■「SUPER BEAVERはいつも急に来るね」
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』の大ヒット御礼舞台挨拶が、7月17日、東京・丸の内ピカデリーにて実施された。
キャスト陣の登壇を今か今かと待ちわびる場内超満員の観客とライブビューイングで繋がる全国の観客の熱気が最高潮となるなか、MCからの呼びかけで北村匠海、山田裕貴、間宮祥太朗が登場すると、割れんばかりの歓声が。キャスト陣は歓声を浴びながら、手を振ってファンの呼びかけに応えるなど、ファンサービスを行った。
前編『-運命-』の終映が7月27日と迫り、2作合わせて鑑賞できるタイミングも残りわずかとなっていることについて北村匠海は「男女問わず、年齢問わず、いろんな方が愛してくださってるなと感じています。前編・後編と分けることなく、1本の作品として区切りなく撮っていたので、続けて観ていただいてこの作品が初めて完成すると思ってますので、ぜひ観ていただきたいです」と、後編『-決戦-』についての周りからの反響に感謝するとともに、2部作となった本作への想いを語った。
その後、本作の主題歌を務めたSUPER BEAVERがスペシャルゲストとして登場。「SUPER BEAVERはいつも急に来るね」と『東京リベンジャーズ』ではおなじみのヒナタのセリフを引用したリアクションに、ゲストと会場から「おおー!!」と声が漏れ、「なんだろう、ちょっとキュンとした!」と山田裕貴も感心しきりでコメント。「なんでそっちがキュンとしてんの!」とボーカル渋谷龍太からツッコミが入るなど、非常に和やかな雰囲気が垣間見えた。
エンドロールで流れる主題歌「儚くない」も「泣ける!」と多くの絶賛の声が上がっていることを受けて、ギターの柳沢亮太は「タケミチがヒナタを救い、共に生きる未来に辿り着きたいっていう気持ちが、すごく根底に流れている作品だと思うんですけど、その中でそれぞれの登場人物が人を思い、思われ、行きつくところは、やっぱり共に生きていきたいっていう気持ちなのかなっていうことを素直に楽曲にさせていただきました」と、歌詞に込めた想いを明らかにした。
続いて、熱い夏にちなみ、本作でいちばん熱いと思う漢を各々がフリップに書いて、エピソードを披露するフリップトークへ。北村「英勉監督」、山田「たくみっち(北村)」、間宮祥太朗「山田」、渋谷「山田」と一斉に発表。渋谷が山田がパーソナリティを務めるラジオ番組に出演した際に、自身の楽曲を熱唱してくれたエピソードを披露し、「その作品に対する思いであったりとか、やっぱりものすごく前のめりだなっていうのを感じたので、彼はやっぱすごく根が熱いやつなんだろうなっていうのを感じたので選びました」と理由を語った。これには北村「確かに業界一熱い漢(おとこ)ではありますね」、間宮「なんか自動的に、熱い漢って言われたら、山田裕貴ってなりますね」と納得の様子。
熱い漢を語り合ったところで、原作者:和久井健からイラストとコメントが届いていることがMCから告げられると、ゲスト一同は大盛り上がり! 「パワー貰いました!! 『東リベ2』最高!!」と、MCが和久井のコメントを代読。「すげー!!」「欲しい!」などと声が上がるなか、イラストに描かれた原作キャラクターたちの構図と同じようにポージングを決めるひと幕も見られた。
さらに、ここでSUPER BEAVERが、主題歌「儚くない」を特別にアコギ&ボーカルで生披露。初めて楽曲を聴いたときの感想について北村は、「痺れましたし、泣きました。『名前を呼ぶよ』(前作主題歌)から、僕はもうSUPER BEAVERは東卍の一員だと思っていますし、『東京リベンジャーズ』という作品の一貫しているメッセージを音楽でもちゃんと言葉として貫き通してくれて、マジでかっこいいと思いました」と絶賛。ラジオでも熱唱してしまうほどのファンである山田は歌詞を引用しながら熱く語り、北村から「平熱高いね~(笑)」と思わず止めが入り、コメントを控えていた間宮からは「やりづれぇわ!」と鋭いツッコミが入り、笑いが起こっていた。
そんなキャスト陣の熱い想いを受けるなか、渋谷とギターの柳沢が音合わせを始め、準備が整うと先程とは打って変わり、場内は静寂に包まれる…。通常とは違うスローなテンポでギターの旋律が流れ、しっとりとそして力強い歌声で会場は魅了され、思わず涙する人も多数見受けられた。
客席でライブのように聴いていたキャスト陣は顔を見合わせ、「ヤバい、、!」「鳥肌が立った」と思わず言葉を失うほど感動し、余韻を噛みしめている様子が窺えた。それを受けて渋谷は「嬉しいですね。観に来てくださっている方の前で歌うっていうのももちろんなんですけども、キャスト陣の前で歌を歌うってことはほぼないことではありますし、僕らからすると、スクリーンで大活躍してた人たちっていう感じだから、照れくさいような気持ちもありつつ、すごくありがたい経験をさせていただいているなっていうのを、しみじみ思いました」と感謝を綴った。
最後に北村から「たくさんの方に観ていただいている。その反響もすごくうれしいですし、本当にいろんな壁に何度もぶち当たりながら、全員で頑張ってきた、そして全員で1度も諦めなかった。全員がタケミチのように何度も立ち上がって、前に進み続けたこの作品を皆さんがまずは愛してくれているということ、本当にそれに尽きます。皆さんの心の中にいくつになっても、この先10年、20年先でも、また見直したいな、聴き直したいなって思えるものができたと、僕はすごく自信を持っていますので、この先もずっと愛していただければうれしいです。本当にありがとうございました。また会いましょう」と深い感謝と熱い想いを語ると、会場からは北村の言葉に応えるように絶え間なく拍手が起こり、冷めやらぬ熱気と大歓声と共にイベントは終了した。
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』作品サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/tokyo-revengersjp/
SUPER BEAVER OFFICIAL SITE
https://super-beaver.com/