■元ちとせが、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって歌った反戦歌「死んだ女の子」
元ちとせが歌う反戦歌「死んだ女の子」の最新ライブ映像がYouTubeで初公開された。
「死んだ女の子」はトルコの社会派詩人・ナジム=ヒクメットの詩をロシア文学者・中本信幸が日本語に訳し、その訳詞を読んだ日本を代表する作曲家・外山雄三が作曲した反戦歌。原爆の悲惨さと戦争に反する切なる気持ちを、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって歌った作品。
坂本龍一がアレンジ・プロデュースを手がけた本作は、2005年にニューヨークでレコーディングが行われ、以降毎年、原爆の日・終戦記念日のある8月に期間限定で配信されてきた。また、2015年にリリースした「忘れない〜繰り返さない」をテーマに平和への思いを込めたカバーアルバム『平和元年』にも収録されている。
今回公開されたライブ映像は7月27日に開催された元ちとせのワンマンライブ『Augusta Camp in U-NEXT 〜Favorite Songs〜Vol.2』で収録されたもの。「今、届けたい・歌いたい曲」をテーマに選曲したこのライブの中で、元ちとせは、2023年3月、惜しまれつつこの世を去った坂本龍一を偲び、「死んだ女の子」と坂本が書き下ろしたオリジナル曲「静夜曲」を披露した。
※このライブの模様は8月30日よりU-NEXTにて独占配信
原爆投下から丸60年を迎えた2005年8月6日の夜、TBS系『NEWS23』で広島・原爆ドーム前から坂本のピアノと元ちとせの歌唱が生中継され、世の中に大きな感動と衝撃を与えた。その後も同年の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』や広島で開催された『World Peace Concert “HIROSHIMA” 2013 メモリアルリーディングコンサート』で坂本と共演した他、元ちとせ自身のライブでも歌い続けているが、これまでそのライブ映像はほとんど公開されておらず、今回が初のYouTube公開となる。
「死んだ女の子」は最初の配信リリースから18年を経て、7月27日よりサブスク世界配信がスタート。そして78回目の終戦記念日を迎えた今日、ライブ映像が公開。世界情勢が混迷する今だからこそ、この曲がサブスクやYouTubeといった、より身近なツールを通じてたくさんの人に届き、一人ひとりが平和について考えるきっかけとなるだろう。
リリース情報
2023.07.27 ON SALE
DIGITAL SINGLE「死んだ女の子」
配信情報
U-NEXT『Augusta Camp in U-NEXT 〜Favorite Songs〜 Vol.2』
08/30(水)19:00〜開演予定
見逃し配信期間:見逃し配信準備完了次第〜09/03(日)23:59まで
『Augusta Camp in U-NEXT 〜Favorite Songs〜 Vol.2』配信URL
https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000002360
特設サイト
https://www.110107.com/hajime_chitose
元ちとせ OFFICIAL SITE
https://www.office-augusta.com/hajime/