■「王司はウザキャラなので(笑)楽しんで観ていただけたらうれしいです」(THE RAMPAGE・川村壱馬)
「見た者が必ず一定期間ののち死に至る」という“呪いのビデオ”の恐怖を描き、呪いがビデオを介して拡散されるという衝撃的な設定が世界中を震撼させた最恐ホラーの最新映画『貞子DX』が10月28日に全国公開となる。
そして9月28日、東京・イイノホールにて、現代社会に適応しSNSで<拡散>される貞子の呪いと、<呪いの方程式>を解明しようとする主人公たちの対決を描いた超体感型<謎解き>タイムサスペンスホラーの完成披露試写会が実施された。
貞子の呪いに立ち向かうIQ200の天才大学院生・文華を演じた主演の小芝風花、文華と共に呪いに挑む自称占い師・前田王司役の川村壱馬(THE RAMPAGE)、謎に包まれた協力者の感電ロイド役を演じた黒羽麻璃央、そして本作でメガホンをとった木村ひさし監督が登壇。
また、会場には“みんなで貞子になろう”というコンセプトの元、貞子のイメージカラーとも言える白のドレスコードで集まった総勢300名もの観客が大集結! 客席が黒髪と真っ白な洋服で溢れ返っているという、未だかつて見たことのないような本作ならではの異様な光景にキャスト陣が圧倒されつつも、イベントがスタートした。
世界的にも有名な最恐ホラー・貞子シリーズ最新作への出演ということで、オファーを受けた時の感想について、小芝は「いろいろな方が代々出演されている有名な作品に自分をキャスティングしていただけるというのが本当にうれしかったですし、光栄に思いました。普段怖いのは苦手で『リング』は小さい頃に見てトラウマになって、夜ひとりでトイレに行けなくなるぐらいだったので、撮影中は呪われないようにしなきゃと思って臨みました(笑)。撮影現場は和気あいあいとしていたので、除霊とかは大丈夫そうでした!」とお茶目に回答。
川村は「まず衝撃でした。ホラー映画というジャンルで自分にお話をいただけると思っていなかったので、とてもうれしかったですし光栄でした。王司はウザキャラなので(笑)皆さんがそれぞれ笑っていただいたり、楽しんで観ていただけたらうれしいです」とコメント。続いて黒羽が「出演が決まってから衣装合わせに向かったら、会場の皆さんのような白い洋服と黒髪のウィッグと、さらにはガスマスクが用意されていて、これはいったい何の撮影をするんだ!? というプチパニックはありましたが、撮影期間中は小芝さんと川村さんの元気さに力をもらいながら楽しく演じさせていただきました」と語り、世界的に有名なシリーズへの待望の出演にそれぞれ喜びを滲ませた。
本作では、現代社会に適応した貞子の呪いによって24時間で死に至り、それがSNSで<拡散>され、迫りくる恐怖が描かれるが、会場の観客に拡散したい撮影現場でのエピソードについて聞かれると、撮影現場を回顧しながら黒羽が、川村について「今回の作品でヘタレと言いますか、あまりモテないタイプの男の子役を演じられているのですが、(THE RAMPAGEの)ライブを拝見したときにギャップでどうにかなりそうでした。アーティストとして活動している姿がカッコよすぎて衝撃だったので、会場の皆さんに拡散します!」と劇中の“自称・占い師”でポンコツさも垣間見える王司役とは似ても似つかぬ、アーティストとしての川村の魅力に衝撃を受けたと興奮気味に語り、川村が照れながらお礼を言う場面も。
続いて小芝は「川村さんは、お会いする前に見たお写真が強そうな雰囲気のものが多かったので、怖い人だったらどうしようと心配でしたが、お祓いで一緒になった際に玉串を神様に捧げる動作を前日の夜から練習してきたというエピソードを聞いて、この人真面目だ! とギャップをすごく感じました(笑)」と、川村に対して打ち解けた瞬間のエピソードを披露した。
小芝について、川村は「地元も世代も一緒で、共通点も多かったので撮影の合間も楽しかったですし、何より現場のスタッフさんに対しての振る舞いが座長として本当にリスペクトできる方だなと思いました。皆さんに気配りをされている姿が素晴らしかったです」と大絶賛!
最後に、劇中で登場する文華の独特なキメポーズについて監督から演技指導を受けた際、あまりに独特なポーズに冗談かと思ったという小芝は「またまた~と最初は流していたのですが、本当にやるんだよと聞いてびっくりしました(笑)。文華のシンボル的な動きになっています」と話し、木村監督ならではの演出エピソードを披露した。
終始和気あいあいとした穏やかな雰囲気のまま行われていた舞台挨拶だが、ここで突然会場が暗転し不気味な音とともに井戸から手を伸ばす貞子の映像が大画面で流れると、スポットライトに照らされた貞子が突如客席に出現! 急きょ応援に駆け付けた貞子は劇中の演技さながらにおどろおどろしい動きで舞台へ上がると、観客からは歓声交じりの悲鳴が起こる場面も!
2019年には“怨霊”で初めてニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選出、今年は公式YouTubeチャンネル『貞子の井戸暮らし』でYouTuberデビューを果たした他、ゲーム、歌舞伎と活躍し続ける貞子。そんなベテラン女優・貞子は、本作でのすごいポイントを聞かれると、司会に近づき、“見どころはたくさんの貞子”と小声で耳打ちし、さらに貞子が突如“呪いのポーズ”をキメた瞬間、キャストの背後の暗幕が引かれ、総勢30名にもおよぶ貞子軍団が出現! まさかのサプライズ演出の追撃にキャスト陣は「すごい!!」「めっちゃいる!!」「どうしたらいいんですか!?」と声を上げて驚きつつ、その迫力に黒羽が思わず「今日夢に出てくるよ!」とコメント。最後は多忙を極める貞子によるテキパキとした指揮の元、会場に悲鳴を巻き起こした貞子軍団は惜しまれつつ退場した。
終了の時刻が迫り、最後に観客へのメッセージを聞かれると、木村監督は「今大量の貞子が出てきて、ずっと話そうと思ってたことを忘れてしまいました(笑)。いよいよ公開まで1ヵ月ほどになり、しっかり怖い貞子を作ろうと思って作りましたが、出来上がった作品を見ると、何なら貞子に皆さんが愛情も持てるのではないかと思います。ぜひ皆さん楽しんでください。よろしくお願いします」と挨拶。
そして最後に小芝が「今回の作品では、今まで呪いのビデオで拡散していたものが、SNSという拡散力が強いものに変わってパワーアップしています。SNSの力は本当にすごいので、今日観てくださった皆さんが面白いなと思ったら、たくさんツイートして拡散してくださるとうれしいです!」と締めくくり、観客が扮した大量の貞子とキャスト陣が一緒に記念撮影を行ったのち、悲鳴と歓声の渦に包まれた前代未聞のイベントは幕を閉じた。
映画情報
『貞子DX』
10月28日(金)全国ロードショー
出演:小芝風花 川村壱馬(THE RAMPAGE)黒羽麻璃央 八木優希 渡辺裕之 西田尚美 池内博之
監督:木村ひさし
脚本:高橋悠也
世界観監修:鈴木光司
製作:『貞子DX』製作委員会
配給・制作:KADOKAWA
(C)2022『貞子DX』製作委員会
映画『貞子DX』作品サイト
movies.kadokawa.co.jp /sadako-movie/