■「思い入れのあるMTVで、アーティストとしてパフォーマンスできることを奇跡と感じている」(岩田剛典)
スペシャルライブイベント『MTV VMAJ 2022 -THE LIVE-』が11月3日に有観客にて開催された。本稿ではそのオフィシャルレポートを掲載する。
オープニングアクトは、Chilli Beans.。SNSを中心に人気急上昇中の彼女らはMTVのヘビーローテーション“Buzz Clip”にも選出された「School」などを披露。続いて「Best New Artist Video -Japan-」を受賞しグループの結成1周年を迎えるINIの高塚がソロで登場し「Daisy Bell Award」を受賞したバルーンの「パメラ」をカバー。音程に高低差のある高難易度な曲を高らかに歌い上げ、 会場を感動の渦に引き込んだ。
3番手に登場したのは「Group of the Year」受賞の櫻坂46。キャプテン菅井友香の卒業を9日に控えた櫻坂46はグループ改名後初のアルバム『As you know?』より「Nobody’s fault」「条件反射で泣けて来る」「BAN」、そしてMV再生回数400万回以上を誇る「摩擦係数」まで足跡を振り返るようなパフォーマンスで会場を魅了した。
4番手は「MTV Dance the World Award」を受賞し、10月に1stアルバム『The Chocolate Box』を発表した岩田剛典。「小学生の頃からMTVのイベントに来ており、思い入れのあるMTVで、アーティストとしてパフォーマンスできることを奇跡と感じている」と語る岩田。自身のアルバムから3曲を披露し、中でも“愛”をテーマとした「Only One For Me」では文字通り会場を愛で包み込むかのような甘く優しい歌声を披露した。
中盤戦5番手に登場したのは「Best Hip Hop Video」受賞のSKY-HI。冒頭から「Sky’s The Limit」「何様 (THE FIRST TAKE Ver.)」と、 立て続けに超高速ラップで会場を飲み込む勢いを見せると、 5曲目には、 アワード受賞作で12月に発売の新アルバムにも収録予定の3RACHA(Stray Kids)とのコラボ楽曲「JUST BREATHE」を披露。ロックな雰囲気に圧倒される観客を前に、一転「Double Down」から「Snatchaway」など、ポップな側面も見せた。会場が盛り上がる中「もう友達だと思っていいよね」と披露されたのは、ファンからの人気も高い「カミツレベルベット2020」。「この経験を、あなたが自分自身を愛せるきっかけにしてもらえたらうれしい」と語り掛けた。
続いて登場したのは、ももいろクローバーZ。 オープニングのOvertureの時点から会場は「推し色」のサイリウムで埋め尽くされると「BLAST!」「The Diamond Four」「PLAY!」「MOON PRIDE」と続き、会場のテンションは最高潮に。続く6曲目には「Best Alternative Video」賞を獲得した「MYSTERION」を披露。暗転を挟み、世界的ギタリストのマーティ・フリードマンによるイントロから始まったのは「サラバ、愛しき悲しみたちよ」。続いて、ももいろクローバー時代から歌われ続けてきた「走れ!-ZZ ver.-」までを駆け抜けた。
イベントも終盤に差し掛かった7番手、歓声の中で登場したのは活動10年目を迎えた緑黄色社会。「Mela!」「merry-go-round」を披露して会場の空気を一気に掴むと、ボーカルの長屋は「キャラクター」MVの「Best Pop Video」受賞に触れ、「この曲がみんなに届いていることに感謝しています」と喜びを語ると、感謝のフレーズが多く登場する「時のいたずら」を披露。4曲目では「挑戦することへの恐怖を吹き飛ばせる新曲をライブ初披露したいと思います」と語り、日テレ系水曜ドラマ『ファーストペンギン!』主題歌である「ミチヲユケ」を初披露。「sabotage」「S.T.U.D」とアップテンポな楽曲で会場を盛り上げた後、 満を持して披露されたのが 「キャラクター」。メンバー全員が高い演奏技術を見せた終始圧巻のパフォーマンスだった。
大トリとして登場したのは「Inspiration Award Japan」を受賞したBiSH。ハシヤスメアツコの絶叫から始まり、メジャーデビューアルバム『GiANT KiLLERS』から「SMACK baby SMACK」「in case…」と続き会場が盛り上がる中、アユニ・Dは今回の受賞に触れ「とっても素敵な賞をBiSHはいただくことができました。皆さんがたくさん愛してくれているからだと思います、 ありがとうございます」と語りました。8月に発売された「サヨナラサラバ」でさらにボルテージが上がると、「My landscape」「beautifulさ」と一気に駆け抜け、最後はBiSHの代名詞とも言える「プロミスザスター」「BiSH-星が瞬く夜に-」で会場全体と一体に。曲ラストでは、アイナ・ジ・エンドの「みんなでジャンプしてもいいですか」の呼びかけに応えた会場全体が跳び、イベントは最高潮の盛り上がりの中で幕を閉じた。
本イベントの模様は11月26日19時よりMTVにて放送(再放送あり)、 同時刻よりHuluストアにて配信される。
【セットリスト】
■Chilli Beans.
See C Love
lemonade
Tremolo
School
■高塚大夢 (INI)
パメラ
■櫻坂46
Nobody’s fault
恋が絶滅する日
条件反射で泣けて来る
BAN
流れ弾
摩擦係数
■岩田剛典
Ready?
Let Me Know
Only One For Me
■SKY-HI
Sky’s The Limit
何様 (THE FIRST TAKE Ver.)
Mr. Psycho
Sexual Healing
JUST BREATHE
Double Down
Snatchaway
Seaside Bound
カミツレベルベット 2020
To The First
■ももいろクローバーZ
BLAST!
The Diamond Four
PLAY!
MOON PRIDE
MYSTERION
サラバ、 愛しき悲しみたちよ
走れ! -ZZ ver.-
■緑黄色社会
Mela!
merry-go-round
時のいたずら
ミチヲユケ
sabotage
S.T.U.D
キャラクター
■BiSH
GiANT KiLLERS
SMACK baby SMACK
in case..
サヨナラサラバ
My landscape
beautifulさ
プロミスザスター
BiSH-星が瞬く夜に-
(C)岸田哲平
番組サイト
https://www.hulu.jp/store
MTV OFFICIAL SITE
https://www.mtvjapan.com/