■「車は人間が作った機械ですが、その機械を通して人が繋がっていくところが見所だと思っております」(森崎ウィン)
2021年11月に「FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦フォーラムエイトラリージャパン2021」の開催予定地だった愛知県豊田市・岐阜県恵那市を舞台に、過去の確執と向き合い乗り越えようとする若者の“あらたなチャレンジ”と、“故郷の仲間たち”との繋がりを移りゆく自然豊かな美しい四季折々オールロケで描き出す、心あたたまるヒューマンストーリー『僕と彼女とラリーと』。9月24日より愛知・岐阜の一部劇場にて先行公開中の本作が、10月1日より全国公開された。
父親との確執により過去にとらわれ将来に迷う主人公の青年・北村大河を『レディ・プレイヤー1』『蜜蜂と遠雷』の森崎ウィン、大河の幼馴じみで自身のアイデンティティーに添い地元で暮らすシングルマザー・美帆を『おもいで写眞』、NHK『青天を衝け』の深川麻衣と、若手実力派の俳優ふたりの共演が実現。脚本も手掛けた『今日も嫌がらせ弁当』の塚本連平監督が、故郷でラリーを通してあらたな目標にチャレンジする人々の物語を、四季折々の自然とともに紡ぐ。
そしてこのたび本作より、森崎ウィン、深川麻衣がラリーに挑む!レーシングスーツ姿の場面写真が解禁となった。
森崎演じる大河は、メカニックとして過去ラリーで数々の栄誉に輝き、世界を目指したものの断念した父親・登志雄(西村まさ彦)の死をきっかけに、父が営む「北村ワークス」の再起をかけて、仲間たちとともに父の夢でもあったラリーにチャレンジするという役どころ。そして、その仲間のひとりでもあり、大河を隣で支えるのが深川演じる幼馴染の美帆である。
今回解禁された場面写真では、トヨタが開発した競技専用車であるラリーカー、ヤリスを前に紅白のレーシングスーツ姿の二人が記念写真撮影をする新鮮な姿や、真剣な眼差しでラリーカーに乗り練習に励むふたりの姿が確認できる。
通常のカーレースとは違い、複雑なコースでの正確なドライブが必要とされるラリー。そのためにドライバーの隣で速度やコースの指示を出すコ・ドライバーが必要で、ドライバーとコ・ドライバーの信頼関係が非常に大切だという。劇中でも披露されている息のあったふたりのラリー中の掛け合いにも注目だ。
レース出場に向けて、時には文句を言い合いながらも、ラリーを通じてお互いへの信頼を築いていく大河と美帆。本作について森崎は、「しっかりと「ラリー」というモータースポーツ、そしてラリーだけではなくその裏に描かれているヒューマンストーリー、家族の温かみなども全部含まれています。車の素晴らしさだったり、良さもすごく伝わってくると思いますが、車を通して人間が繋がっていく部分が魅力。(車は)人間が作った機械ですが、その機械を通して人が繋がっていくところが見所だと思っております」と、ラリーというスポーツを通じた本作の見どころを語る。
深川も本作の魅力について「豊田市で撮影させていただいているので、豊田氏の豊かな自然の風景もそうですが、やっぱりラリー、車のシーンですね。時間をかけて(車を)牽引で運転してる風景を撮ったり、車の中でずっと話している時間があったり…。綺麗な豊田の景色と迫力のある車のシーンが合わさって、大きなスクリーンで観たら迫力のあるシーンになっているんじゃないかなと思っているので、「かっこいいな」と興味を持っていただけるきっかけになったら嬉しいですね」と、ラリーシーンに太鼓判。
ラリーを通じて心を通い合わせていくふたりの関係にも注目だ。
映画情報
『僕と彼女とラリーと』
9月24日(金)愛知・岐阜 一部劇場 先行公開中
10月1日(金)全国ロードショー
キャスト:森崎ウィン 深川麻衣 佐藤隆太、田中俊介、小林きな子、有福正志、
小林涼子、よしこ(ガンバレルーヤ)、竹内力、西村まさ彦
監督・脚本:塚本連平
主題歌:JOYRIDE / 加藤ミリヤ
配給:イオンエンターテイメント / スターキャット
(C)2021『僕と彼女とラリーと』製作委員会
【ストーリー】
順調とは言えない毎日、幼い頃から抱く父への不満、心に燻る微かな想い……。
父の死をきっかけに繋がり始めた希望に向かって、アクセルを踏み込んだ――。
大学入学を機に上京し、役者を目指す大河(森崎ウィン)は、ある日、突然、地元で暮らす幼馴染の美帆(深川麻衣)から父(西村まさ彦)の急死を知らされる。父はラリーで数々の栄誉に輝いたメカニックで、今は豊田市の外れで「北村ワークス」を営んでいた。
しかし、大河は幼い頃死別した母を想い、家庭を顧みなかった父を今も許せておらず、釈然としない思いのまま久しぶりの故郷に帰る……。
地元で、シングルマザーの美帆や、父が若き日にともにラリーをめざした親友・宮本武蔵(竹内力)、路頭に迷う「北村ワークス」の従業員(田中俊介、小林きな子、有福正志)、エリート銀行員の兄(佐藤隆太)と向き合ううちに、父の残した本当の思いに気づき、自分自身と仲間たちの再起をかけてラリに-チャレンジしようと決意する。生まれ育ったこの町で、未来に向かって走りだした先でみつけた“大切なもの”とは――。
映画『僕と彼女とラリーと』作品サイト
https://bokukano-rally.com/