■KAT-TUN・上田竜也も登場! 「すごいKAT-TUNだな、かっこいいなって思ってニヤニヤしました(笑)」(櫻井翔)
3月31日に全国公開となる映画『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』のレッドカーペットイベントが3月6日に開催された。
天才的なひらめきで事件の真相を見破っていく探偵助手のアンナ(広瀬すず)と、ポンコツだが人望に厚い自称天才探偵の風真(櫻井翔)が様々な依頼に挑む新時代の探偵物語として幅広い世代から人気を博したTVドラマ『ネメシス』(2021年)。
その2年後の世界を描いた『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』でW主演を務めた広瀬すず、櫻井翔をはじめ、共演の江口洋介、勝地涼、中村蒼、富田望生、加藤諒、上田竜也、奥平大兼、南野陽子、そして入江悠監督の総勢11名におよぶ超豪華キャスト&スタッフ陣が大集結し、豪華絢爛なレッドカーペットイベントが行われた。
いまかいまかとキャスト陣の到着を待つ会場に、日本テレビ朝の情報番組『ZIP!』の英語コーナー「星星のベラベラENGLISH」から星星、読売テレビのマスコットキャラクター・シノビー、また日本テレビ系列局のアナウンサーやバラエティ番組『超無敵クラス』の出演者らオープニングゲストが到着。東京都の感染拡大防止の取り組みの改定により、マスクをした状態であれば発声が可能となったこともあり、会場は早くもお祭りムード一色に!
会場が徐々に熱気と興奮に包まれていく中、華やかな衣装に身を包んだ広瀬、櫻井ら超豪華キャスト陣が姿を見せると、キャスト陣の到着を心待ちにしていたファンからは大歓声が上がる。イベント参加者は配られた特製ネメシス手旗を会場いっぱいになびかせ、広瀬や櫻井たちはその歓声に応えるよう笑顔を見せ、ファンとの貴重な交流を存分に楽しんだ。そして、レッドカーペット上でのメディア取材を終えたキャストたちが改めてステージに登壇し、トークセッションがスタート。
本作は出演者たちが口々に「難しい脚本」だと称した、何重にも複雑に交錯した物語となっており、完成した映画を鑑賞した広瀬は「文章だけではうまく解釈できず、現場では入江監督に説明してもらいながら撮影しました(笑)。映像になって想像を超えてくるパワーがあって、これまでに観たことのないものになっていて興奮しましたね」と自信たっぷりに答えると、これには櫻井も「完全に同意。台本読んだ時にこれをどうやって映像で表現するかのかなって思っていたんです。入江監督のディレクションのもと、映像ならではの表現が沢山あって完成した作品を観て本当に楽しかったです!」と探偵事務所ネメシスの凸凹コンビは完成した作品に自信を覗かせた。対して事務所の社長の栗田を演じた江口は「現実と非現実が行ったり来たりする。でも繋がった映像を観て、本当に観たことのない映画が完成したという感覚ですね」とミステリーの名手・入江監督が仕掛けた映像トリックに翻弄された様子。
これを聞いた入江監督は「撮影中、トイレの個室に入ってたんですよ」と切り出し、「江口さんと勝地さんの『難しいねぇ』ってため息が聞こえてきて(笑)」と撮影中のまさかの裏話を明かすと会場に大きな笑いを起こした。
神奈川県警の刑事・タカを演じた勝地は、そんな入江監督の暴露に「悪口じゃない!台本を読んで分からないところで本当に悩んでいたんです! でもできあがった映像を観て、ようやく自分なりに納得したんですけど、ラストに『えっ!』という衝撃がありましたね」と返し、ドラマシリーズからのチームワークの良さが垣間見える一幕も。
そして勝地と同じく、神奈川県警捜査一課に所属するユージを演じた中村は「ドラマは懐かしい探偵モノというイメージの作品だったんですが、映画は“仮想空間”といった現代的なものが散りばめられていて、ドラマとは一味違った映画ネメシスが完成したなと思いましたね」とドラマシリーズからのスケールアップをアピール。
そんな劇中ではお調子者のタカ&ユージの子守役である薫を演じた富田は「いつも通りだなと(笑)。タカさんとユージさんが帰ってきたなと感じていました。ドラマではふざけていたふたりだったんですが、映画ではシリアスで、慌ただしく焦る場面もあったので2人のサングラスが愛おしいって本編を観て思いました(笑)」とまさかの告白に舞台上の勝地と中村も満面の笑顔を見せた。
チームネメシスの天才道具屋・星を演じた上田は「撮影をしていて楽しかった!ドラマの時から皆さんと絡むシーンがあまりなかったけど、今回みんなと再集結できて嬉しかったです。あと星くんにアクションシーンがあったのが嬉しいですね」とドラマシリーズの最終話から2年を経て再集結できた喜びを語り、それには櫻井も「すごいKAT-TUNだな、かっこいいなって思ってニヤニヤしました(笑)」とアニキと慕う櫻井からいじられる場面もあり会場からは黄色い歓声がこぼれた。
そんな上田と同じく、チームネメシスの窮地を天才的な頭脳で助けてきたAI開発者・姫川を演じた奥平は「ドラマの最後のシーンで雨が降ったのを覚えてます?」と問いかけると、奥平は「その時に皆さんと話せて幸せだったんです。それで映画の撮影でも最後に雨が降って。それを思い出して嬉しくなりました」と笑顔でコメント。すると中華料理店DRハオツーの料理人・リュウを演じた加藤もドラマ当時のことを振り返り「ドラマの時から撮影が映画的で、大規模でした。なので『これ映画になったらスケール大丈夫?』って不安だったけど、それを上回る大迫力!楽しい映画だなって思いますし、反応が楽しみ!」と映画化に抱いていた不安が完成した作品を観て払拭されたと気合十分に伝えた。
さらに加藤は「映画では南野さんの外見が普段と違い過ぎて(笑)現場で『この人、何役の方なんだろう?』って気づかなかったんですけど、待機場所で『陽子さん‼』ってびっくりしました(笑)」とくすっと笑えるエピソードも披露。そのように共演者も見違え、惑わせてしまうマジシャン・緋邑を演じた南野は「映像に最先端の技術が使われていて、美術チームの小道具は私たちを喜ばせてくれるような仕掛けがあって、映画を何回も観て楽しんでいただかないとネメシスの良さは分からないのかな?と思うので何回も観てほしいです」と映画のアピールポイントを会場に集まったファンに呼びかけた。
観客も推理し謎解きを楽しめるミステリー要素はもちろんのこと、本作はTVでは描くことのできなかったスケールで描かれた大迫力のアクションシーンが大きな見どころとなっている。道路を全面封鎖したカーアクションや、アンナと元K-1世界王者・魔裟斗とのバトルシーンなどドラマシリーズから大幅にスケールアップした点について聞かれた広瀬は「カーアクションはCGなんじゃないか?と思うほどで、実際に撮影を現場で見て、爆発した音を聞いて、スタッフさん全員が動画で撮るくらい(本作のアクションシーンは)頻繁に見ることができないような景色なんだなって。映画作りをしているなって思えるほどすごかったです……」と大迫力の撮影舞台裏を振り返り、櫻井も「アクションはいろんな場所で撮ったので、全体像は把握できなかったけど、ひとつに繋がったシーンを観てゾワゾワしましたね。本当に見どころです」と太鼓判を押す。
そして江口も「現実と非現実を行ったり来たりるす映像の中で、観終わった後が楽しいんですよ。サスペンスなんだけど、最後に辿り着くところは気持ち良いので是非大きいスクリーンで浴びてほしいですね!」と全国から集まったネメシスファンに向けてアピールし、豪華絢爛なレッドカーペットイベントは幕を閉じた。
■豪華絢爛なレッドカーペット終了直後、大興奮冷めやらぬ中の舞台挨拶に!
豪華絢爛なレッドカーペットイベントの終了直後。今度は舞台挨拶のため、まさにこれから映画を初めて鑑賞するべく高揚した気持ちを抑えきれない観客の前へ登場した豪華キャスト&監督陣。劇場の中扉から最初に広瀬・櫻井が登場した瞬間から場内は割れんばかりの拍手と黄色い歓声に包まれ、その大興奮の音はふたりに続き登場した江口ら登壇キャスト全員がファンの間を抜けステージに登壇するまで鳴り響いた。
ドラマシリーズの放送から2年が経ち、実際に最終回の2年後を描いた『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』。本作が全世界初上映されるとあり、晴れやかな表情を浮かべて登場した広瀬は「ドラマから“ネメシス”と言う場所で皆さんと温めてきたものが、やっと映画というものに繋がってお客様に繋がっていくというのが、今日改めてものすごく実感できた日でした。今日初めてここに居る皆さんに見てもらえるというのは、もちろん緊張もありますが、楽しみな瞬間だなあとすごくワクワクしています」と、ついにこの日を迎えた心境を語った。深く頷きながら、感慨深そうに広瀬の言葉に聞き入っていた櫻井も「すごい高揚感です!皆さんでここに揃った瞬間に急に高まってきました。映画は昨年の5月にクランクインでしたけどそのクランクインの日というよりも、21年1月のドラマ版のクランクインの日がフラッシュバックしています。長い年月をかけてこうやって“ネメシス”がスクリーンで観て頂ける環境になってすごく嬉しく思っています」と続け、ドラマシリーズから続く“チームネメシス”への思い入れを滲ませた。
■全員陽気⁉ 上田はギャルピース⁉ 撮影秘話のお宝トークが続出‼
そんな、ドラマシリーズから更に絆を深めた本作の撮影について印象に残っているエピソードをキャスト一同に聞いてみると、多くのキャストが口を揃えて答えたのが待ち時間などに皆で話したりふざけたりしていたというキャスト全員の仲の良さ。
中でも広瀬が、上田がギャルピースをノリノリでやってくれたことが嬉しかったというエピソードを暴露すると、比較的クールで天才道具屋・星を演じた上田の、イメージとは離れた姿に会場は騒然!上田がすかさず「それはあの時だけの秘密でしょ!?」と恥ずかしそうにツッコミを入れるテンポはまさに息ぴったり。続けて広瀬は「ごめんなさい、でもすごい嬉しかったんです。可愛くて」と言うと、櫻井もそれに乗っかる形で「そうじゃねえだろ?こうだろ?みたいなね。すごいかっこよかったんだよな」と当時の上田の様子を振り返り、上田は「もう恥ずかしいです!」とタジタジになって会場の笑いを誘った。
江口も「僕たちみんな結構“陽”な人間が多くて、ずっと喋っているんですよ。そうすると場はすごく温まってくるので芝居もどんどんまた膨らんでいって、楽しい現場でした」と同様に和気あいあいとした現場の様子を振り返ると、本作の個性豊かなキャラクターたちをまとめ上げてきた入江監督も大きく同意し、「そうですね。全員陽気ですよね。陽気な人ばかり揃ってます」と、“チームネメシス”全体の雰囲気の暖かさに太鼓判を押した。
神奈川県警の刑事・タカを演じた勝地のエピソードも“ネメシス愛”が伺えるもので、久々に皆に会えるということでテンションが上がりすぎて役柄が変わってしまった、というもの。「ドラマを1クール一緒にやってすごく良いチームワークができたんですよ。一年ぶりにやっと映画になるってことで、高揚してたんでしょうね。監督から、あれ、そんなに明るかったっけ?ちょっと抑えようか。といきなりダメ出しをもらいました」と裏話を披露すると、それを聞いた櫻井は大爆笑。「そのバージョン見たかったなあ」とこぼすなど、終始穏やかなやりとりが続く。
タカの相棒のユージ役の中村は、隣に立つ勝地に耳打ちをし、何やらトーク内容を確認している様子。勝地から、まだ観客が作品を観る前だからと止められると、役柄同様の仲睦まじい様子に観客からも歓声が漏れ聞こえる。そんな会場の雰囲気を受け、「ドラマ当時の関係性に戻ることが出来て楽しかったです」と中村がにこやかに語ると、そんな凸凹コンビの子守役・薫を演じた富田も「とても仲の良い撮影現場でした!」と即答。「今回ちょっと血を使うシーンがあったので休憩中に血がついていたんですが、ふたり(勝地と中村)が休憩中に殴り合いの喧嘩をし出すというエチュードを始めて…」とこちらも貴重な撮影裏話を告白。「それを私も殴られながら、血を出しながら必死に止めるっていうあの遊びをしたりしました」と富田が続けると、櫻井も「楽しそう。3人のそんな姿を遠目から見ていたいですよね」と刑事トリオの雰囲気を微笑ましそうに思い返していた。
奥平は久々の撮影に緊張し、前日になかなか眠れなかったと告白。「現場についてから深夜テンションみたいになってしまって、実はあんまり記憶が無いんです」との衝撃の事実にはキャスト一同も驚きの表情を見せる。「みんなに会える!と思って、浮かれてただろうな、と」と振り返る奥平だが、広瀬と櫻井はそんな奥平の“異常”には気付かなかったよう。むしろドラマ版の時にはまだ17歳だった奥平の成長ぶりに驚き「テンションが高すぎるとは思わなかったなあ。本人には伝えていなかったけど、大人になったな~と。成長を見守ることが出来て嬉しい」とふたりそろって優しい先輩の表情を覗かせ、奥平も嬉しそうな様子を隠し切れずにいた。
この日も人一倍ムードメーカーとしてイベントを盛り上げていた加藤は、今回の映画では“ネメシス”の事務所に訪れることは無かったといい、「観ていると、探偵事務所の貼り紙の中に“出前禁止”と書いてあって。あれ?だから今回事務所行ってないんだ!と思いましたね」と語るまさかのエピソードにはキャスト一同も観客も大笑い。続けて「今回魔裟斗さんが出演しているんですけど、撮影現場でお会いした時に“久しぶり! 今日何の撮影?”と聞かれて。そういう天然なところがありましたけど、本編ではしっかりめっちゃ怖いです!」と、本作からの登場となる新キャストについてもここでしか聞けない貴重な裏話の披露となった。
そうして話題が魔裟斗に触れると、今回華麗なアクションで魔裟斗とのバトルシーンに挑戦した広瀬は、「消費の仕方というか、ものすごく大変だったけど、やりがいしかないシーンでした」と振り返り、アクションシーンの撮影の日にラーメン2杯とご飯を食べてしまったという驚きのエピソードを付け加えた。
最後に登壇したキャストを代表して櫻井は「ドラマの時から、こんな日が来たらいいなと想像していた景色を今ここにいる全員と一緒に観ることが出来てとても嬉しく思っています。99分あっという間の時間かと思いますので、アトラクションを楽しむかのようにワクワクしながらご覧いただけたらと思っております」と締めくくり、広瀬も「繊細な人間ドラマもあり、アクションもあり、本当に壮大なスケールの中、皆さんと丁寧に作った作品です。たっぷり詰まったネメシスをぜひ皆さんに堪能していただけたらなと思います。」と挨拶し、これから作品を鑑賞する観客たちへ、メッセージを送った。盛大な拍手に包まれながら、入場とは反対側の通路から、またしても多くのファンに手を振られながらキャスト一同が退場し、大盛況の中、イベントは終了した。
映画情報
『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』
3月31日(金)公開
出演:広瀬すず 櫻井 翔
勝地 涼 中村 蒼 富田望生 / 大島優子
上田竜也 奥平大兼 加藤 諒 / 南野陽子
橋本環奈/ 真木よう子
魔裟斗 栄信 岡 宏明 駒木根葵汰 三島あよな / 笹野高史
佐藤浩市 / 江口洋介
監督:入江悠
脚本:秦 建日子
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2023映画「ネメシス」製作委員会
『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』作品サイト
nemesis-movie.jp