■「世界中の人々が何かしらの変化を迫られている時なので、新しい扉を開く応援曲になれれば」(稲本響)
1月8日より放送開始となった松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』のオリジナルサウンドトラックの第1弾が、2月22日に発売されることが発表された。
2023年第62作となる大河ドラマ『どうする家康』は、『ALWAYS〜三丁目の夕日』『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』などで知られる脚本家・古沢良太が、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯をあらたな視点で描く、ひとりの弱き少年が乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。
音楽は、映画『長い散歩』『グラスホッパー』、ドラマ『私という運命について』、舞台『海の上のピアニスト』などを手がけたピアニスト/作曲家の稲本響が担当。メインテーマは尾高忠明指揮のNHK交響楽団が迫真の演奏を展開。乱世を駆け抜けた主人公たちを音楽でドラマティックに描き奏でるサウンドトラック集となっている。
また、パッケージ発売に先駆けて、1月15日から「どうする家康 メインテーマ〜暁の空〜」が配信リリースされる。
■稲本響 コメント
「どうする家康」の音楽について、大事にしていることが3つあります。1つは“応援曲“をつくるということ。世界中の人々が何かしらの変化を迫られている時なので、新しい扉を開く応援曲になれればと思いました。2つ目は、どんな曲も完全にネガティブな曲にはしないこと。ドラマの音楽なので、悲しい曲、苦悩している曲、つらい曲などありますが、例えば家康の苦悩を表現する曲の中にも、ほんの数パーセントだけ希望のモチーフを入れるようにしています。必ず夜は明けるんだという願いを込めて。3つ目は手拍子を随所に入れていること。 家康は戦乱の世に終止符を打ち、たくさんの人々が手をとりあって生きていける時代を作った人だと思います。そんな民衆の思いを象徴するために手拍子を用いて、彼らとともに前へ進んでいく家康を表現したいと考えました。
また、ピアニストでもある僕が臨めることとしては、例えば家康が若い頃には年代が新しい若々しい音色のピアノを使用しています。この後、家康が年齢を重ねると共に、少しずつ深みと迫力のある年代のピアノをNHKのスタジオに持ち込んで録音していく予定です。その辺りも一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。
リリース情報
2023.01.15 ON SALE
DIGITAL SINGLE「どうする家康 メインテーマ〜暁の空〜」
2023.02.22 ON SALE
OST『大河ドラマ『どうする家康』オリジナル・サウンドトラック Vol.1』
番組サイト
https://www.nhk.or.jp/ieyasu/