■「2022年2月の日記のようなもので、僕なりに自分に起きていることを整理したもの。これが『―(サブトラクト)』だ」(エド・シーラン)
エド・シーランが5月5日に発売した新アルバム『―(サブトラクト)』より、「Eyes Closed」と「Boat」に続き、12曲のMVがオフィシャルYouTubeアカウントにて同時公開された。
10年にわたる数学的タイトルを冠にしたアルバムシリーズ「マスマティックス・プロジェクト」の最後となる本作は、エドの作詞作曲の限界に挑戦した結果、彼のキャリアの中で最も深みのあるソングライティングを実現したもの。英国ケント州での1ヵ月間のスタジオ滞在中に30曲以上を書き上げ、フォーク調のテクスチャーから大胆なフルバンド、オーケストラのアレンジまで絶妙なプロダクションによってなめらかに結びつけられている。
このアルバムについて、エド・シーランは次のように語っている。
「僕は10年間、完璧なアコースティック・アルバムを作り上げようと、何百曲もの曲を書き、録音し、あるべき姿を明確にイメージしながら『―(サブトラクト)』に取り組んできた。だけど2022年の始まりに、一連の出来事が僕の人生や精神状態を変えて、最終的には音楽と芸術の捉え方も変わってしまった。曲を書くことは僕にとってセラピーなんだ。自分の気持ちを理解するのに役立つ。どんな曲になるかは考えないで、ただただ思いつくままに書いてきた。そして、たった1週間で、10年分の作品を、僕の心の闇の声に全て置き換えた。1ヵ月の間で、妊娠中の妻は腫瘍があることを告げられ、出産後まで治療の道がないことを告げられた、兄弟同然の親友ジャマルが急死し、そして自分の誠実さとソングライターとしてのキャリアを守るために法廷に立たされることになった。僕は恐怖、うつ、不安のスパイラルに陥っていたんだ。溺れているような、水面下に頭を突っ込んでいるような、上を見上げるけど息ができないような、そんな気分だった。アーティストとして、自分が今どこにいて、どのように自分を表現する必要があるのかを正確に表現していない作品を世に送り出すことは、納得できないと思ったんだ。このアルバムは、まさにそのためのもの。僕の魂の扉を開いてくれた。人生で初めて、人々が好むようなアルバムを作ろうとしているのではなく、ただ単に、ひとりの大人としての人生において、僕が今いる場所に正直で、真実であるものをリリースしているんだ。これは2022年2月の日記のようなもので、僕なりに自分に起きていることを整理したもの。これが『―(サブトラクト)』だ」
さらに、エド・シーランの今作のリリースを記念し、CD購入者のプレゼントキャンペーンや国内盤CDショップ特典のプレゼント、TOWER VINYL SHIBUYAとのコラボ企画などが決定。また、新アルバムを記念として、東京タワーと東京インフィオラータとのコラボレーション企画が先日発表されている。
イベントの詳細についてはオフィシャルサイトまで。
リリース情報
2023.05.05 ON SALE
ALBUM『―(サブトラクト)』
エド・シーラン OFFICIAL YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC0C-w0YjGpqDXGB8IHb662A
エド・シーラン OFFICIAL SITE
https://wmg.jp/edsheeran/