■作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)は、少女たちから狂気にも似た恋心をぶつけられる高校生“たとえ”を熱演!
山田杏奈&作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)&芋生悠出演、綿矢りさ原作の映画『ひらいて』(10月22日全国ロードショー)より、新場面写真が解禁された。
本作は芥川賞作家・綿矢りさが、高校生の思いつめた恋心や暴走する想いを描き、人間の根源的な愛を問う同名小説を、弱冠26歳・新進気鋭の若手監督・首藤凜による脚本・監督にて映画化したもの。
学校でも優等生でビジュアルも良く人気者の“愛”。恐れを知らない彼女の熱い恋心は、彼の“恋人”にまで向けられ、物語は三角関係だけにとどまらない方向へと進んでいく……。エキセントリックでありながらも切実な純愛を描き、いかなる恋愛映画も及ばなかった境地に行き着く、青春映画の系譜を飛び越えた本作。乱反射する少女たちの、切実で、熱く、ゆがんだ恋物語が展開する。
本日9月30日は、本作の西村たとえを演じた作間龍斗の誕生日。このたび、19歳の誕生日を記念して新場面写真が解禁された。
教室では目立たない存在のたとえ。しかし、その儚げで優しい雰囲気の横顔は、どこか引き寄せられる魅力をまとっている。
本編の序盤にある、施錠されている深夜の学校に愛(山田杏奈)が忍び込むというシーン。愛はある強い動機を持って、開かない柵をよじ登ったり、窓枠を歩いたりとイタズラの範疇を超えた危険な行動に出るのだが、そんなシーンの撮影の際、作間は自分の出演シーンが終わっているのにもかかわらず見学を直訴。首藤監督から「愛はこのくらいの暴力性でくるから」と説明を受け、最後まで真剣に山田の演技を見つめ続けていた。そんな作間に首藤監督は「彼なりに何かを感じ取って、その後のたとえとしての気持ちを作ってくれたように思います」と語る。
この日に限らず、作間は自分の撮影が終わっても山田と芋生の撮影を残って見学し、芝居に対する貪欲さを感じさせた。
さらに、それまでは穏やかで決して本心を見せなかったたとえが、初めて愛に対して激しい言葉を発し、意外な行動に出るシーンでは、初めて作間自ら、たとえの演じ方について自分の意見を監督に提案したという。
「私のイメージではもっと突き放す感じだったんですが、作間さんはこれはちょっと言えないと。でも愛に対して同情というか、“この人かわいそうだな”って気持ちを持てたら言えると思いますとおっしゃるので、実際リハーサルでやってみたら、私が思っていたよりも良かったんです。これはたとえの優しさなんだと、私自身発見できたところがありました」と監督は作間の役作りとその演技を絶賛する。
そんな作間は、大切な恋人を想いながら、また別の少女からも狂気にも似た恋心をぶつけられるたとえをどのように向き合って演じたのか、芝居に対する貪欲さを見せたその演技に注目だ。
映画情報
『ひらいて』
10月22日(金)全国ロードショー
出演:山田杏奈
作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 芋生悠
山本浩司 河井青葉 木下あかり
板谷由夏 田中美佐子 萩原聖人
監督・脚本・編集:首藤凜
原作:綿矢りさ『ひらいて』(新潮文庫刊)
音楽:岩代太郎
主題歌:大森靖子「ひらいて」
配給:ショウゲート
(C)綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会
【あらすじ】
高校3年生の愛(山田杏奈)は、成績優秀、明るくて校内では人気者。
そんな彼女は、同じクラスの“たとえ”にずっと片思いをしている。
彼はクラスでも目立たず、教室でもひっそりと過ごす地味なタイプの男子。だが寡黙さの中にある聡明さと、どことなく謎めいた影を持つたとえに、愛はずっと惹かれていた。
自分だけが彼の魅力を知っていると思っていた。
しかし、彼が学校で誰かからの手紙を大事そうに読んでいる姿を偶然見てしまったことで事態は一変する。
「たとえに、恋人がいるのではないか――」その疑惑がぬぐいきれず、愛はある夜、悪友たちと学校に忍び込み、その手紙を盗んでしまう。
手紙の差出人は、糖尿病の持病を抱える地味な少女・美雪。その時、愛は、初めてふたりが密かに付き合っていることを知るのだった。それが病気がちで目立たない美雪(芋生悠)だとわかったとき、いいようのない悔しさと心が張り裂けそうな想いが彼女を動かした――。「もう、爆発しそう――」
愛は美雪に近づいていく。誰も、想像しなかったカタチで……。
映画『ひらいて』作品サイト
http://hiraite-movie.com/