■さらに、BALLISTIK BOYZ、OWV、BOYNEXTDOORという話題のボーイズグループ5組が国立代々木競技場・第一体育館に集結!
都市フェス『J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market-』が7月15日・16日、『J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market- EXTRA』が7月17日、国立代々木競技場第一体育館と、渋谷の街中のサテライト会場で開催。このたび、最終日17日のレポートが到着した。
『INSPIRE TOKYO 2023』は、J-WAVEが贈る都市型カルチャーフェスティバル。2000年より開催してきたJ-WAVE夏の大型ライブイベント『J-WAVE LIVE』を、J-WAVEおすすめアーティストによるライブに加え、東京ならではのオリジナリティ溢れるフードエリアやマーケットなども併設し、一日中気軽に、楽しく、美味しく過ごすフェスへとパワーアップ。“MUSIC” “FOOD” “ART” “FASHION” “ETHICAL”など、東京のど真ん中から発信する様々なCULTUREを、日本全国、そして世界にも運んでいく=INSPIREしていく、すなわち、東京と世界が響き合い、影響し合うフェスティバルを目指している。
7月17日は、BE:FIRST、BALLISTIK BOYZ、OWV、BOYNEXTDOOR、MAZZELの全5組が出演。イベント最終日を盛り上げた。
なお、本イベントの模様は、8月10日19時~21時55分に、J-WAVEにて『J-WAVE SPECIAL INSPIRE TOKYO ~AFTER THE FESTIVAL~』として放送される。
※メイン写真:MAZZEL
【7月17日ライブレポート】
■MAZZEL
この日のトップバッターは、SKY-HIが代表取締役CEOを務めるBMSGから5月にデビューを果たしたばかりの8人組グループ・MAZZEL。彼らが登場するなり客席からは大歓声が上がり、その期待値の高さを思わせる。
1曲目はきらびやかなデビュー曲「Vivid」。縦一列から横一列…と次々とフォーメーションを変えながら、表情豊かなパフォーマンスと多彩な歌声を聴かせていく。この日が初フェス、初アリーナとなった彼ら。MCでは「緊張している」とその心境を明かしていたが、ファンの歓声も味方につけ、楽しみながら楽曲を届けていく。
ラストナンバーは、EIKIが「これがMAZZELです」と宣言してから始まった、彼らのプレデビュー曲「MISSION」。その直前に「また皆さまにお会いできるように僕たちも全力で走っていきます」と再会を口にしていた8人は、その決意を全身で表すような気迫のパフォーマンスを見せ、20分間という短いステージでありながらも大きな爪痕を残していった。
■BOYNEXTDOOR
続いて登場したのはSUNGHO、RIWOO、JAEHYUN、TAESAN、LEEHAN、WOONHAKの6人からなる、HYBE傘下のレーベルKOZ ENTERTAINMENT発のボーイグループBOYNEXTDOOR。5月30日に1stシングル「WHO!」でデビューを果たした彼らは、今回が日本での初パフォーマンスとなった。
舞台上にひとつの“DOOR”が運び込まれ、JAEHYUNがその扉を開けると同時に「One and Only」がスタート。6人は扉を使ったキュートなステージングで観客を釘付けにした。MCでは「日本語はまだそんなに上手ではないですけど…」と心配しながらも日本語で挨拶。さらにBOYNEXTDOORというグループ名に「“隣の少年たち”のように親しみやすく、自然な魅力で人々の心に寄り添っていく」という意味が込められていることも説明した。
彼らは「WHO!」収録曲のほかにimaseの「NIGHT DANCER」のカバーも日本語歌詞で披露。集まったファンを喜ばせた。歌唱後には「僕たちの曲も日本語で歌える日が待ち遠しい」とさらなる日本での活躍に期待を寄せ、終始愛くるしい姿で会場のファンを魅了した6人。日本での再パフォーマンスを誓い、熱狂の初日本ステージを締めくくった。
■OWV
スキルフルなパフォーマンスはもちろん、サービス精神旺盛なステージングでも魅せたのはOWV。彼らは「Last scene」「Sound the Alarm」「UBA UBA」と序盤からアグレッシブなステージを展開していく。
そんな彼らの“攻め”の姿勢はMCにも。『INSPIRE TOKYO 2023 EXTRA』がJ-WAVEのイベントであることから、ステージ上に机と椅子、そして「ON AIR」の表示を並べ、なんと架空のラジオ番組「OWVのどこでも聞いてっちゃって」をスタートさせてしまったのだ。トーク内容はこの日の共演者からもらった質問に回答するという、人懐っこいOWVならではの企画。「好きな食べ物は?」(MAZZEL)、「尊敬するアーティストは?」(BALLISTIK BOYZ)、「朝食べたものは?」「好きな屋台は?」(共にBE:FIRST)、それぞれに回答する形でトークを展開し、観客を楽しませた。
本田康祐いわく“夏にぴったりな”「Get Away」では、4人がラジオブースセットに座ったまま歌い始めるというユーモア溢れる演出でライブを再開。「What you waitin’ for」から始まったラストスパートでは、ひときわパワフルなボーカルとスキルフルなダンスを見せつけ、最後は爽やかなロックチューン「Gamer」で、その個性溢れるステージを締めくくった。
■BALLISTIK BOYZ
BALLISTIK BOYZは、細やかでありながらも感情を爆発させるようなパフォーマンスで、序盤から駆け抜けていく。「VIVA LA EVOLUCION」ではアクロバットを披露し、映画『HiGH&LOW THE WORST X』の劇中歌「We never die」では重低音とハードなラップを轟かせるなど、あっという間にBALLISTIK BOYZの世界へと誘った。かと思えば、切ない歌声が印象的な「ラストダンスに BYE BYE」、ミッドバラード「All About U」をしっとりと歌い上げ、観客の胸を打つ。さらにはダンストラックも。7人はしなやかなソロパフォーマンスを順に披露し、全員が歌とダンス、いずれにおいても確かなスキルを持ち合わせていることを証明した。さらにR&Bチューン「Animal」が始まれば、バラードを味わうために座っていた観客が一斉に立ち上がるなど、楽曲の求心力の高さも感じさせた。後半は夏を感じさせるセットリストに。「ANTI-HERO’S」から始まったメドレーでは、盛り上げるのはお手の物とばかりにコールアンドレスポンスやクラップを煽り、さらに観客をヒートアップさせる。ラストはタイのアーティストTRINITYとコラボした楽曲「Drop Dead feat. TRINITY」。日本代表としての誇りを感じさせるように、ひときわエネルギッシュに同曲を届けた。
■BE:FIRST
トリを飾るのはJ-WAVEでレギュラー番組『Amazon Music MILLION BILLION』を担当しているBE:FIRST。暗転した場内に「BF is…」の歌い出しが響きわたり、そのライブの幕を開ける。気迫のボーカルワークで惹きつけたあとは、SOTAの魅力が炸裂した「Milli-Billi」を続け、息もつかせぬほどの迫力で楽曲を続けていく。
一方で「Don’t Wake Me Up」ではステージの端まで進んでファンとのコミュニケーションも取り、「Spin!」ではRYOKIが魂のこもったラップで会場を掌握するなど、緩急をつけたステージングで終始観客の心を掴んで離さない。
終盤、「Smile Again」「Message」が続けられ場内に柔らかな空気が広がったあと、LEOが「皆さんの顔を見て、今日という日があってよかったなと心から思います。僕たちはこれから、パズルのピースをあけて音楽を渡します。次会うときまでにいろんな想いをそのパズルに当てはめて、また会いに来てください」と彼らしい言葉選びで再会を誓い、「Bye-Good-Bye」へ。最後には銀テープが飛び出し、華やかにフィナーレを彩った。…なんて冷静にさせてくれないのがBE:FIRST。最後に「Scream」をねじ込み、歌詞どおり圧巻のステージで、3日間におよぶ『J-WAVE INSPIRE TOKYO 2023』の幕を下ろした。
『J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music&Market-』
<7月17日 セットリスト>
■MAZZEL
1. Vivid
2. CAME TO DANCE
3. Fantasy
4. MISSION
■BOYNEXTDOOR
1. One and Only
2. But I Like You
3. imase – NIGHT DANCER
4. Serenade
■OWV
1. Last scene
2. Sound the Alarm
3. UBA UBA
4. Time Jackerz
5. Get Away
6. Summer Days
7. What you waitin’ for
8. Tararam
9. Gamer
■BALLISTIK BOYZ
1. Ding Ding Dong
2. VIVA LA EVOLUCION
3. We never die
4. ラストダンスに BYE BYE
5. All Aroud The World
6. All About U
7. Animal
8. ANTI-HERO’S
テンハネ -1000%-
PASION
9. SUMMER HYPE
10. WAVIN’
11. Drop Dead (feat. TRINITY)
■BE:FIRST
1. BF is…
2. Milli-Billi
3. Boom Boom Back
4. Don’t Wake Me Up
5. Brave Generation
6. Spin!
7. Move On
8. Smile Again
9. Message
10. Shining One
11. Bye-Good-Bye
12. Scream
TEXT BY 小林千絵
PHOTO BY Tsukasa Miyoshi <Showcase>
『J-WAVE INSPIRE TOKYO 2023』公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/special/inspire2023/