■1部のMCでは、欠席していた大倉空人と杢代和人の衣装を着用したマネキンが登場!
原因は自分にある。(以下、げんじぶ)が12月9日、東京・EX THEATER ROPPONGIにてファンクラブツアー『ゲンジブ観測所 Presents げんじぶ空間-first observation-』最終公演を開催した。
自身初となるファンクラブツアーは、前身グループであるBATTLE STREET時代に発売した2ndシングル「Show Time!」TYPE-Aに収録された「The Ceremony」からスタート。
約3年ぶりに解禁された楽曲を皮切りに登場し、1曲目に披露したのは代表曲の「原因は自分にある。」。哲学的な歌詞にピアノロックなサウンドが耳に残るこの曲は、今のげんじぶを作り上げた起源とも言える。
続いて初披露された「無限シニシズム」は、3rdアルバムの表題曲となっており、”終わりの終わりは始まり”とこの先のげんじぶの期待値を高めた。息つく間もなく「犬と猫とミルクにシュガー」と「In the Nude」を披露した。
MCではBATTLE STREETの想い出を振り返りつつ、大阪公演では、約3年前の同じ衣装を着たトレーディングカードを桜木雅哉が持ってくると、それぞれの成長ぶりに驚くと同時に、杢代和人のカードで取っているポーズの秘話を暴露するなど、懐かしい話は話題が途切れることはなかった。
5曲目に披露した「貴方に溺れて、僕は潤んで。」では、しゃれたフュージョン調の軽やかなナンバーを次々に歌い繋ぎ、それぞれ自分のパート以外は絶え間なく踊り続けるメリハリのあるダンスで観測者(ファンの名称)を魅了。
そして雰囲気を変え、2年前の配信ライブ『仮想げんじぶ空間』以来に「ラベンダー(Piano ver.)」を披露。有観客ライブでのパフォーマンスは初となった。
絶え間なく続くライブは中盤を迎え、秋ツアーではメンバー自身の動きを投影した3Dアバターとともに踊った「キミヲナクシテ」、2ndアルバムに収録された「夜夏」と続き、ニューヨークの雰囲気を纏う「夢に唄えば」の続編のような新曲「魔法をかけて」がこのツアーで初披露となった。
1部のMCでは、欠席していた大倉空人と杢代の衣装を着用したマネキンが登場。顔には本人の顔をプリントした写真が貼られており、「なんか(身長)大きくない?」(小泉光咲)と吐露。2部では、桜木の十八番である喜怒哀楽ウィンクを披露し、会場の熱が冷めぬままライブはラストスパートへ。
げんじぶ等身大の甘くほろ苦い感情をチョコミントに喩えた「チョコループ」。そして続くのは初恋の純粋な気持ちを歌う「ギミギミラブ」。サビでは、“せーのっ!“と客席を煽りジャンプし、会場が一体となった。
寂しさを感じさせるストレートな歌詞とは裏腹にアップテンポで疾走感溢れる楽曲の「結末は次のトラフィックライト」から、観測者の熱も加速させるかのように魅せたのは2021年11月に配信リリースした「黄昏よりも早く疾走れ」。
そして、現在のげんじぶの想い・葛藤を表現し、2023年1月に控えた自身最大規模の公演、パシフィコ横浜 国立大ホールでのライブ、そしてその先へと向かう彼らを表した楽曲「Q」を歌い上げた。
「観測者が何よりも大切」とメンバーが考えた今回のセットリストは、過去から現在、未来を表して演出に盛り込み、3rd アルバム収録楽曲を先行披露するなど、今までの3年の歩みを詰め込んだファンクラブ公演にふさわしいものとなった。
PHOTO BY 米山三郎
<セットリスト>
OverTure~The Ceremony~
M1.原因は自分にある。
M2.無限シニシズム
M3.犬と猫とミルクとシュガー
M4.In the Nude
M5.貴方に溺れて、僕は潤んで。
M6.ラベンダー(Piano ver.)
M7.キミヲナクシテ
M8.夜夏
M9.魔法をかけて
M10.チョコループ
M11.ギミギミラブ
M12.結末は次のトラフィックライト
M13.黄昏よりも早く疾走れ
M14.Q
リリース情報
2023.01.25 ON SALE
ALBUM『無限の終わり』
原因は自分にある。OFFICIAL SITE
https://genjibu.jp/