エリック・クラプトンが、ロックダウンの状況下で行った無観客アコースティックライブの劇場公開が決定

■「僕がしたいのは、ロウソクの火を燃やし続けるように、演奏をし続けることなんだ」（エリック・クラプトン）

エリック・クラプトンがパンデミック下で行った無観客アコースティックライブの模様が、10月8日より全国の映画館で期間限定公開されることがわかった。

2021年、エリック・クラプトンは同年5月に恒例のロイヤル・アルバート・ホールでのライブを予定していたが、世界中を襲っているCOVID-19の影響のためにキャンセルすることになってしまった。このロックダウンの状況下で、アーティストは何ができるのか考えたクラプトンは、「ミュージシャンは演奏を続けることだ」との決断に至り、イギリスの田舎町に旧知のメンバーを集め、無観客でアコースティックでのライブを行うことにした。

クラプトンのキャリアの中から選び抜かれたセットリスト、そして30年ぶりに収録されるアコースティックライブ『ロックダウン・セッションズ』。

メンバーはクラプトンの盟友ネイザン・イースト、スティーヴ・ガッド、そしてクリス・ステイントン。サウンドプロデュースは、数々の歴史的名盤を手掛け、誰もが知るクラプトンの大ヒット作『アンプラグド』も手掛けた伝説のプロデューサー、ラス・タイトルマンが担当。

そしてバンドはリハーサルを行いながら、クラプトンの膨大なレパートリーの中から、エレクトリックとアコースティックの両サイドから選曲を進めていき、最終的にクラプトン自身のルーツを探求するような選曲となった。

また、演奏自体にもこだわりを見せ、通常のライブでは表現し辛いが、無観客のクローズドだからこそできる繊細な演奏を心掛け、メンバーがとても楽しそうにプレイをしているのを感じることができる。

ロイヤル・アルバート・ホールでのライブと続くツアーは中止になってしまったが、そのおかげで、この特別なライブを我々は体験することができることとなったのだ。

なお、今回公開される劇場上映版には、後日発売されるDVD＆Blu-rayとは一部別編集、さらに劇場上映版のみで観ることができるオフショット、インタビュー等の15分以上の別映像が収録されている。

世界中を襲っている未曾有の疫病。このパンデミック下で、アーティストは何ができるのか。エリック・クラプトンは、「僕がしたいのは、ロウソクの火を燃やし続けるように、演奏をし続けることなんだ」と語っている。

PHOTO BY Dave Tree

映画情報

『エリック・クラプトン／ロックダウン・セッションズ』
10月8日（金）より全国期間限定上映
監督：デヴィッド・バーナード
出演：エリック・クラプトン、スティーヴ・ガッド、ネイザン・イースト、クリス・ステイントン、ラス・タイトルマン他
配給：Eastworld Entertainment / カルチャヴィル
89分/カラー/イギリス/2021年

『エリック・クラプトン／ロックダウン・セッションズ』作品サイト
https://www.universal-music.co.jp/ericclapton-lockdownsessions/

劇場リスト（随時更新中）
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=claptonlockdown

エリック・クラプトン日本OFFICIAL SITE
https://www.universal-music.co.jp/eric-clapton/