田中圭＆片寄涼太、Amazon Originalドラマ『A2Z』のイベントで深田恭子をWエスコート！「ドキドキしました」（片寄）

■「このドラマを音楽とするならば、イントロからラストサビまで観てもらって良さがわかる情緒溢れる作品です」（片寄涼太）

Amazon Originalドラマ『A2Z』の配信前夜プレミアムイベントが2月2日、都内ホールで行われ、主演の深田恭子、共演の田中圭、片寄涼太（GENERATIONS from EXILE TRIBE）が出席した。

本作は『第52回読売文学賞』（2001年）を受賞した山田詠美による同名小説を実写映像化。

30代女性の年下男性との恋愛、そして夫婦関係や仕事の葛藤をAからZまでの26文字のアルファベットで辿る知的かつスタイリッシュな大人のラブストーリーだ。

2月3日の世界独占配信開始をゴージャスに盛り上げるべく、会場にはピンクカーペットが敷かれ、まずは田中が深田をエスコート。途中からは田中とバトンタッチした片寄が深田を壇上へとエスコートした。

田中と片寄からのWエスコートで登場した深田は「こんな素敵なおふたりにWエスコートされるなんて…幸せなひと時でした。おふたりとは久々にお会いしたので、懐かしい気持ちとうれしい気持ちがありました」と笑顔。

田中は「エスコート時に恭子ちゃんからのいい匂いを嗅いで撮影時を思い出した」と報告しながら「僕の語彙力では皆さんに伝えきれなくて申し訳ないけれど、とりあえずめちゃめちゃいい匂いです!」と精一杯表現して笑わせた。

一方の片寄は「深田さんは素敵な白いドレスがお似合いでドキドキしました。でも撮影のときから僕は衣装ばかりを褒めるので、深田さんからよく怒られていました」と仲良さそうなエピソードを披露した。

日付が変わるとともに『A2Z』がいよいよ世界168ヵ国に全話10話が一挙独占配信。これについて深田は「世界168ヵ国に全話一挙配信…。実感が湧かないというか、こんな形でたくさんの方々に観ていただけるなんて今までになかったこと」と満面の笑み。

片寄は「言葉の壁を超えて多くの世界の方々に楽しんでほしい」とアピールし、田中も「たくさんの方々に観ていただけるチャンスがあるのは作り手としてうれしい。ひとりでも多くの方に寝不足になってもらいたい」と大ヒットを祈願した。

またヒロイン・澤野夏美役の深田は、役柄について聞かれると「演じるのが難しいキャラクターというか、世の中では許されない愛の形があるなかで、一瞬でも自由に生きてみたい。そんな時間が彼女には必要だったのかなと思います」と心境を代弁。また演じてみたい劇中の役柄については、夏美の夫・一浩（田中）の浮気相手である女子大生・冬子の名前を挙げて「若いって無敵だなというか、怖いものがないという芯の強さに憧れました」と明かした。

郵便局で働く青年で夏美と恋に落ちる坂上成生役の片寄は、初共演の深田について「僕が小学校時代からテレビで拝見していた大先輩。撮影は自然体でやらせていただきましたが、それも深田さんがいい意味で自分と目線を合わせてくれたからだと思う」と感謝した。
一方、夏美の夫で平然と浮気する森下一浩役の田中は自身の役柄について「とても難しかった…。どうやって演じればいいのかと迷うくらい掴みどころのない役で…というか基本的に一浩が嫌い！　理解できないから」と難役への挑戦を口にした。

さらにイベントでは、AからZまでのアルファベットで大人のラブストーリーが描かれる内容にちなんで、『A2Z』究極の二択質問を出題。まずは「クリスマスや誕生日など特別なイベント事はA（おうちでパーティー派）、Z（外に行きたい派）のどちら？」。これに深田は「私はお家でパーティーがいちばん。家族と集まるときは犬も一緒にいたいし、甥っ子も小さいので家がいちばんかな?」と回答。

また、「もしも仲の良い友人が夏美のような恋愛をしていたらA（引き留める）、Z（静観して見守る）のどちら？」という質問に深田は「静観して見守る。人の人生なので私がどうこうは言えない。見守るしかないし、話を聞くしかない。相談されたとしても、答えはきっと本人が決めていることなので静観します」と答え、田中と片寄も頷いていた。

「どちらかを選ぶならば一浩派？　成生派？」との問いには「僕は成生派。一浩みたいによくわからない人は…いけ好かないっす！」と田中。片寄も「自分が演じた役なので自信を持って成生!」といい、深田も「一浩は魅力的かもしれないけれど、あまりにも自由奔放過ぎてついていけない」と苦笑いした。

最後に片寄は「このドラマを音楽とするならば、イントロからラストサビまで観てもらって良さがわかる情緒溢れる作品です。今の時代だからこそ、より多くの方々に届いて味わっていただけたら」と期待。田中は「世界配信なので自分自身のラブストーリーをAからZまでノートに書くような人が現れたらうれしい」と話題作になることを祈願。

主演の深田も「原作ファンの友達が私の周りには多くて、独特な恋愛かもしれないけれどいろいろな登場人物の視点で観てみると面白いと思います。世界配信は夢のようでドキドキしていますが、たくさんの方々に観てもらえたうれしいです」と胸を高鳴らせていた。

■ドラマ『A2Z』あらすじ
澤野夏美（さわの・なつみ）は、老舗大手出版社に勤める文芸編集者。8年前に同業他社の森下一浩（もりした・かずひろ）と結婚したが、旧姓の澤野を通名にしている。夏美と一浩の間には子供はおらず、お互い我が道を行く編集者で仕事ではライバル関係にあり仕事場で会う時はお互い「森下」「澤野」と呼び捨てにする、風変わりだけどお似合いの夫婦だ。仕事もプライベートもすべて順調に思えたが、ある夜、夫の一浩から1年以上付き合っている女性がいると告白される。夏美はあまりのことに怒りや嫉妬という感情より寂しさを感じてしまう。その心の穴を抱える夏美は若い郵便局員・成生（なるお）と出会い、そして、夏美は恋に落ちる。