■コンセプトは、自宅に招き入れたようなリラックスした空間。「安田レイの部屋へようこそ!」
安田レイが、10月23日にワンマンライブ『Rei Yasuda Acoustic Live 2022 “Home Sweet Home”』を2ステージ制で開催した。
このライブは、安田自身によるコンセプトのもと、自宅に招き入れたようなリラックスした空間とアコースティックアレンジで構成。実際に、安田が自宅で使用しているソファやラグ、シェルフ、大好きな花を自分で生けた花瓶などの私物がステージに並ぶ、ホームパーティーのようなアットホームな雰囲気で演出された。
バンドによるオープニング演奏に導かれ、1stステージがスタート。真っ白な衣装の安田が登場すると、会場は拍手に包まれた。オリジナルとは違う、やわらかなアレンジによる「キラメキmoonlight」「true colors」に続き、2021年にリリースされ、安田の作詞・作曲、TENDREによるプロデュースで制作された「blank sky」を披露。オリジナルとは異なる生の楽器演奏によって、楽曲のあらたな魅力を引き出した。
MCに続いて披露されたのは、TVアニメ『魔法科高校の劣等生』のエンディングテーマとしてリリースされた「Mirror」。アウトロのフェイクが力強く伸びやかに、2021年のBillboard Live Tokyoでの記憶も新しいジャズアレンジで演奏された。そして、今回のライブコンセプトにも通じる「sweet home」が約5年ぶりに演奏されると、会場はタイトルどおりの優しい空気に包まれた。ジャズアレンジコーナーのラストは、『THE FIRST TAKE』でのH ZETTRIOとの共演でも話題を呼んだ安田の代表曲「Brand New Day」。手拍子や手振りなども交えたパフォーマンスで会場はひとつになった。
祖母から譲り受けたというソファに腰掛け、リラックスした雰囲気でのMCの流れから、TVアニメ『夏目友人帳 陸』エンディングテーマの「きみのうた」をピアノと歌を中心としたアレンジで演奏。2021年にJQ from Nulbarichとのコラボレーションから生まれた「It’s you」は、アコースティックギターとの演奏から始まり、安田の歌の強さと繊細なニュアンスまで伝わる感動的なパフォーマンスに。
MCを挟んで披露されたのは、THE CHARM PARKプロデュース、TVアニメ『ラブオールプレー』のエンディングテーマとして話題を呼んだ新曲「風の中」。オーディエンスを前に演奏されたのはこの日が初めてで、オリジナルアレンジの勢いはそのままに、爽やかに歌い上げられた。
バンドメンバーの紹介を挟んで披露された「bring back the colors」、ポケットモンスター劇場版主題歌の「Tweedia」の2曲のあとは、Hulu・日本テレビ共同制作のTVドラマ『君と世界が終わる日に』挿入歌として安田自身最大の配信ヒットとなった「Not the End」。緊張感のある歌い出しから安田の歌唱力の高さがフルで発揮された、ライブ本編を締め括るのにふさわしい圧巻のパフォーマンスとなった。
アンコールに応えて、再登場。グッズ紹介に続き、2023年3月に開催するワンマンツアーの情報が発表された。「ツアーできることが本当にうれしい」という想いと共に、遠方から来たファンに対して「今度は私が会いに行くからね」と感謝を伝えた。チケットは11月19日12時からファンクラブ先行受付がスタートとなる。詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。
最後はソフトバンクから発売中のワイヤレスイヤホン“HeartBuds”のテーマ曲として書き下ろされ、結婚する親友を想って作られた「each day each night」を壮大に歌い上げ、感動のフィナーレを迎えた。
■『Rei Yasuda Acoustic Live 2022 “Home Sweet Home” 1st Stage』セットリスト
1.キラメキmoonlight
2.true colors
3.blank sky
4.Mirror
5.sweet home
6.Brand New Day
7.きみのうた
8.It’s you
9.風の中
10.bring back the colors
11.Tweedia
12.Not the End
EN1.each day each night
リリース情報
2022.08.24 ON SALE
SINGLE「風の中」
安田レイ OFFICIAL SITE
www.yasudarei.net