■「台本を読んだときのあったまる感じが映像になり、さらに温かさを増して、このあったかい輪がどんどんたくさんの方に伝わって繋がっていったらいいな」(久保史緒里)
映画『左様なら今晩は』の初日舞台挨拶が11月11日、東京・シネクイント CINE QUINTO スクリーン1で行われ主演の久保史緒里(乃木坂46)とメガホンを取った高橋名月監督が登壇した。
本作は、映画初出演で初主演を務める久保史緒里が演じる幽霊の愛助と、萩原利久が演じる平凡なサラリーマンの陽平との奇妙な共同生活を描いた作品。
いよいよ公開初日を迎え久保は「初めての映画で、公開される日が来るのかな、というくらいの気持ちだったんです。そのくらい“初めて”がうれしくもあり、不安でもあったので、無事にこうしてこんなにたくさんの方に来ていただいて初日を迎えられたことが、今は何よりもうれしいです」と胸いっぱいの想いを語った。
自身が演じた幽霊の愛助については、「(愛助は)幽霊になったことで、感情に忠実に生きている女の子です。幽霊ではあるけれども“生きてる人と変わらないな”と思い、そんな彼女を、何よりも等身大の女の子らしくするのが、いちばん彼女にとっての救いなのかな、と思いながら演じました」と語り、愛を込めてキャラクターと向き合っていた撮影当時を振り返った。
そして高橋監督は、作品に入る前、久保が出演する個人PV「春、ふたり」の映像をオフィシャルYouTubeでたまたま観ていたことがあり、「すごくナチュラルだし、ちゃんと引っ掛かるお芝居をするとっても素敵な女優さんだなと思っていて。だから、久保さんの名前が(愛助役に)挙がっていると聞いたとき、『絶対久保さんが良いと思います!』という話をしました」と回顧。
それを聞いた久保は「これを撮影のときにお聞きして、びっくりしました。私もすごくあのPVが好きで、何か次に繋がったらいいなと思っていたので、まさかこんな形で監督の目に届いているとは思わず、すごくうれしかったです!」と笑顔を見せた。
さらに舞台挨拶では、劇中で愛助が話す、広島県尾道市の方言、備後弁(びんごべん)を久保が生披露する場面も。
披露したのは「うち、デートがしてみたい」という、愛助が陽平をデートに誘うセリフと、 「何照れとるんよ。自分から言うたくせに」という、陽平が愛助に「愛助」と言う呼び名をつけたとき、照れる陽平に向かって言うセリフのふたつ。
披露してすぐ、「これ、合ってます!? 大丈夫ですか? 恥ずかしい!」と不安げになる久保だったが、撮影から1年も経つのにあまりにも本編どおりの完璧でかわいすぎる方言に会場からは拍手が起こり、それに照れる様子を見せた。
尾道での印象的な撮影エピソードを聞かれ、「尾道は坂が多かったのですが、特に台詞もなく、あっちに行ったりこっちに行ったり、ただただ愛助と陽平が楽しそうに自転車に乗るシーンがあって。萩原さんと息を切らしながら乗った思い出があります(笑)」と答えると、横から監督が「でもカットしちゃったんだよね…。良かったんだけど…ごめんね(笑)」と謝り、会場の笑いを誘った。
最後に久保は「台本を読んだときのあったまる感じが映像になり、さらに温かさを増して、このあったかい輪がどんどんたくさんの方に伝わって繋がっていったらいいなと思います。ぜひ二度三度と来ていただけたら、観ていただけたらうれしいです」と呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。
映画情報
『左様なら今晩は』
渋谷シネクイントほか全国の劇場にて絶賛公開中!
原作:山本中学(『左様なら今晩は』少年画報社『ヤングキング』刊)
監督・脚本:高橋名月
脚本:穐山茉由
出演:久保史緒里(乃木坂46) 萩原利久 他
配給:パルコ
(C)2022「左様なら今晩は」製作委員会
リリース情報
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映画『左様なら今晩は』作品サイト
https://sayokon-movie.com
乃木坂46 OFFICIAL SITE
https://www.nogizaka46.com/s/n46/?ima=0138