TEXT BY 土屋恵介
■「Dun Dun Dance Japanese ver.」フルサイズ披露で感じた、パフォーマンス力
10月4日放送の『CDTVライブ!ライブ!4時間スペシャル』に出演し、“うさ耳ダンス”で話題を集める「Dun Dun Dance Japanese ver.」をフルサイズでテレビ初披露した、OH MY GIRL。
楽曲のキャッチーさを存分に高める、彼女たちの歌とダンスのクオリティに驚いた人も少なくないはず。
今回、そんな彼女たちにメールインタビューを実施。その回答をもとにOH MY GIRLのパフォーマンス力に注目していきたい。
まずはこれだけ世間を賑わせている「Dun Dun Dance Japanese ver.」の印象について聞いてみよう。
「すごく爽やかな楽曲で、とっても気に入りました。特にサビのメロディーと繰り返される“Dun Dun Dance”のフレーズは、すぐ皆さんにマネして歌ってもらえる曲だなと思いました」(ヒョジョン)
「初めて聴いた時から、とても軽快で楽しい曲調なので、広々とした道路を走りながら聴きたいなと思いました。 いつ聴いてもテンションが上がるので、ミラクル(OH MY GIRLのファン呼称)に早く音源も聴いてもらって、パフォーマンスを見せたいという思いが大きかったので、フルサイズで披露できてうれしいです」(アリン)
どんどん膨れ上がっていくハッピーな気持ちをメンバーはファルセットやミックスボイスを使って爽快に歌い上げることで、地球から飛び出すくらい幸せに満たされているという“きらめき”を印象づけている。
「ワンフレーズだけでも歌が多彩なんです。なので、皆さんが気持ちよく聴いてくれたらうれしいなと思いました。人はいろんな物事に対して、表情や感情、色、声などすべて異なった表現をしますよね。その多彩さを歌に込めようと努力しています」(スンヒ)
「私は明るいムードを活かすために、声のトーンにこだわりました。あと私のパートが1番と2番の軽快なディスコっぽいところなので、とにかく楽しくリズムに乗って歌うことにもこだわりました」(ビニ)
そして、同曲のダンスにおいて特に印象深いのは、しなやかさと元気さ。メンバーはどんなところに気をつけたのだろう。
「観るだけでもエネルギーを感じられるようにこだわりました。難しかったのは、1番のサビ前で、私がステージに横になっているところをみんなが跨ぐシーンです。メンバーと息が合わないとお互いにケガをしますし、練習も本番もすごく緊張して集中してパフォーマンスしました。でも、その緊張が見えないように、自分の視線もとても気を使っています」(ユア)
「今回のダンスは体力調整にもっとも重点を置きました。勢いよくエネルギーを放つ振りで、最後のフックは体力を消耗するパートなので(笑)、そこをうまく乗り越えていくのもこだわりです」(ミミ)
「激しさもありながら“うさ耳ダンス”は本当にかわいくて。振り付けの練習のとき、アリンちゃんが踊る姿がすごくかわいくて、みんなで微笑みながら見ていました(笑)」(ジホ)
■ロングヒットを続ける、「Nonstop」「Dolphin」
また、ここ最近の彼女たちの活躍はめざましく、昨年韓国で発表した「Nonstop」「Dolphin」は現在もロングヒットを続け、Melonチャートでは480日連続チャートインを記録。先日発売されたシングル「Dun Dun Dance Japanese ver.」に日本語ver.として収録されている。
「こんなに長く注目されるとは夢にも思わなかったです! 特にタイトル曲ではない収録曲をまでたくさん聴いてくださって、これからアルバム準備や活動をする時には今までよりもいっそう責任感が生じると思います。『Dolphin』をたくさんの方がマネして歌ってくださるのを見ると、今も信じられないと思う時が多いです」(ヒョジョン)
「私たちが想像できなかった記録を立てることができてとてもうれしいです。これからももっと良い音楽をお届けしたいと思っています。 もっと多くの方々に聴いていただけるように これからも様々な音楽をお聴かせしたいです」(ジホ)
■“ダンス”にかけた、OH MY GIRLのルーツ
ここで、曲にかけた質問として、「“Dun Dun Dance”な気分になるぐらい最近テンションが上がったこと」を投げかけてみた。
「愛猫ハリーが初めて私の家に来て、その環境に慣れてくれた時です。すごーく“Dun Dun Dance!”な気分になり、写真もたくさん撮りました(笑)」 (スンヒ)
「9月9日に誕生日を迎えたのですが、撮影現場でオーダーメイドのケーキと花束をもらったんです。驚きましたし、すごくありがたくてテンションが上がりました!」(ビニ)
さらに、“Dance”にちなんで、メンバーが本気でダンスに打ち込むきっかけとなった思い出を語ってもらうことに。
「私は姉たちのマネでダンスを始めたのですが…まさかこんなにも自分の未来に影響をおよぼすなんて想像もしてなかったです。当時はWonder Girls先輩の『Tell me』を踊っていたのですが、今考えるとあの曲が私の人生の転換点になったと思います」(ミミ)
「私は子供の頃、祖父母が喜んでくれたのでよく踊っていました。…と言っても、ダンスと呼べるものではなく、頭を回すヘッドバンギングみたいな感じでした(笑)。あの頃から、私はダンスを誰かに見せることが好きになったみたいです。今でも、私がダンスをすると喜んでくれた祖父母のことを思い出しますね」(ユア)
今回出演した『CDTVライブ!ライブ!4時間スペシャル』は、韓国から中継というかたちでの参加だったが、また日本に来た時にやってみたいことを最後に聞いてみた。
「やっぱりコンサートやファンミーティングですね。長い間お会いできなかったぶん、ファンの皆さんと少しでも近くで歌ったり、ハイタッチをしたり、一緒に楽しめるステージを作りたいです」(アリン)
「その日まで、ぜひ『Dun Dun Dance Japanese ver.』をたくさん聴いて待っていてください。この曲が皆さんの応援歌や日常の癒しになってくれたらうれしいです!」(ヒョジョン)
近い将来、OH MY GIRLの願うステージが開催されることを心待ちにしている。
リリース情報
2021.09.22 ON SALE
SINGLE「Dun Dun Dance Japanese ver.」
OH MY GIRL JAPAN OFFICIAL SITE
https://ohmygirljapan.jp/