■妹・トシ(森七菜)の葬式のシーンで「トシがいなければもう俺は何も書けない」と泣き崩れる賢治(菅田将暉)に、政次郎(役所広司)が「宮沢賢治の一番のファンになる」と賢治に訴える映画本編で最も印象深いシーン
全国公開中の映画『銀河鉄道の父』より、役所広司と菅田将暉が参加した、緊迫の5分1カット長回しを行った撮影メイキング映像が解禁された。
本作は作家・宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点から、賢治への無償の愛を貫いた宮沢家の人々の究極の家族愛を描いた小説『銀河鉄道の父』(門井慶喜著)を映画化。『八日目の蟬』『いのちの停車場』など手掛けた人間ドラマの名手・成島出監督がメガホンを取り、役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯らが出演。
このたび、解禁となったのは妹・トシ(森七菜)の葬式のシーンで「トシがいなければもう俺は何も書けない」と泣き崩れる賢治(菅田将暉)に、政次郎(役所広司)が「宮沢賢治の一番のファンになる」と賢治に訴える、映画本編で最も印象深いシーンのメイキング映像。
このシーンはマジックアワーの火葬撮影だったため、成島監督からワンテイクでいきたいとオーダーがあり、クレーンとレールに乗った2台のカメラで、日没時の明かり、火葬場の火の照らし具合からその瞬間を狙った一発勝負の撮影となった。
「何があっても止めないでください」とスタッフ、キャストに緊張感が広がる中、カメラが回り、1カット5分。役所と菅田も集中力を切らさず熱演。撮影スタッフ、キャスト陣、全スタッフのチームワークにより感動の1シーンが完成した。
日本中に感動を巻き起こしている本作は海外展開も続々決定。6月に開催される『トロント日本映画祭2023』では、成島出監督の特別監督賞受賞が決まり、コンペティション部門オープニング上映が決定している。さらに第25回上海国際映画祭での正式招待の決定や、台湾公開も決定している。
さらに5月26日、kino cinema立川髙島屋S.C.館にて、声出しOKのイベント上映『笑おう!泣こう!声出し銀河上映』が開催決定。
当日は、来場者にオリジナル手拭いのプレゼントもあり、周りを気にせずみんなで笑って、みんなで泣こうという企画となっている。上映後は成島監督のトークイベントも決定。詳細は映画公式サイトまで。
映画情報
『銀河鉄道の父』
全国公開中
出演:役所広司 / 菅田将暉 森七菜 豊田裕大 / 坂井真紀 / 田中泯
監督:成島出
原作:門井慶喜『銀河鉄道の父』(講談社文庫)
主題歌:いきものがかり「STAR」
配給:キノフィルムズ
(C)2022「銀河鉄道の父」製作委員会