■さらに、奥田民生、大原櫻子、家入レオ、羽毛田丈史、今井美樹、徳永英明、Jazztronikがホットなステージを展開!
『葉加瀬太郎音楽祭』京都公演が、6月3日・4日に京都・上賀茂神社で開催され、2日間で11組のアーティストが競演し会場を沸かせた。
『葉加瀬太郎音楽祭』は、2002年から『情熱大陸ライブ』、『葉加瀬太郎フェス』と17年間続いた葉加瀬太郎の恒例夏フェスに連なる音楽イベントとして、2019年6月に京都・上賀茂神社で初めて開かれ、今回で3度目の開催となる。
【DAY1(6月3日)】
■大原櫻子
前日の大雨も止み、素晴らしい好天のなか、初日公演は15時30分にスタート。トップバッターを務めたのは大原櫻子。「こんなに太陽に向かって話すのは始めてで、神社で歌うことも始めてです。葉加瀬さん、皆さん、呼んでいただいてありがとうございます」と参加へのうれしさを話し、新曲「JUMP!」をはじめ4曲を演奏した。
■家入レオ
続いては家入レオ。葉加瀬太郎とは2015年の『情熱大陸ライブ』以来、8年ぶりとなる。「当時、私は20歳で…時の流れをすごく感じました」と葉加瀬との8年ぶりの共演に感無量。公演前に上賀茂神社でひいたおみくじでは、スタッフが大吉だったのに自身は末吉だったとションボリ気味だったが、ライブは元気全開。「君がくれた夏」や「未完成」等のヒット曲を惜しげなく披露し、25分のステージを完走した。
■羽毛田丈史
3番目にステージに表れたのは、本公演の音楽監督も務める葉加瀬の盟友、羽毛田丈史。流麗なピアノを上賀茂神社の杜に響きわたらせ、場内を清涼感に包み込んだ。
■今井美樹
4番目に登場したのは今井美樹。3曲目に披露したのは1990年にリリースされた「雨にキッスの花束を」。「シンガーソングライターのKANちゃんが若いときに作ってくれた曲なんですが、ほんとに大好きな曲で…。今日は、ほんとに久しぶりに歌います」と、作曲者である病気療養中のKANを気遣う。懐かしい楽曲の披露に客席を沸かせ、25分のステージを終えた。
■徳永英明
トリ前は徳永英明。『葉加瀬太郎音楽祭』には2022年に続いての出演。1999年に発表された「青い契り」から始まった徳永のステージは、「レイニーブルー」「壊れかけのRadio」とお馴染みの曲の連打で場内はしっとりとした空間に。客席は徳永の声に聴き惚れる。葉加瀬は4曲目にジョイン。学生時代によく聴いていたという葉加瀬のたってのリクエストで「最後の言い訳」を共演。葉加瀬のバイオリンと徳永のボーカルの絡みは場内を震わせるほどの素晴らしさだった。
■葉加瀬太郎
そしてオオトリは、イベントオーガナイザーでもある葉加瀬太郎。時刻は18時前。薄暗くなり始めた空に突き刺さるように「Joy of life」の優雅で軽快なバイオリンが響く。ミディアムテンポの「ひまわり」等でゆっくりと会場を温めていき、ラストは葉加瀬の「よっしゃ行くぞー! みんな立っていくぞー!」のかけ声を合図に、灼熱の熱帯を彷彿させるアレンジのご存じ「情熱大陸」に突入。オーディエンスも総立ちでエモーショナルな演奏に応え大団円に。
こうして6組のアーティストが3時間超に及ぶ競演を繰り広げた『葉加瀬太郎音楽祭』京都公演初日は終了。葉加瀬は全出演者のステージに上がり競演。大原櫻子のステージでは、彼女のピンクの衣装に合わせ、ピンクシャツに赤パンツ姿で登場、各出演者に寄せた衣装で表れ、客席から喝采を浴びた。
【DAY2(6月4日)】
■奥田民生
『葉加瀬太郎音楽祭』京都公演2日目は、奥田民生で幕を開けた。1曲目に「イージュー★ライダー」を歌い会場を一気にヒートアップさせると、2曲目から早くも葉加瀬太郎が登場。奥田民生のペイズリー柄シャツにブラックデニムに合わせた衣装で表れた葉加瀬を見て「ほんとにちゃんと、直前にナニ着るか確認すんのね…」と、改めて葉加瀬の寄せ具合に感心する。葉加瀬との競演は「マシマロ」他、全2曲に及び、ラストは「愛のために」で締め、25分のステージを爆走した。
■松下洸平
2番手は『葉加瀬太郎音楽祭』初参加の松下洸平。松下のシャツ&ブルーデニムに寄せてきた葉加瀬のコスチュームに「着替えてるやん…いつの間に?」と驚く。2022年秋にリリースされたアルバムに収録の「エンドレス」を葉加瀬のバイオリンと共に歌い上げ、初共演とは思わせない安定感あるパフォーマンスを見せつけた。
■Jazztronik
前日の羽毛田丈史に続き、2日目のインストゥルメンタルコーナーは野崎良太率いる音楽プロジェクトのJazztronik。90年代後半、野崎が葉加瀬に自身のデモテープを渡して以来の交遊だ。ステージ中央に置かれたフルコンポピアノを弾く野崎の側に寄り添うように、葉加瀬がバイオリンを奏でる。なんと葉加瀬はJazztronikのすべての演奏曲に参加し、師弟の素晴らしい演奏を聴かせた。
■EXILE TAKAHIRO
4番目に登場したのはEXILE TAKAHIRO。ハートフルなアップテンポナンバー「Love Story」のイントロが場内に流れ、ステージに現れるや会場からは大きな歓声が飛び交う。葉加瀬は3曲目から参加。衣装はもちろんTAKAHIROに寄せたオールブラック仕様。EXILE時代のナンバー(のちにソロでもカバー)「運命のヒト」は、ピアノアレンジバージョンで披露。TAKAHIROによると、この日の朝。宿泊先のホテルのジムで偶然にもこの曲が流れたそう。「葉加瀬さんの鶴のひと声か? と思ってビックリしました。京都中からおもてなしされてんのかと…」と話すと、葉加瀬から「ソンなわけないじゃん!」と突っ込まれるひと幕も。ラストは「たぶん皆さん、ご存知の曲を歌います! 皆さん歌ってください!」と「Choo Choo TRAIN」をたたき込み、場内をこれ以上ないほどにヒートアップさせ、ステージを降りた。
■藤井フミヤ
トリ前は、2023年でデビュー40周年を迎える藤井フミヤ。『情熱大陸ライブ』『葉加瀬太郎フェス』と葉加瀬が主宰する音楽イベントでは最多出場を誇るひとりでもある。「TRUE LOVE」やチェッカーズ時代のナンバーを惜しげなく披露し、オーディエンスも大興奮。「いや~『星屑のステージ』やばいですよね~」と登場した葉加瀬は、ふたりでこれまでの競演の思い出話に花を咲かせる。ディズニー映画『ヘラクレス』主題歌の日本語版カバー「Go the distance」で葉加瀬と共演。映画の情景が思い浮かぶ素晴らしいコラボレーションを披露し、客席を堪能させた。
■葉加瀬太郎
そして、2日目もオオトリは葉加瀬太郎。前日同様、1曲目は「Joy of life」。演奏が終わると音楽監督の羽毛田丈史と共に、本音楽祭の前身イベントとなった2017年の『福岡音楽祭』を振り返る。『情熱大陸ライブ』や『葉加瀬太郎フェス』は真夏の開催であったため、出演者や観客への負担も多く、深緑香る6月度の開催に至った経緯を話す。メンバー紹介を経てラスト2曲はアップチューンの連打。「情熱大陸」では「みんな立っていくぞー! いいね~ハカセンス、懐かしいね~! いいよ~振って振って!」と煽ると、会場のあちこちで一斉に公演グッズの「ハカセンスライト(扇子型ライト)」が振られ、圧巻の光景が広がる。そして場内のピークは最高潮に達し、3時間超に及んだ『葉加瀬太郎音楽祭』2日目も無事終了した。
『葉加瀬太郎音楽祭』は、今後、会場を東京・明治神宮外苑総合球技場 軟式球場に移して、6月10日に開催。また、京都公演の模様は、Rakuten TV にて6月17日より配信がスタートする。
<セットリスト>
【DAY1】
大原櫻子:明日/瞳/JUMP!/.I Will survive
家入レオ:ずっと、ふたりで/君がくれた夏/僕たちの未来/未完成
羽毛田丈史:The Water Flows to the Sea /My Favorite Things/地球に乾杯
今井美樹:PRIDE /雨にキッスの花束を/他
徳永英明:レイニーブルー/壊れかけのRadio /最後の言い訳/他
葉加瀬太郎:Joy of life /ひまわり/情熱大陸/他
【DAY2】
奥田民生:イージュー★ライダー/マシマロ/他
松下洸平:Way You Are/02.Only You/03.エンドレス/04. Music Wonder
Jazztronik:Butterfly Dance/守破離/SAMURAI
EXILE TAKAHIRO:Love Story/運命のヒト(Pf Ver)/Choo Choo TRAIN /他
藤井フミヤ:TRUE LOVE/Go the distance/他
葉加瀬太郎:Joy of life /ひまわり/情熱大陸/他
ライブ情報
『葉加瀬太郎 音楽祭 2023』東京公演
06/10(土)東京・明治神宮外苑総合球技場 軟式球場
出演;葉加瀬太郎、今井美樹、EXILE TAKAHIRO、奥田民生、CHEMISTRY、ゴスペラーズ、近藤真彦、さだまさし、羽毛田丈史、藤井フミヤ
配信情報
Rakuten TV『葉加瀬太郎 音楽祭 2023』京都公演
Day1:06/17(土)19:00~
Day2:06/18(日)19:00~
※見逃し配信:06/25(日)23:59まで
『葉加瀬太郎 音楽祭 2023』公式サイト
https://hakasetaroongakusai.com/