■「(CMカメオ出演は)ミュージックビデオとは違った感じの撮影だったので緊張しました」(Mrs. GREEN APPLE・大森元貴)
CM楽曲にMrs. GREEN APPLEの「僕のこと」をオーケストラアレンジで起用した、大塚製薬のカロリーメイト新CM『狭い広い世界で』篇が、11月26日よりオンエアされる。
受験期の風物詩として毎年話題のカロリーメイトの受験生応援CM。今年は、入学以来3年間“非日常”な学生生活を送ってきた今の受験生のリアルな姿を、スマホからの視点で描いている。受験生役に山時聡真、友人役に奥智哉が出演。推薦で受験を終えている同級生の様子を見て焦ったり、模試の判定でモチベーションを失ったりしながらも、さまざまなSNSやアプリケーションを活用し、友人と励まし合いながら勉強に向き合い続ける受験生を演じた。
「僕のこと」にオーケストラアレンジを加えてCM楽曲として起用されたMrs. GREEN APPLEも、サプライズ演出としてメンバー全員がCMに登場する。
それぞれ初めてのCM撮影となったMrs. GREEN APPLEの3人。大森(Vo&Gu)は美容師役に扮し、来店した主人公の髪をカットするシーンに挑戦。若井(Gu)と藤澤(Key)は、なんと学生役として出演。髪の毛も染めて役に挑み、撮影ではすべて一発OKの名優ぶりだった。
また、本作では、なかやまきんに君が“スタンプ風”の表現で登場するが、この画像は、実はこのCMだけのオリジナルとなっている。きんに君本人がさまざまな筋肉ポーズを送った中から厳選し、励ましのメッセージをのせて主人公を元気づけるアイテムとして制作した。
■Mrs. GREEN APPLE コメント
Q. 今回のCM楽曲として「僕のこと」に決まったときの気持ちを教えてください。大森元貴(以下:大森):率直にうれしかったですね。リリースしてから時間が経っているので、「僕のこと」という楽曲が未だにリアルタイムで受験生や誰かの心に寄り添えていると感じて、この曲もちゃんと生きてるんだなと改めて振り返るような感覚になりました。
Q. 今回、楽曲を特別にオーケストラバージョンにアレンジされるにあたり、どのようなことを意識されましたか?
大森:原曲の方にもストリングスが入っていて、かなり壮大なアレンジではあるのですが、今回はオーケストラで僕たち自身もこれだけの大編成でやらせていただくのは初めてだったので、ストリングスアレンジの方にも入っていただきました。『狭い広い世界で』と歌詞にも入っていますが、「バンドサウンドではなくて、この曲が持っている情景を最大限に感じたい」と、メンバーともそういった話をしました。
Q. 今回のCMでは、カメオ出演もされていますが、撮影を終えての感想をお聞かせください。
大森:ミュージックビデオとは違った感じの撮影だったので緊張しました。メンバーの撮影がバラバラだったので、「撮影こんな感じだったよ」と、連絡を取り合ったりするのも新鮮でした。
藤澤涼架(以下:藤澤):僕と若井は高校生役だったんですけど、僕はもう11年前のことですからちょっとドキドキで、大丈夫かなって。
若井滉斗(以下:若井):僕も8年ぶりに制服着ましたよ。
大森:若井は、めちゃくちゃ高校生になれていてすごいなと思った。(藤澤を指さしながら)いやいや、もう無理ですよ。限界を感じましたよ(笑)。僕は美容師役で、ハサミの持ち方とかはなんとなく知っていたけれど、ちゃんと現地で教えていただきました。撮影では実際に切ることになって、エクステは付いているんだけど、ドキドキして「すみませんね、本当に切っちゃったら」っていう怖い説明をしながら(笑)。でも、楽しかったですね。
Q. 今回の楽曲やCMには背中を押されるようなメッセージが込められていますが、これまでに「背中を押された」言葉やエピソードを教えてください。
藤澤:僕は学生の頃に吹奏楽をやっていたのですが、顧問の先生がすごく厳しくて、下手すれば1日中練習させてもらえずに先生の話を聞き続けるという日もあるぐらい、色んな言葉を投げかけてくれる先生だったんです。でも、その先生がいつも「やってみせろ!」ということを言っていたんです。それは、「目の前に大変なことがあったり、自分の中で悩んでいることがあるかもしれないけれど、大事なのは“やってみせる”という境地に行きつくことが大事なんだ」と仰っていました。それは大人になった今でも大切な言葉だと思っています。
若井:僕は学生時代、母親が毎朝見送ってくれたり、お弁当を作ってくれたことですね。毎日、学校でおいしいお弁当を食べて「このあともがんばるぞ」って気持ちになれたりとか。今思い返すと、自分にとってすごいパワーになっていましたね。
大森:僕はこの仕事を始めたのが高校3年生の頃でした。周りが大人ばかりだったため、自分の中で表現したいことがあるのに、どういう風に思いを伝えればいいのか分からず悩んでいたのですが、当時所属していたレーベルのスタッフさんに「あなたが言っていることはワガママではなくて自分が表現したいことなんだから、ワガママかもって思って発言を怖がるのはよしなさい」と言われたとき、表現者としての自覚を持てたというか……そういうものを背負っていくんだなと感じたことが強く残っています。
Q. 受験生や、今何かに向けて頑張っている方々へメッセージをお願いします。
大森:受験だったり、何か頑張らなきゃいけない、乗り越えなきゃいけない壁というのは人それぞれだと思うのですが、頑張った先に意味は必ずあると思うので、まず自分に負けないことがすごく大事かなと、僕も日々、感じながら生活しておりますので、一緒に頑張っていけたらなと思います。
リリース情報
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https://mrsgreenapple.com/