■「Mainstream」の制作過程を追ったドキュメンタリー第2話には、「Mainstream」のレコーディングの様子も!
2021年8月16日、「Shining One」でプレデビューし、いきなり各種チャートの1位を席巻。革命を起こし続けてきたダンス&ボーカルグループ、BE:FIRSTが9月13日に4thシングル「Mainstream」をリリースする。
シングルの表題曲としては初めてメンバーが1から制作に携わったエポックメイキングなこの楽曲をリリースするにあたり、楽曲制作の過程やメンバーが思いを語った映像を収めたドキュメンタリー映像が公開中。
今のJ-POPシーンにはなかなかない、楽曲に「Mainstream」というタイトルをつけた思いをメンバー7人が語った第1話に続き、8月24日に第2話が公開された。
BE:FIRSTが所属するBMSGの社長であり、総合プロデューサーを務めるSKY-HIが「めちゃくちゃいい話なんですけど」と前置きして、『D.U.N.K.』が開催される前にBE:FIRSTにプロ意識の話をしたら、初めてメンバー全員から呼び出され、「プロとしてもっと自覚を持っていかなきゃいけないと思った。『Boom Boom Back』で戦えたので、もっと攻めたい。そのためにはこういう曲が良いんじゃないか。世界中のボーイズグループを見ても、こういうテンションの曲はないし、社長がこのテンションをBE:FIRSTの曲として解釈してくれたらすごくかっこいい曲が生まれるんじゃないか」ということを、具体的に楽曲を挙げたうえでプレゼンされたということを明かした。
それを受け、「彼らが言ってる意味も狙いたいものもすごくしっくりきた。我々にはたくさんのやりたいこととたくさんのやるべきことがある。それが合致するポイントを見つけられた」そうで、「プロデューサーの自分にとっても感謝するべきこと。『Mainstream』は彼らに作らされたところがある。みんなのおかげでプロデューサーとして成長できた」と話した。
「Mainstream」の作曲とプロデュースをSKY-HIとともに手掛けたRyosuke “Dr.R” Sakaiは「Mainstream」のことを「(自分が手がけたデビュー曲の)『Gifted.』も振り切った曲だったが、また全然違うベクトルの、ヒップホップでストリート感においてとにかく振り切った曲。アメリカの現行のヒップホップスタイルを踏まえつつ、彼らがトラックのうえで歌でもラップでも自由に遊べていて、プラスダンスががっつり入るところが聴きどころ。このBE:FIRSTの曲のタイトルが『Mainstream』なのはめちゃくちゃ合点がいったし、逆に『Mainstream』以外考えられない」と大きな手応えを語った。
そしてSKY-HIが「大事なのはただ単にエッジの高いもの、『他のボーイズグループはここまでやらないだろう』ということではない。ポップなのはチージー(ダサい)だからやりたくないということでもない。今のBE:FIRSTのアートフォームとしていちばん純度の高いものになりそうで、いちばん正当なもの、いちばん本質的なものが『Mainstream』だった。やりたいのはこっちで、やりたくないのはポップサイドというのはBE:FIRSTを語るうえでふさわしくない」とプロデューサーとしての視座を語った。
その後、BE:FIRSTの7人とSKY-HIとRyosuke “Dr.R” Sakaiがレコーディングスタジオでトラックやボーカルのニュアンスをディスカッションし、実際に、「Mainstream」を録音していく様子が流れた。7人の断片的な歌/ラップから、楽曲のイメージが集積していく。
このレコーディング映像から伝わってくるのは、7人が主体的に細かく意見を言う姿勢だ。それはトラックの展開、ボーカル/ラップのニュアンスのみならず、MVのイメージにも及んだ。その姿はとても真剣だが、とても楽しそうに見えた。
BE:FIRST の名前を冠した楽曲を、100パーセント自分たちの意志のもと、手応えのあるものに仕上げようという意志が貫かれており、結成当初からBE:FIRSTが掲げる「クリエイティブファースト、クオリティファースト、アーティシズムファースト」という三本柱がまさに体現されていた。
Ryosuke “Dr.R” Sakaiは、「『Gifted.』からめちゃくちゃ(7人は)成長していて、アーティストマインドのレベルアップがすごい。例えば、『トラックのここを変更したい』とか、『ここのパートをこういうふうにしてみたらどうですか』といったアイデアがバーッと出てくる。それはこれまでなかったことなので、プロデューサーとして単純にめちゃくちゃ楽しい。彼らの何が一番変わったかというと、自信。人前に出るアーティストとしてのオーラ本気でまとい出していて、それがないとおそらく『Mainstream』という曲は歌えない。アーティストオーラがない人が歌うと着せ替え人形になってしまい、重みも凄みもない曲になってしまう」と話し、BE:FIRSTの急速な進化を裏づけた。
第2話は、SKY-HIの以下のようなコメントで締め括られる。
「『これはBE:FIRSTらしいよね』『これはBE:FIRSTらしくないよね』という判断基準が共通認識として生まれるのは平均3年かかると思っている。でもBE:FIRSTの場合は、オーディションからずっと一緒にいたこともあるが、それ以上に過ごした時間が濃かった。『オーディションからこのペースで成長していたらどこまでいっちゃうの?』って思うかもしれないけれど、そこまで行けるものなんです」。
さらに、「思い起こせばTHE FIRSTが始まった頃から、こういう個性が集結して、こういうグループが生まれて、こういう楽曲を作るのは運命だったように思える」とも話した。
SKY-HIがBMSG設立に掲げたスローガンは「才能を殺さない為に。」だ。そのスローガンに惹かれて集まったSOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEOという7人は、何のかせもなく才能を羽ばたかせることができる環境において、強い意志と覚悟をエンジンに「Mainstream」という“BE:FIRSTらしさ”をより前面に打ち出す楽曲を生み出したのだ。
TEXT BY 小松香里
リリース情報
2023.08.30 ON SALE
SKY-HI / BE:FIRST
SINGLE「Sarracenia / Salvia」
2023.09.13 ON SALE
BE:FIRST
SINGLE「Mainstream」
映画情報
『BE:the ONE』
8月25日(金)より全国公開
監督:オ・ユンドン、キム・ハミン
出演:SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEO
配給:エイベックス・ピクチャーズ
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映画『BE:the ONE』作品サイト
https://befirst-themovie.jp
BE:FIRST OFFICIAL SITE
https://befirst.tokyo/