■「夢見心地です」(菅田将暉)
菅田将暉の自身最大規模となるライブ『菅田将暉LIVE TOUR “クワイエットジャーニー” in日本武道館』が開催された。本稿ではそのオフィシャルレポートを掲載する。
2022年11月にリリースされた『クワイエットジャーニー – EP』を引っさげて行われた3年振りとなるツアーの最後を締めくくるのは、1万人動員で自身初となる日本武道館公演。オープニングSEとともにバンドメンバーと菅田将暉が登場。神秘的な雰囲気の中、ツアータイトルにもなっている「クワイエットジャーニー」を披露。続けてオーディエンスの手拍子とともに「ゆだねたギター」と、バンドメンバーと作り上げた新作EP収録曲を歌唱。
「こんにちは菅田将暉です。そしてバンドメンバーKNEEKIDSです。まさかの日本武道館でございます。ありがとうございます。俳優業だとこれだけの人の前に立つことがなかなか無いので、とても不思議です」と、初の日本武道館でのライブを噛み締めた。続いて披露したのは、「愛と右脳」「りびんぐでっど」、そして「キスだけで」では、ステージセットに置かれたベッドやソファを使いながら、色気のあるパフォーマンスを披露。モニターにもその様子が映し出され、まるで部屋の中にいるような演出で魅了した。
そして初めてバンドセットでの有観客披露となる「虹」は、スタンドマイクを握りながら、目を閉じて噛み締めるように歌うその姿に、ストリングス隊も加わったその優しい音色に、オーディエンスは万雷の拍手を送った。
自粛期間中に制作した「ギターウサギ」、ライブオリジナルアレンジでソファに座りながらホームな雰囲気で披露された「まちがいさがし」に続いて、「見たこともない景色」を披露していると、「一回止めまーす」と演奏を中断させて割って入ってきたのはアルコ&ピースの平子祐希。ツアー中はいつも映像でゲスト出演をしていたが、今回は平子先生として、生で菅田を歌唱指導。会場のボルテージを最大にして、「見たこともない景色」を披露した。
Vaundy提供の「惑う糸」、KNEEKIDSと共に作った「TONE BENDER LOVE」、そして菅田将暉の音楽活動をともに歩んできた「さよならエレジー」と披露し、会場は最高潮に。
「楽しませていただいています。夢見心地です。本当にありがとうございます。新しい曲をやろうかなと思います。Sundayカミデさんと作らせていただきまして、ジャケットは岡山天音という俳優にお願いしました。すごい良い画を描いてくれました。今日皆さんが帰って、夜24時から聞けるようになっているので、どうぞよろしくおねがいします」というサプライズ告知で披露したのは、新曲「美しい生き物」。ミドルテンポで哀愁ある楽曲で、会場を暖かい雰囲気に包みこんだ。最後は本編1曲目で披露した「クワイエットジャーニー」改めて演奏し、本編を終了させた。
そして再び登場したアンコールでは、THE HIGH-LOWSのカバー「日曜日よりの使者」歌唱中に「ゲスト呼んでもよろしいでしょうか。Creepy Nuts!」と、サプライズゲストで登場したのはCreepy Nuts。
「2020年に作って、3年かかってやっとです。お客さんの前での初披露が武道館というのもスペシャルだなと」R指定が会場を盛り上げ、ライブで初となる「サントラ」を披露した。アンコールラストは「ゆらゆら」で締めくくり、「菅田将暉です。ありがとうございました。またこうやって集えるよう頑張ります。元気で!」と伝え、全21曲を披露し、ステージを降りた。
なお、本編で初披露となった新曲「美しい生き物」が、2月14日24時より配信。この楽曲は、あいみょんの楽曲プロデュースなども務め、「ワンダフルボーイズ」や奇妙礼太郎も所属する「天才バンド」で活動し、菅田も敬愛するSundayカミデがプロデュース。解禁となったジャケットイラストは、菅田と交流のある俳優・岡山天音が描き下ろした。
【セットリスト】
1 クワイエットジャーニー
2 ゆだねたギター
3 ソフトビニールフィギア
4 八月のエイリアン
5 愛と右脳
6 りびんぐでっど
7 キスだけで
8 虹
9 ラストシーン
10 つもる話
11 ギターウサギ
12 まちがいさがし
-幕間舞台- ゲスト:アルコ&ピース 平子祐希
13 見たこともない景色
14 惑う糸
15 TONE BENDER LOVE
16 さよならエレジー
17 いいんだよ、きっと
18 美しい生き物
19 クワイエットジャーニー
【ENCORE】
20 日曜日よりの使者 ゲスト:Creepy Nuts
21 サントラ ゲスト:Creepy Nuts
22 ゆらゆら
PHOTO BY 上飯坂一
リリース情報
2023.02.15 ON SALE
DIGITAL SINGLE「美しい生き物」
菅田将暉 OFFICIAL SITE
https://www.topcoat.co.jp/artist/suda-masaki/
https://sudamasaki-music.com/