halcaがニューアルバム『nolca solca』をリリースした。前作『Assortrip』から3年ぶり2枚目となるアルバムには、この冬に公開された劇場アニメーション『かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-』の挿入歌「ロマンティックマニフェスト」などのアニメタイアップ曲に加えて、コレサワや北澤ゆうほ(the peggies)、北川勝利(ROUND TABLE)が提供した新曲が収録されている。“詰め合わせ”というタイトルを冠した前作以上にバラエティに富んだアルバムについて、自身が作詞した「weather through」を含めた新曲の制作過程を詳しく聞いた。
■歌ってるのはひとりだけど、いろんな曲が詰まってるようなふうにしたい
──2枚目のアルバムはどんな作品にしたいと考えてましたか。
まず、5枚目のシングル「時としてバイオレンス」から8枚目のシングル「誰彼スクランブル/あれこれドラスティック feat.鈴木愛奈」までのシングル曲がどれもすごくパンチがあるので、この子たちをどう1枚にまとめようと思って。1枚目のアルバムのときも、いろんなものが詰まっているから『アソート』という単語を入れたんですけど、今回の方が1曲1曲のパンチが強いし、それぞれが目立っているなって感じたんです。そこで、アルバム用の新曲を作るときに、ちゃんとまとめたいけど、脇役みたいな曲は作りたくない、ちゃんと全部が主役になるような、しっかり味の濃い新曲を作りたいなと思っていました。例えば、「ロマンティックマニフェスト」はバラードだけど、「誰彼スクランブル」とはまた違った印象に残る壮大さが欲しいとか、コレサワちゃんや北澤ゆうほちゃん、北川勝利さんにも書き下ろしていただいて、それぞれのアーティストさんの色をいっぱい出してもらって。歌ってるのはひとりだけど、いろんな曲が詰まっているようなふうにしたいなと思ってました。
──今、お話に出たアルバムの新曲について詳しく聞かせてください。まず、「ロマンティックマニフェスト」は劇場アニメーション『かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-』の挿入歌になってます。
昔からの夢で、いつか映画館で自分の曲が流れたら素敵だなって思っていたので、それが自分にとって特別な作品である『かぐや様は告らせたい』で叶えることができたことがすごくうれしいです。
■同じ人だったんだって驚いてもほしくて
──2019年2月にリリースされた3rdシングル「センチメンタルクライシス」はTVアニメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』のEDテーマでした。約3年ぶりの再タッグになりますね。
当時、めちゃくちゃ一生懸命に歌ったんですけど、今、聴き返してみると意外と初々しかったんだなって感じて。結構、素直に歌っていたんです。ちょっと照れくさいなと思いながら聴いてるんですけど(笑)、それはそれでいい歌だなと思って。そこも大事にしたいけど、あれから3年が経っていて。たぶん、「センチメンタルクライシス」しか、私の曲を知らない人もいっぱいいると思うんですね。そういう“かぐや様”ファンの人たちにもまた久しぶりに聴いてもらえるチャンスだと思ったし、同じ人だって紐付けてもほしいけど、同じ人だったんだって驚いてもほしくて。
──この3年間での成長や進化を見せたいという気持ちはありましたか?
ありました!だから、AメロやBメロは、最初の頃を思い出してというか、かぐや様の初恋なので、ピュアな感じを出したいなと思っていました。割と呟くように、素直に歌ってて。あんまり自信満々じゃない感じなんですけど、サビは壮大なメロディなので歌い方をガラッと変えて。
──冬のラブバラードになってますよね。
そうなんです。アニメソングっていうより、J-POPの名曲っていう感じだなと思って。サビとのギャップを出すためにAメロBメロで歌い上げてないというのもあるんですけど、サビはもう思い切り、声質は変えすぎずに、いつもよりも歌い上げています。わかりやすく言ったら、カラオケで歌ったたら、「歌、うまいね」って言われそうな歌い方というか(笑)。いつもとは違う歌い方なんですけど、こういう機会がなかったからできなかったことでもあるので、こんな歌い方もできますというアピールが、いろんな人に聴いてもらえるチャンスのときにできてありがたいなと思いました。
■自分の曲がきっかけで、アニメを知る人が増えるようになりたい
──歌詞はどう捉えましたか。
レコーディングの前に改めてもう1回原作を読んでみたんですけど、赤坂先生の伝えたい気持ちや出来事が歌詞の中にしっかりと反映されていて。だから、かぐや様ファンの人には絶対にうれしいと思うんですけど、かぐや様とまだ出会ってない人が聴いても、自分のことだって当てはめて聴ける曲だなと感じました。そういう意味では、私はずっと思ってることがあって。3年前、私はかぐや様のおかげで、たくさんの人に自分の歌をいっぱい聴いてもらうことができたんです。だから、もっと頑張って、誰もが知るようなアーティストになって、今度は自分の曲がきっかけで、アニメを知る人が増えるようになりたいなと思ってて。まだまだ力不足ではありますけど、この曲をいろんな人に届けたいんです。だから、ちゃんと作品に寄り添ってるけど、今までアニメを見てこなかった人たちにも楽しんでもらえる自信のある曲です。
──アニメをまだ見てない人に、halcaさんがこの曲を通して伝えたかったことというのは?
愛とはこういうことです!ってことですね。
■“愛ってなんだろう?”って悩んでる人にはぜひこの曲(「ロマンティックマニフェスト」)を聴いてほしい
──どういうことでしょう(笑)。
あははは。まあ、映画のネタバレになっちゃうんですけど、お互いのことをもっとわかり合うためには、ちゃんと長い時間を過ごして、自分のことをいっぱい見せて、相手のことも見せてほしいというか。映画では、会長が「交換条件みたいにそれを求めるのは違う」っていうセリフが出てくるんです。だけどそれは、私も見せてるからあなたも見せなさいよっていうのではなく、私も見せたいし、あなたがどんな姿を見せたとしても、私は別に嫌いになったりしないし安心してねっていう。映画ではかぐや様が会長から高級けん玉を受け取るまでのシーンはちょっと面白かったですけど、ただ面白いだけじゃない深いところがあって…。“愛ってなんだろう?”って悩んでる人にはぜひこの曲を聴いてほしいです。もう本当にこれが答えですっていう曲です。
──映画館にも見に行きました?
行きました。見る前は絶対に泣いちゃうと思ったんですけど、スクリーンから曲が流れてる時は、エピソードに対して泣きました。キュンキュンするなと思って泣いてて、意外と自分のことだと思えなかったんですね。他人ごとみたいなテンションで、“シーンにも合ってていい曲だな”ぐらいだったんですけど、エンドロールに自分の名前が出てきた瞬間に、そこで初めて、自分の曲が流れたことに対しての涙が出てきて。本当に頑張っててよかったなって思いました。なかなかまたご一緒させていただけることは多くはないことだと思うので、かぐや様チームの皆さんから愛のプレゼントをもらったなと思いました。
──またアニメとは別に、ご本人が出演されているMVも公開されてます。連作のようになっていた前作「誰彼スクランブル」「あれこれドラスティック feat. 鈴木愛奈」ではhalcaさんが複数の役柄を演じてましたが、今作でもふたりのhalcaさんが出てきて。
恋がうまくいった場合の好きな人と一緒にいるhalcaと、恋がうまくいかなかった場合のひとりのhalcaを春夏秋冬で追っていて。演技は素人ですけど、一生懸命に演じました。
■同じ服を着て、同じ流れで、2パターン撮っていって
──特に最後のシーンの表情が良かったです。恋がうまくいかなかったhalcaさんが、恋がうまくいったhalcaさんの幻を見つめるような目線が。
うれしいです!ありがとうございます。あれは、最後のシーンだけど、最初に撮りました。でも、難しかったですね。同じ服を着て、同じ流れで、2パターン撮っていって。セリフがあるわけじゃないので、表情や歩き方だけで、違いを出さないといけなくて。これから会えることがうれしいっていうテンションで、ちょっと口角が上がって、わくわくしてる歩き方と、どれだけ待っても好きな人は現れなくて、振られた帰り道のようにトボトボ歩く感じとか。一応、誰かといる設定のときは、カメラマンさんが喋ってくれたり、海辺のシーンでは監督が一緒に歩いてくれて。どこに行っても、「ご飯何食べる?」って、ずっと同じ質問されたのが面白かったです(笑)。
──(笑)初見でも違いがわかる素敵な映像になってると思います。そして、アーティストからの提供曲ですが、まず、北川勝利さんとは今回が初めてのコラボになりますね。
そうですね。デビューする前から、もし自分が歌手になれて、アルバムを作れるようになったら、絶対に書いてほしいなってずっと思っていました。その夢がやっと叶ったのですごくうれしいです。最初に例として、テレビアニメ『ARIA The NATURAL』エンディングテーマ「夏待ち」と、アニメ『ちょびっツ』のオープニングテーマ「Let Me Be With You」(ROUND TABLE feat. Nino)を出して。私は北川さんの曲の中で、特にこの曲たちが好きですっていうのをお伝えして。それを踏まえて、私に似合いそうな曲をお願いします!って、お任せして作ってもらったんです。
■音フェチや声フェチの方にぜひ聴いてもらいたい
──ディスコになってますよね。
北川さんもTD(トラックダウン)のときに「元気、楽しい、ディスコ」っておっしゃってました(笑)。あとは、「もっとキラキラさせたい。もっとかわいいやつをちょうだい!」とも言ってらっしゃいましたね。1回聴いたら忘れないくらいキャッチーだし、ここまでかわいいことって実はあんまりやったことなかったので、実はそろそろみんな待ってるんじゃない?って思って(笑)。エンジニアさんがパンを振ってくれる場所もあるし、ゆるラップやセリフ調な叫びもあるので、音フェチや声フェチの方にぜひ聴いてもらいたいです。
──コーラスワークも印象的です。
そうなんです!コーラスはあんまり得意じゃないなって自分で思ってたんですけど、北川さんといえばコーラスワークだなと思って。苦手を克服したいので、ぜひどんどん盛り込んでくださいってお願いをしました。レコーディングのときも、「もっと元気よくやって大丈夫だよ」っていうアドバイスをいただいて。アドバイスをいただくまでは、すっごくかわいく、めっちゃいい感じにできてると思っていたのですが…。自分の中でそう思ってしまったのには理由があるのですが、どうしても私、学芸会のときの合唱のイメージがあって…。
■コーラスも“私も主役です!”みたいな感じでやっちゃっていいんだなって思えた
──中学生時代は合唱部でしたよね。
そのイメージがあったので、コーラスはあんまり目立ちすぎちゃいけないって思っていたんです。優しく柔らかくしようと思ってたら、元気がないコーラスになってしまっていて。だから、メインの歌声との変なすき間やギャップができちゃってたんだなと気づくことができました。今回のレコーディングのおかげで、コーラスも“私も主役です!”みたいな感じでやっちゃっていいんだなって思えたし、北川さんのおかげで、コーラスにもバンバン挑戦できそうだなと思いました。
──続いて「LOVEして」。コレサワさんとは2019年8月にリリースしたミニアルバム『white disc +++』に収録された「君だけ」以来、2度目の提供になりますね。
前回はちょっとしっとりめというか、バラードでもないし、元気なアップテンポの曲でもない、ひとりで夜に弾き語りながら歌うみたいなイメージのちょっとエモい感じの曲だったんです。私、コレサワちゃんが大好きで、ライブも結構観に行ってて。「タバコ」や「恋人失格」のイメージがあると思うんですけど、「お姉ちゃんにだけ部屋があったことまだ恨んでるのかな」や「東京コロッケ」のように面白い曲もあって。そういう曲を、コレサワちゃんがぴょんぴょん跳ねたり、くるくる回ったりしながら歌う姿がすごく好きで。昨年の夏に出した「SPARK!!」もすごく楽しい曲だったので、コレサワちゃんのライブを観ていて、“今回はライブでもかわいく楽しくジャンプしながら盛り上がれる曲が欲しいな”っていうふうにお願いしました。内容はもう、「君だけ」のときと同じく、コレサワちゃんにLINEで長文を送って。私の願望と理想が…。
■直接言えない場合は、「LOVEして」をお貸します
──ここに詰まってるんですか?
はい。愛されたいし、なでなでされたい。アレンジをしてくれた(川口)圭太さんには「呪いの曲かと思った。怖いよ」って言われました(笑)。でも、絶対に女の子は、多かれ少なかれ、心の中で言わないだけで思ってると思うんですよ。なんで言わないかというと、重たいとか、面倒くさいって思われたくないから。だから、隠して言ってない人が多いと思うんですけど、それをもうこの歌で解消してほしいです。直接言えない場合は、「LOVEして」をお貸しますので、カラオケで「察しなさいよ」みたいな感じで歌ったら伝わるんじゃないかなと思います(笑)。
──(笑)コールも入っているので、いつかライブでやれるといいなと思います。そして、「BUZZER BEATER」は北澤ゆうほ(the peggies)さんですが、the peggiesとは、アニメ『彼女、お借りします』(通称:『かのかり』)でOPとEDを務めた仲ですね。
『かのかり』をやる前からthe peggiesの存在を知っていて、仲良くなりたいなって思ってて。『かのかり』チームの皆さんのおかげで仲良くなれたので、「the peggiesでやっててもおかしくない曲が欲しいです」ってお願いしました。ゆうほちゃんが歌ってるんじゃないか、みたいな曲が欲しかったんです。私のために合わせて作るんじゃなくて、もう染めてくださいっていうふうに言って作ってもらいました。
──でも、曲の主人公はhalcaさんぽいですよね。ゆるふわに見えて、最後に逆転してやるぞっていう強い意志がある感じが。
そう言ってもらえてうれしいです。打ち合わせは対面でしたんですけど、the peggiesのライブも観に行くのが好きで行ってて。ゆうほちゃんがお客さんをどっかに連れてってくれる感じ、ゆうほちゃんについていきたくなるような感じがすごくカッコ良いなと思って、憧れていました。私もライブで歌いながら、お客さんが見とれられちゃうような曲とか、自分が歌えば歌うほどどんどん強くなれるような曲が欲しいなっていうふうに言って、この曲ができて。ゆうほちゃんもTDのときに来てくれたんですけど、「“まだ、まだ、やれるはずだろう”の歌い方がかっこいいね」って言ってくれたり、「halcaちゃんがライブで歌ってるとこを想像しながら書いたよ」っていうお話も聞けてうれしかったです。本当にライブで歌えば歌うほど言霊みたいな感じになりそうだなと思ってます。
■共感してもらえることのうれしさを知れた
──そして、「weather thought」ではhalcaさんが作詞を手掛けてます。1stアルバム収録の「one another」、6thシングルのカップリング「cue」、前シングルのカップリング「reprise」に続き、自身の楽曲では4曲目になりますね。
初めて書いた「one another」は私から応援してくれているファンの方に向けてのお手紙みたいな感じで書いたのですが、すごく好きだって言ってもらえるのもうれしかったし、ライブで歌うときも自分の状況にも合ってるなって思ってて。気に入ってはいるんですけど、その後、恋愛をテーマにした「cue」や「reprise」を書いて、ラジオでかけたときに、「このフレーズに共感します」っていうメールをもらって。宮嶋(淳子)さん(「ロマンティックマニフェスト」「センチメンタルクライシス」などを作詞)が書いてくれる歌詞で共感してもらうのもうれしいんですけど、自分の中から出てきた言葉に共感してもらえるのってもっとうれしいんだと知ることができました。今回は2ndアルバムだから、1stアルバムから変化もつけたいし、成長したよっていうのも見せたかったんです。共感してもらえることのうれしさを知れたから、みんなに“わかるわかる”って感じてもらえそうなテーマで書きたいなと思いました。あとは、自分から誰かにじゃなくて、自分から誰かにも歌うし、誰かが聴いて、他の誰かにおすすめしても救われるような曲にしたいなと思って。もっともっとじわーんと広がっていくような曲にしたいなと思って、こういう内容にしました。
■好きな食べ物とか、頑張ってるスポーツとか、何でも置き換えられる
──応援ソングと言っていいですかね。
そうですね。熱血じゃないほう、そっと背中を押すほうの応援ソングですね。少しでも誰かの助けになったらいいなと思って書いていて。自分の大好きなものが、必ずしも毎日大好きなわけじゃないっていうか。大好きなはずだけど、今日は別に気分じゃないな、みたいな日もある。例えば、私だったら、歌うことが大好きで始めた仕事だけど、なんか今日は気分が乗らないなっていう日が、絶対に365日のどこかにあるんですよ。好きな食べ物とか、頑張ってるスポーツとか、何でも置き換えられると思ってて。その、“好きだけど気分じゃない”っていうことを、自分のせいにすると、苦しいじゃないですか。好きだっていう気持ちまで嘘なんじゃないかって思ってしまう。でも、そんなことは全然なくて。誰にも譲れないことでも、そういうときがあるんだよっていう逃げ道みたいなのを作りたかったんです。
──天気のせいだよって思えばいいんじゃないかなって。
ちょっと重たいような悩みでも、嵐をやり過ごすように乗り越えていってほしいなって思って書きました。書き終わってみたら、自分の中の気持ちも軽くなって、結構すっきりして。誰かの助けになったらいいなと言ったけど、自分も助かりたかったんだなって感じたし、みんなにも自分の好きなことに当てはめて聴いてもらえたらなと思います。
■ハルカ、のるか、そるか。これはダジャレです(笑)
──これまでお話をうかがってきた5曲の新曲を含めて全12曲が揃って、アルバムのタイトルはどんな意味でつけましたか。
ハルカ、のるか、そるか。これはダジャレです(笑)。最初は全然違うタイトルにしようと思って、かわいい英単語を探してたんですけど、その意味の中に、「のるかそるか」って書いてあって。あんまり自分の中でなじみのない言葉だったので、調べてみたら、賭け事とかに使うことが多いらしくて。“一か八か、思い切ってやる”っていう意味の後に、“うまくいくかわからないけど、運を天に任せて全力でやる”っていう意味が出てきて。2つ目の意味がいいなと思ったし、何かに似てるな…あ、自分の名前に似てるんだ!面白い!と思って、これにしました(笑)。最初はいくつか候補があって、駄目もとで入れてたんですけど、スタッフさんたちもみんなこれがいいよって言ってくれて。満場一致で、『nolca solca』に決まりました。
■いちばん自分の中で変化がいっぱいあった3年間がギュッと詰まってる
──5月にはデビュー5周年を迎えますが、まず、このニューアルバムはリスナーにどう届くといいなと思いますか。
今まではレコーディングが大好きで、音源とライブは別だって思ってて。でも、いろいろとライブをやってきて、2022年についにほぼ克服できたと言ってもいいぐらい、本当に心からライブが好きになったし、怖いものもなくなったんですね。ライブを最高にできるようになったことで、自分の歌もさらに成長できるところが見つかって。リズム感とか、今まではそんなに苦手には聞こえてなかったかもしれないけど、自分の目指してるところにはまだ程遠かったところから、やっと2歩ぐらい近づけた感じがしたんです。そういう意味では、いちばん自分の中で変化がいっぱいあった3年間がギュッと詰まってるので、1枚目のアルバムと聴き比べるもよし、今回のアルバムを聴くだけでも、成長の幅もあるし、曲の幅もあるし、たぶん面白いと思うので、意外と1枚があっという間に感じると思います。ぜひ、いろいろ乗り越えてきたんだなっていうのを感じてもらえたらなと思います。一人でも多くの方に聴いてもらって、曲を通して今日も頑張ろうって少しでも前向きな気持ちになってもらえたらうれしいです!
INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ
PHOTO BY 大橋祐希
楽曲リンク
リリース情報
2023.1.25 ON SALE
ALBUM『nolca solca』
ライブ情報
LAWSON presents halca first tour 2023 “nolca solca culca”
4/29 (土) 大阪・Shangri-La
4/30 (日) 愛知・SPADE BOX
5/6 (土) 東京・Spotify O-WEST
プロフィール
halca
ハルカ/ボカロ・アニソン特化型の全国区オーディション『ウタカツ!オーディション』第1回で準グランプリを獲得。2018年5月30日、シングル「キミの隣」でメジャーデビュー。2023年4月29日よりフルバンド編成にて東京・大阪・愛知を巡る初のツアーを開催する。
halca OFFICIAL SITE
https://halcaofficial.com