■映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の公開記念舞台挨拶が大盛況!「歴史ある素敵な旅館はまるで原作のなかに入ったかのような場所で、その世界観のなかで撮影できて楽しかった」(長尾謙杜)
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の公開記念舞台挨拶が5月27日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の高橋一生、共演の飯豊まりえ、長尾謙杜(なにわ男子)、美波、渡辺一貴監督が登壇した他、木村文乃がリモートで参加した。また、舞台挨拶の様子は、全国102スクリーンで生中継された
主人公の人気漫画家・岸辺露伴役の高橋は、満員御礼の会場に向けて「昨日からの公開ですごく盛況とのことでうれしく思っています。これだけ期待して待っていてくれた方々がいらっしゃったのだと胸を熱くしております。今日もこの舞台挨拶のために9万2,000人の方がご応募してくださったそうです」と熱烈な注目度の高さに感激。
また、印象的なシーンの話題になると、高橋は2日間にわたて行われたルーヴル美術館ロケを回想し、「ルーヴル美術館内で撮れたのは幸福だったと思います。出てくる生き物までお芝居をしてくれていました。繊細な動きをCGなしでやってくれたので、あの生き物は影の立役者だと思います」と撮影時のエピソードについて明かした。
続いて、露伴の担当編集で露伴の取材にいつも付き添う泉京香役の飯豊は「人のいないルーヴル美術館を体験できたのは貴重な時間でした」と高橋と同じくルーヴル美術館内での撮影を思い出に挙げ、ルーヴル美術館文化メディエーション部の職員で、日本からやってきた露伴と京香をアテンドするエマ・野口役の美波も「閉館後の夜から朝にかけて撮影したので、途中でちょっと変なテンションになった。でも楽しかった」と話し、邦画では今回で2作品目に許可が下りた貴重なルーヴル美術館での撮影に心躍らせた様子。
露伴が青年期に出会う謎の女性・奈々瀬役の木村と、漫画家デビューしたばかりの頃の青年時代の露伴を演じた長尾は福島の会津で行われた老舗旅館でのロケを回想し、木村が「日本の会津もパリに負けていなかった」と振り返れば、長尾も「歴史ある素敵な旅館はまるで原作のなかに入ったかのような場所で、その世界観のなかで撮影できて楽しかった」と報告。
加えて長尾は木村から「露伴の若い頃はこうだったと思わせる立ち振る舞いが素晴らしかった」とその演技力を賞嘆されると、「木村さんは漫画で見た奈々瀬さんそのものでミステリアス。触ったら消えてしまいそうですごいと思った」と返礼し、現場の雰囲気の良さも伺わせた。
続けて、渡辺監督は初の長編劇場作品となった本作の撮影について「すべてのシーンが思い出深い。ロケハンも楽しくて、運命的な出会いもありました。会津ではロケハン最終日に行ったところで幻想的な場所を見つけることができた。撮影場所に恵まれた作品です」と胸を張り、ロケハンから撮影までの出来事を回顧した。
イベントでは、この世で「最も黒い絵」にまつわる謎に迫っていくストーリーにちなんで“黒”にちなんだトークも展開。
高橋は撮影中に美波から「一生さんって黒いですよね。目のなかが井戸の底のようだ」と言われたことを明かし、「それに対して僕は『自覚しております』と言いました。今稽古中の別の現場でもある女優さんから『目の奥が真っ黒』と言われたので、『そうでしょうね』と言いました。もう“黒 一世”でいいと思います」と認め、会場が笑いに包まれる場面も。
一方、関西生まれの長尾は「お店で買い物をするときに、ほかの店のほうが安いのでは? と値段を気にしてしまう。僕はケチで黒いと思います。値段はしっかりと見ます」と告白し、トップアイドルの意外な倹約家ぶりを明かした。
あっという間に終了の時間が迫り、最後に主演の高橋は「この作品は娯楽作品です。娯楽作品は人の心を動かしえるものだと思っています。この役をいただけたのであれば、はっきりとした虚構の世界で夢の世界を皆さんに観ていただいて、現実に生きる力を携えていただきたいと3年間やってきました。その集大成がこの作品には詰まっています」と思い入れたっぷりにアピール。
作品の消費スピードが速まっている時代性に触れながら「これは原作にも書かれていることですが、露伴の露には儚いという意味が込められているそうです。僕は俳優としてその儚いものとともに過ごしていきたいと思っています。皆さんも皆さんなりにこの儚いものと共に過ごしていただき、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を長く大切にしていただきたいです」と呼び掛け、名残り惜しさが残るまま舞台挨拶は幕を閉じた。
また、イベントの最後には岸辺露伴の特殊能力“ヘブンズ・ドアー”型のお面を着けた会場の観客と一緒にフォトセッションも実施された。
映画情報
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』
大ヒット上映中!
出演:高橋一生 飯豊まりえ / 長尾謙杜 安藤政信 美波 / 木村文乃
原作:荒木飛呂彦『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(集英社 ウルトラジャンプ愛蔵版コミックス 刊)
監督:渡辺一貴
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔/新音楽制作工房
人物デザイン監修・衣裳デザイン:柘植伊佐夫
製作:『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』 製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、NHKエンタープライズ、P.I.C.S.
配給:アスミック・エース
(c) 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (c) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
リリース情報
2023.07.12 ON SALE
なにわ男子
ALBUM『POPMALL』
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』作品サイト
kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp
なにわ男子 OFFICIAL SITE
https://www.johnnys-net.jp/page?id=artistTop&artist=56