■全世界から注目を集め、累計再生数500万回突破!ENHYPEN JAY×優里のコラボカバー
グローバルグループとして活躍する、ENHYPEN(エンハイプン)のメンバー・JAY(ジェイ)と数々のヒット曲を世に放つハイブリッドシンガーソングライターの優里(ゆうり)が互いの楽曲を歌唱し、話題を集めたコラボレーションカバー。
3月18日にENHYPENの公式YouTubeにて、優里の代表曲のひとつである「ドライフラワー」を、翌19日は優里ちゃんねるにて、ENHYPENの日本オリジナルソング「Always」をふたりで歌唱するコラボカバー動画を公開した。
[Collaboration Cover] ENHYPEN JAY & Yuuri – Dry Flower(原曲: 優里)
[Collaboration Cover] ENHYPEN JAY & Yuuri – Always(原曲: ENHYPEN)
グループで歌とダンスで表現するJAYと、自身で作詞・作曲し歌う優里という、バックグラウンドの違う予想だにしない組み合わせに、ENGENE(ENHYPENファンの呼称)とゆーりんち(優里ファンの呼称)だけでなく、多くの音楽リスナーが驚いた。
しかし、驚くのはそれだけではない。透明感あるJAYの歌声としなやかな優里の歌声の相性の良さだ。例えば、先に公開された「ドライフラワー」ではタイプの違う歌声で揺れ動く心理描写をより立体的に際立たせ、「Always」でのボーカルのかけ合いは心地よく耳に入ってくる。
意外な2組のコラボという話題性に加え、歌の相性の良さもあって、動画公開1カ月で累計再生数500万回を突破。5月13日現在では586万回を超えており、数字を伸ばし続けている。
■NI-KIが視聴した動画をきっかけに優里にハマるJAY
今回のコラボは、かねてより優里の音楽が好きだと公言していたJAYのラブコールにより実現。
そもそもはENHYPENのメンバー・NI-KI(ニキ)が『THE FIRST TAKE』に出演する優里を観ていたことから存在を知り、のめり込んでいったのだとか。
アーティストとしてはもちろんのこと、いち音楽リスナーとして、アンテナを張り巡らせているENHYPENらしいエピソードでもある。また、JAYは韓国語の他に、英語・日本語が堪能なので、優里の生み出す歌詞や音楽に惹かれたのかもしれない。
JAYは「ずっと大ファンだった優里さんとコラボレーションができて、本当に光栄です! とても緊張しましたが、一生懸命撮影に挑んだので、たくさんの方々に観ていただけたらうれしいです」と本コラボについて語り、優里も「お話をいただいた時はとても光栄なことだなってすごくうれしかったです。ENHYPENさんのことは知っていたのでドキドキしましたが、とても楽しく撮影ができ、またJAYさんの声がすごくきれいで隣で聴けたのがうれしかったです」と、相思相愛ぶりを見せている。
■好きも嫌いも内包した「ドライフラワー」
実際に動画を視聴すると、ふたりの相性が良いことは一目瞭然だろう。まず、最初に公開された「ドライフラワー」について触れていきたい。
[Collaboration Cover] ENHYPEN JAY & Yuuri – Dry Flower(原曲: 優里)
同曲は、「かくれんぼ」のアフターストーリーとなる楽曲で、自ら別れを選び、恋人のもとを去った女性側の葛藤を綴っている。別れを選んだこと自体に後悔はないものの、ふとした瞬間に呼び起こされる共に過ごした日々があまりにも鮮明で胸が締めつけられる…切なさや愛おしさ、恋愛の生々しさが描かれている。
原曲では、そんな主人公の好きも嫌いも内包した繊細な心情を彩っていく優里の歌声が印象的だったが、コラボカバーではJAYと歌い分けることでまた違った見え方、感じ方ができる。
1番を優里、2番をJAYが担当し、最後のサビはふたりで歌唱し、ハーモニーで締めくくっている。本動画では、“ふたりで歌唱する”ということを意識しているからか、両者の楽曲へのアプローチの対比も見えて面白い。
例えば、原曲ではひとりで別れを決意した女性側の気持ちに寄り添うため、優里の歌声からは胸にぐさりと刺さる“重さ”を感じられたのだが、今回はJAYがその部分を担い、しっとりとした歌声で紡いでいく。
先述したとおり日本語が堪能なJAYだが、それだけではなく、心情を汲み取る嗅覚にも優れているのだろう。歌詞を理解したうえで、透き通った美しい歌声で感情を爆発させ、そこに乗る心情を見事に表現しているのだ。
■“ふたりで楽しむ”が前面に表れた「Always」
そして、コラボカバー2本目の「Always」。こちらはENYPENが日本オリジナルソングとして発表した楽曲で、高畑充希主演の日本テレビ系水曜ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』主題歌をつとめた一曲だ。
[Collaboration Cover] ENHYPEN JAY & Yuuri – Always(原曲: ENHYPEN)
心地よいテンポ感の爽やかなナンバーとあってか、目配せをしながら、時に笑顔を見せて、リラックスした雰囲気で歌うふたり。“君は君のままで”と、全力で存在を肯定してくれるポジティブなメッセージソングを楽しげに歌うJAYと優里に、観ているこちらも自然と笑みがこぼれる。
また、言葉を立たせて歌う優里に、「Always」が音と言葉のハマり方が秀逸な楽曲であることを再確認できた。このようなコラボを通じて、原曲の素晴らしさを再確認できるのもふたりにとって大きな収穫だったのではないだろうか。
■JAYと優里、ふたりで歌うことの意義
「ドライフラワー」では緊張感を、「Always」では楽しさを全面に出し、緩急のついた選曲で視聴者を喜ばせた今回のコラボレーション。
話題性はもちろんのことながら、両者ともに“歌力”の強さを発揮し、相乗効果を見せている。お互いを認め合い、最高の2曲を披露したふたりに世界中から多くのコメントが寄せられているのがその証拠である。
ENHYPENは5月22日に4thミニアルバム『DARK BLOOD』でカムバック。続々と公開される新しいアルバムのコンテンツが話題を集めており、優里は3月29日に2ndアルバム『弐』を発売。オリコン週間合算アルバムランキング2週連続1位になるなどロングヒット中と両者ともに目覚ましい活躍を見せている。
ENHYPEN、優里、2組それぞれの活躍を期待しながらも…。
純粋に歌うことを楽しむJAYと優里の純真な姿を観てしまうと、コラボカバー第2弾や楽曲提供など、次なる展開で私たちをまた驚かせてほしいものだ。
TEXT BY ジャガー
ENHYPEN JAY
Cover <Dry Flower>
Special Photo
(https://t.co/bj8Kh7sV0D)#ENHYPEN #엔하이픈 #JAY #제이#Cover #Dry_Flower #Always#엔하이픈의꾀꼬리 #제이팝스타 pic.twitter.com/RKQdg4vBwl— ENHYPEN OFFICIAL (@ENHYPEN) March 20, 2023