■「離れていても相手のことを想い、それだけで幸せな気持ちになれること、そう思える人が1人でもいることが『ぬくもり』そのものなんじゃないかと思いました」(川崎鷹也)
川崎鷹也が5月18日に自身最大規模となる全国ツアー『あなたとのぬくもり』Zepp Haneda公演でバンド公演を完走。ライブ終了後に6月14日リリースの3rdアルバム『ぬくもり』のタイトル曲「ぬくもり」のMVが公開された。
会場によってバンドメンバーと一緒に行うバンド公演と、川崎の弾き語り公演とがあった今回のツアーは、Zepp Haneda公演をもってバンド公演が完走。残すところ7月1日の山口県での弾き語り公演のみとなった。ライブではアルバム『ぬくもり』の収録楽曲も披露され、その壮大なバンドアレンジで会場を沸かせた。
デビュー以来、歓声ありのライブをなかなか行えなかった川崎。今回のツアーでは歓声が解禁となり、生の歓声を一身に浴びた。普段の川崎のライブスタイルは、観客はライブの間中ずっと椅子に座って楽しむというものだが、本公演ではアンコールで観客スタンディングがとなってコールアンドレスポンスが行われ会場は一体感に包まれた。
アンコールでは、先日誕生日を迎えたばかりの川崎へのサプライズも行われ、川崎がいつものようにバンドメンバー紹介をしようとすると、バンドメンバーがバースデーソングを演奏。それに合わせて観客が歌でお祝いすると大きなケーキが登場。会場全体がまさに“ぬくもり”溢れるあたたかなムードとなった。
そしてライブ終了後にはアルバム『ぬくもり』のタイトル曲「ぬくもり」のMVが公開。
このMVはアニメーション作品となっており、離れていてもたしかにそこにあるぬくもりをテーマに綴った楽曲とそれを象徴するような美しい映像が魅力的な、深い夜から明け方へと続く時間の流れを描いている。川崎本人がディレクションにも関わったこだわりの作品で、その特徴は電話越しに描かれる、深い夜から朝日が昇るまでの時間の表現にある。
月の動きや、部屋の外の色の変化、時計によって、時の移り変わりと、深夜に電話をする男女の様子がしっとりと表現されており、川崎鷹也の優しく温かみのある歌声が、アニメーションの映像と相まって、聴き手を包み込むような温かな雰囲気を生み出している。距離が離れていても、電話越しでお互いの存在を感じられることの大切さや、その温かさが伝わってくるような、心に残る楽曲となっている。
川崎の3枚目となるオリジナルアルバム『ぬくもり』には、先日発表された俳優デビュー作品となる映画『魔女の香水』(初夏公開)の主題歌「オレンジ」や、Netflixシリーズ「君に届け」主題歌「愛の歌」、さらに「君の為のキミノウタ」を含む過去にリリースした人気楽曲のリアレンジバージョンなど全9曲収録予定。
歌手としての活躍だけにとどまらず、6月には自身初出演となる映画、ドラマがスタートする川崎。進化し続ける川崎の動きから今後も目が離せない。
PHOTO BY 上溝恭香
■川崎鷹也 コメント
会いたい人に会えなくなった時期があって、そんな時に『ぬくもり』とは一体なんだろうと考える時間が多くありました。離れていても相手のことを想い、それだけで幸せな気持ちになれること、そう思える人が1人でもいることが『ぬくもり』そのものなんじゃないかと思いました。この楽曲は電話ひとつで繋がりながら、お互いの温度やぬくもりを感じられるようにと願いを込めて書いた楽曲です。MVはアニメーションとなっていて、マグカップからの湯気や空の色、時間による変化が曲と共に移り変わる様子を描いております。細部までこだわったストーリーをぜひ体感して頂けると嬉しいです。
リリース情報
2023.06.14 ON SALE
ALBUM『ぬくもり』
川崎鷹也 OFFICIAL SITE
https://kawasaki-takaya.com/