■「いつの日かロックスターになれることを夢見て書き上げました」(神はサイコロを振らない・柳田周作)
神はサイコロを振らないが、サンヨー食品“カップスター”の新プロジェクト『NEXT GENERATION NEXT CREATION』とのコラボレーションソング「夜間飛行」を1月11日にデジタルリリース。さらにWEB CM/MVが公開された。
『NEXT GENERATION NEXT CREATION』は、同じく1月11日より開始される、サンヨー食品の主力ブランド“カップスター”による、音楽と映像の新プロジェクト。箭内道彦率いる東京藝術大学 美術学部デザイン科 第2研究室 Design Alternative(箭内道彦教授)所属の4人の学生監督が、4バンドとコラボレーションし、4楽曲のMVを制作する。
神はサイコロを振らないの「夜間飛行」は、プロジェクトのリードコラボレーションソング。MVの監督は、山城浩平(東京藝術大学美術学部デザイン科4年)が務めた。
楽曲は、カップスターにお湯を注いでから出来上がりまでの時間とぴったりの3分で制作。他3バンドのMVは2月15日の公開が予定されている。
MVは、神はサイコロを振らないのメンバーが楽曲を制作し、ライブリハーサルを行う様子と、新進気鋭の女優・川床明日香が悩みながらも、真摯に芝居に向き合うシーンが交錯する構成。合間には、柳田の幼少期に撮影されたホームビデオの映像と、川床の幼少期の写真も織り交ぜられており、過去と現在が重なり合うエモーショナルな映像に仕上がっている。カップスターはそのシーンに寄り添うアイテムとして描写。
「夜間飛行」という楽曲が持つ静かな熱量と、夢を追う彼らを瑞々しく捉えた映像が溶け合う、最高の3分間となっている。
■神はサイコロを振らない インタビュー
Q. カップスターとのコラボによって生まれた「夜間飛行」という曲には、どんな思いが込められていますか?
柳田周作(Vo):最初の打ち合せで「名曲を書いてくれ」ってオーダーをいただいて、いちばん苦しいパスが来たんですが、そのぶん、自分の中でハードルがめっちゃ上がりました。名曲といってもいろいろあるし、特に日本においては90年代から2000年代初期のJ-POPなんて、今でもカラオケに行くとどの世代でも歌える曲が多くて、僕はまずそこを狙っていきたいなという、漠然とした目標をもって制作に入ったんですが、今回出来た「夜間飛行」は意外と踊れるというか、王道のJ-POPとは違うところにいる曲になりました。どちらかというと、あえて洋楽を意識したというか、UKなどの踊れる音楽を参考にしつつ、自分が少年時代から培ってきた日本のポップスを歌で表現したいという想いを曲に落とし込めたと思います。Q. 曲の誕生背景をお聞かせください。
柳田:僕は基本的に、歌詞はいちばん最後に書くパターンが多いんですけど、とにかく今回はメロディと一緒に歌詞を書いていきました。たぶん、ポップスにおいては、等身大な歌詞が共感を得るキーな気がしています。自分が元々、地元の宮崎の田舎町から大学で福岡に出てこのメンバーに出会って、みんなで上京してきてっていう、死に物狂いで夢を掴みたいっていうのを、常日頃思っているのですが、僕の作業部屋のベランダからは、遠くの渋谷スクランブルスクエアが見えて、近くの団地やアパート、マンションも意外と夜中でも明かりがついていて、その夜景を見ているうちに音楽じゃないにしても、この時間にも僕と同じように家族のため、自分自身のために、生きていくために、寝ぼけまなこをこすりながら仕事に打ち込んでいる人はたくさんいるんだろうなって仲間意識が芽生えて…そこからは時間がかからず、スラスラと詞が書けた気がします。Q.3分間という制限があるなかで素晴らしい演奏を披露されていますが、それぞれ聴きどころを教えてください。
桐木岳貢(Ba):ド頭のベースのスライドに結構、命かけて弾いています。ベースの「ズーン」という入り、そこがいちばん好きで、結構練習したんです。一発目から心をつかむじゃないですけど、ベースでそういうことができたらなと。
黒川亮介(Dr):実は今回、柳田さんとの激闘の末、ドラムが打ち込みに決まりました。ライブでは、原曲より派手にアレンジしようと思っているので、ライブも楽しみにしてほしいですね。
吉田喜一(Gu):自分は間奏ですね。めっちゃかっこよくないっすか? っていう(笑)。間奏のギターディレイのフレーズは柳田が持ってきたんですが、めっちゃかっこいいなって思って。ちょっとモダンではあるんですが、サウンド的にちょっとストラトのおいしい部分と合わさって、めちゃくちゃいい間奏に仕上がったんじゃないかと思っています。
柳田:歌詞の中に“I wanna be a Rockstar”という一節があるのですが、僕らって全然まだ駆け出しだし、メジャーデビューして間もなくて、バンド自体は結成して2023年で8年になるんですけど、まだまだだなって。「こんなもんじゃあかんな」と、改めて戒めになるような曲でもあります。「俺はロックスターなんだ」じゃなくて、「いつかロックスターになりたいな」という願いが込められているので、ライブでやるときは気持ちの入り方もとんでもないことになるんじゃないかなと思っています。「ロックスター」の“スター”と「カップスター」を重ねるというキーワードは、最初の打ち合わせの頃からあって、1サビとかに持ってくるつもりだったんですが、いちばん最後の一番エモい盛り上がりのところに持ってくることで、よりフックになるかなと考えました。■箭内道彦 コメント
若い力に求めるものは、小さく纏(まと)まってしまう大人達の焼き直しなどでは決してなく、迸(ほとばし)る創造の沸騰が放つ感情と閃光。 音楽と映像。唯一無二の才能が出会い、刺激し合い、助け合い、混ざり合って生まれた、4本のクリエイション。 この世界に、それぞれのリアルタイムが未来を照らす、永く短い、奇跡の3分間。
CupStarは、そのそばにいたいのです。■柳田周作(神はサイコロを振らない) コメント
かつてないほど愛情と熱量を注いだ「夜間飛行」という楽曲。今回は作詞・作曲だけでなく、編曲まで僕一人でやり切りました。
箭内道彦さん、カップスターチームからのオーダーとしては、CupStarにとってレガシー(遺産)になるような、ポジティヴでエネルギーに満ち溢れた楽曲。曲尺が3分ジャストであること。チャレンジャーであり続けるということ…。これら全ての条件を最高の形で表現できたと自負しています。スターとは刹那的で、終わりがあるからこそ輝ける。
いつの日かロックスターになれることを夢見て書き上げました。
リリース情報
2023.01.11 ON SALE
DIGITAL SINGLE「夜間飛行」
サッポロ一番公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@SanyofoodsJp1953
特設キャンペーンサイト
https://cupstar.jp/48thmusic/
神はサイコロを振らない OFFICIAL SITE
https://kamisai.jp/