■「買って、飽きて、すぐ捨てる。その行為は悲しいですし、作った方にも申し訳ない。それにお財布も痛いですしね」(上白石萌音)
上白石萌音が、『FRaU』1月号の表紙&巻頭特集に登場。東京に伝わる手仕事を体験し、責任あるもの選びについて語った。
『FRaU』1月号は、まるごと1冊SDGs号。最近、職人による手仕事の品を暮らしに取り入れているという上白石。今回は、江戸時代から様々な伝統文化や手仕事が残る墨田区を訪れ、江戸の庶民に親しまれてきたガラス工芸「江戸切子」の技術を今に伝える工房兼ショップ「すみだ江戸切子館」で、江戸切子づくりを体験した。
色をつけたガラスを高速回転する砥石に当てて削ることで繊細なカットを施す江戸切子。職人の技を間近で見学して「私にもできるかな?」と最初は不安げだった上白石だが、いざ体験を始めると「楽しい!」と笑顔に。職人さんも驚くほどの集中力で、通常の半分ほどの時間でオリジナルの江戸切子を完成させてしまった。
「江戸切子づくりを体験してみて実感したのは、人の手がつくるものの尊さ。それを体感として知った今、身の回りにあるものすべての背景に、誰かの手があるんだなと感じます。そう思ったら、自然と大切にしたいという気持ちが湧いてきます」と上白石。和蝋燭や染物など、他の伝統工芸も体験してみたいと語った。
プライベートでの買い物では、「衝動買いをせず、本当に欲しいのか、これを5年、10年先まで大切に使っていけるか」をじっくり考えるそう。インタビューでは、日頃のもの選びで気を付けていることについてもコメント。「買って、飽きて、すぐ捨てる。その行為は悲しいですし、作った方にも申し訳ない。それにお財布も痛いですしね」と上白石。ものとの向き合い方について大きな意識の変化を与えてくれた、あるアーティストとの出会いのストーリーも語った。
20代の上白石にとって、今、世界が抱える課題は、自分たちが生きる未来を大きく左右するものばかり。厳しい現実をしっかりと受け止めつつも、「環境や社会の問題に対して、勇気を持って言葉と行動にしていきたい」という言葉で締めくくった。
書籍情報
『FRaU』2023年1月号
2022.12.22 ON SALE
リリース情報
2022.12.07 ON SALE
Blu-ray&DVD『Mone Kamishiraishi「yattokosa」Tour 2022』
上白石萌音 OFFICIAL SITE
https://kamishiraishimone.com/