■「前代未聞の映画俳優であり、主題歌アーティストの姿をぜひ目撃していただけると幸いです」(川村元気)
映画プロデューサー・脚本家・小説家として『告白』『悪人』『世界から猫が消えたなら』『君の名は。』など多数の映画を製作してきた川村元気。映画製作の一方で、小説家としても数々の話題作を生み出してきた。
そんな川村が2019年に発表した、自身4作目となる小説『百花』(文春文庫刊)。川村自身の体験から生まれたこの小説は27万部を超えるベストセラーとなり、このたび、原作者である川村自身が監督・脚本を手掛け、映画化された。
記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出を甦らせていく息子・葛西泉を演じるのは菅田将暉。すべてを忘れていくなか、様々な時代の記憶を交錯させていく母・葛西百合子に原田美枝子。ダブル主演のふたりが、親子の愛を紡ぎ出していく。
そんな映画『百花』の劇中に登場するのが、バーチャルヒューマンアーティスト“KOE”。KOEは、劇中で泉(菅田)と妻の香織(長澤まさみ)が携わる、AIとCGによってアーティストを生み出す音楽プロジェクトだ。
そして、そのKOEが、映画『百花』主題歌に大抜擢。リアルの世界でもデビューを果たす。音楽プロデューサーは、藤井 風らのプロデュースを手掛けるYaffle。さらに、映画公開に先駆け、KOEが歌う「Hello, I am KOE」のMVも解禁。MV監督は川村元気、平瀬謙太朗。心を震わす「主題歌」と「映画」、どちらにも注目だ。
■MVのストーリー
冒頭、数々のアーティストの記憶とCGで構成されたバーチャルヒューマン、KOEが、モニター画面の中で誕生する。ネオン街、水族館、花畑…KOEはモニターのなかの世界を旅して、いろいろなことを知り覚えていく。そして旅を終えたKOEは、気付けば画面の中から飛び出し現実の世界に立って、そして歩き出す。もしかしたらバーチャルヒューマンとして生まれたKOEは、我々の現実の世界にいるのかもしれない。
■監督・川村元気 コメント
菅田将暉演じる主人公の泉は、認知症になり徐々に自分のことを忘れていく母・百合子と向き合いながら、仕事場では数々のアーティストの記憶をインプットして生み出すヴァーチャルヒューマン・アーティストのKOEに相対している。百合子とKOE、果たしてどちらが「人間らしい」のか。そんな記憶と人間にまつわる問いについて、スタッフ、キャスト皆で考えながら創造していったのがKOEです。AIやCG、衣装やメイクのデザイン、撮影そして音楽など、KOEにかかわったスタッフの数は200人を超える、壮大なプロジェクトになりました。前代未聞の映画俳優であり、主題歌アーティストの姿をぜひ目撃していただけると幸いです。■Yaffle コメント
人間の姿形をしているはずなのに、生身の人間からでは感じられない雰囲気や、ヴァーチャルアーティストだからこそ表現できているであろう美しさを感じました。
それと同時に人間ではないヴァーチャルアーティストがアートの主人公となって描かれていることに対して、少し背徳感のようなものを覚えるのですが、その危うさがさらにこのMVの美しさを昇華させているように感じました。
そしてとにかくどこを切り取っても画が綺麗で感動しました。
リリース情報
2022.09.07 ON SALE
KOE
EP『Hello, I am KOE』
映画情報
『百花』
9月9日(金)より全国ロードショー
出演:菅田将暉 原田美枝子
長澤まさみ / 北村有起哉 岡山天音 河合優実
長塚圭史 板谷由夏 神野三鈴 / 永瀬正敏
監督:川村元気
脚本:平瀬謙太朗、川村元気
音楽:網守将平
原作:川村元気『百花』(文春文庫刊)
配給:東宝
海外配給:ギャガ
(C)2022「百花」製作委員会
映画『百花』作品サイト
https://hyakka-movie.toho.co.jp
KOE OFFICIAL WEBSITE
https://www.universal-music.co.jp/koe/