■初共演となる有村架純&目黒蓮が、お互いの印象を語る。「すごく⼼が救われました」(目黒)
12月2日に公開される、映画『月の満ち欠け』の現場レポートとメイキング写真が公開された。
2021年11⽉から12⽉にわたり撮影された本作。有村架純と目黒蓮の撮影は主に、劇中の80年代パートで舞台となる⾼⽥⾺場で⾏われた。現在も⾼⽥⾺場にある名画座“早稲⽥松⽵”を80年代⾵に作り込み、瑠璃と三⾓の2度⽬の再会シーンが撮影された時は、突然のふたりの登場に思わず⽴ち⽌まる歩⾏者が続出。だが有村、⽬⿊共に最後まで役に集中し、⼤きな混乱もないまま撮影は無事終了した。
また、同じく⾼⽥⾺場近くの川沿いでは、瑠璃と三⾓の微笑ましい初デートシーンを撮影。憧れの⼥性と奇跡的な再会を果たし、どこか舞い上がっている様⼦の三⾓が初々しいこのシーンも、廣⽊監督の求める⾃然さ、リアリティが徹底されている。
実は台本にはない動きやセリフが当たり前のように追加されているのだが、有村も⽬⿊もどこまでがセリフか分からないほどナチュラルな佇まいで臨んでいた。またこのシーンは、道路に⼤きく張り出したクレーンカメラが⼀度もカットを割ることなく、⻑回しでふたりを追い続ける。4分近いシーンとあって現場には⼼地いい緊張感が漂っていたが、撮影の合間によく晴れた空を⾒上げて「天気いいね」と談笑するふたりは、役を通じて打ち解けている様⼦だった。
今回、本作にて初共演となるふたり。有村は⽬⿊について「⼀⾔⼀⾔を⼤切にセリフを⾔われる⽅だなと思えたので、瑠璃として気持ちを動かしながらやり取りができたと思います」と話し、対する⽬⿊は有村について「役としてもリードしてくれましたし、僕としてはすごく⼼が救われました。役者さんとしては引き出しの多さに⽇々驚かされました」と語っている。
解禁となった初デートシーンのメイキング写真でも、次第に緊張もほどけてきた様⼦のふたりが、監督を交えディスカッションをする姿が捉えられている。
映画情報
『月の満ち欠け』
12月2日(金)公開
原作:佐藤正午「月の満ち欠け」(岩波書店刊)
主演:大泉 洋
出演:有村架純 目黒蓮(Snow Man) 伊藤沙莉 / 田中圭 柴咲コウ
菊池日菜子 小山紗愛 阿部久令亜 尾杉麻友・寛一郎 波岡一喜 安藤玉恵 丘みつ子
監督:廣木隆一
脚本:橋本裕志
音楽:FUKUSHIGE MARI
劇中曲:John Lennon「Woman」(ユニバーサル ミュージック)
配給:松竹株式会社
【STORY】
”もう一度逢いたい”と願う純粋な想いが、27年の時を超えて奇跡を起こす––
仕事も家庭も順調だった小山内堅(大泉洋)の日常は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃のふたりを不慮の事故で同時に失ったことで一変。
深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。事故に遭った日、小山内の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が狂おしいほどに愛した“瑠璃”という女性(有村架純)の生まれ変わりだったのではないか、と告げる。
【愛し合っていた一組の夫婦】と、【許されざる恋に落ちた恋人たち】。
全く関係がないように思われたふたつの物語が、数十年の時を経てつながっていく。
それは「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い想いが起こした、あまりにも切なすぎる愛の奇跡だった——。
(C)2022「月の満ち欠け」製作委員会
映画『月の満ち欠け』作品サイト
movies.shochiku.co.jp/tsuki-michikake/