■ヨルシカ×新潮文庫のコラボが大好評! 約40年ぶりに復刊のジッド著『地の糧』は2度目の重版出来
ヨルシカが、文学作品をオマージュした音楽画集『幻燈』。その発売を記念して、収録曲のモチーフとなった新潮文庫6点にコラボレーション限定カバーをつけたキャンペーンが4月にスタート。2021年のコラボレーションに続き、今回も発売から大人気を博し、コラボ書名全点重版が発売まもなく決定した。
とりわけ、アンドレ・ジッド『地の糧』の40年ぶりの復刊が発売前から話題に。コラボ書名の中でも群を抜いて売れ行きが好調で、発売から1ヵ月を待たずに2度目の重版が決定! 累計部数は2万9千部となり、現行の海外文学の文庫としては異例のスピードでの重版となった。
■海外文学の古典が10代〜20代のあらたな読者を獲得
コラボ書名を購入している読者の年齢構成は6点すべてほぼ同じ形をとっており、5割超を10〜20代の読者が占める結果に。比較対象として、『地の糧』の著者であるアンドレ・ジッドの『狭き門』(新潮文庫)を例にとると、40〜50代がメインの読者層となっている。20代の読者も少なくないものの、読者が併買した書籍の大半を占めるのは、カミュやドストエフスキー等の海外文学の文庫だったという。ここからも、今回のコラボで、海外文学の古典が多くの新しい読者を獲得していることがわかる。
■ヨルシカの影響力で古典名作にふたたび光が
ジッド『地の糧』は、寺山修司の作品『書を捨てよ町に出よう』にインスパイアを与えた「君はすっかり読んでしまったら、この本を捨ててくれ給え――そして外へ出給え」というフレーズが印象的な、半世紀以上にわたり人々に影響を及ぼし続けてきた、青春の書。
ヨルシカの楽曲によって、忘れられつつあった古典名作がふたたび手に取られることになったことでも大きな話題となっている。
■ヨルシカ×新潮文庫 コラボレーション限定カバー
2021年の第1弾時に大好評だった、ヘミングウェイ『老人と海』、宮沢賢治『新編 風の又三郎』の再販売に加え、あらたにオスカー・ワイルド『幸福な王子』、萩原朔太郎『萩原朔太郎詩集』、グリム『ブレーメンの音楽師』、アンドレ・ジッド『地の糧』の4作を加えた全6冊が、限定コラボカバーで展開中だ。
リリース情報
2023.04.05 ON SALE
音楽画集『幻燈』
新潮社 公式サイト
https://www.shinchosha.co.jp/news/article/2992/
音楽画集『幻燈』特設サイト
https://sp.universal-music.co.jp/yorushika/gentou/
ヨルシカ OFFICIAL SITE
http://yorushika.com/