りました」とこの曲を制作した理由を話し、「みんなと同じ美しいじゃなくていいと思うし、みんなと同じ可愛いじゃなくていいと思う。ひとりひとりのきらめいてる部分って、きっと違うものだと思うので。そういう部分を私も自分の中に見つけたいし、あなたにも見つけて欲しいです」と、リスナーに熱くメッセージを送ったReol。
「ケンモチさん自身も、このテーマにすごく賛同してくれたのもあって。ケンモチさんのトラック・マジックによって、私が輝かせたかった“綺羅綺羅”が、もっと輝きだした感じがします。ぜひお聴きください」と話し、番組を締めくくった。
10月18日には、ニューアルバム『BLACK BOX』をリリース。11月からは全国ツアー『Reol Oneman Live 2023/24 “UNBOX” black/pure』もスタートするReol。詳細は公式サイトをチェックして欲しい。
『誰だってNeed music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週日曜午後に放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で、13時30分~、15時25分~(※)放送。注目アーティストが月替りでMCを担当し、自身の楽曲を毎回一曲ずつ紹介。熱量の高いセルフライナーノーツで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかったMCの言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』概要
9月17日(日)放送
毎週日曜13:30~、15:25~放送
※放送時間は毎週入替
※J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で毎週放送される120秒の長尺CM企画。
Reol オフィシャルサイト
https://reol.jp/