レパートリーが更新されず、カラオケに行くといつも同じ曲を歌ってしまう。複数人でカラオケに行った際、自分が歌うとどうも盛り上がりにかけてしまい“選曲タイム”“トイレタイム”になってしまう…という経験をした人は少なくないのでは?
もっと歌える曲やジャンルを広げたい! みんなと盛り上がれる曲を覚えたい! そんな人に向けて、カラオケで盛り上がる定番ソングとこれが歌えれば人気者(!?)な最新のトレンド曲を紹介する。
■2025年版!最新&定番カラオケで盛り上がる曲20選
01.「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts
02.「はいよろこんで」こっちのけんと
03.「Magnetic」ILLIT
04.「小さな恋のうた」MONGOL800
05.「ミックスナッツ」Official髭男dism
06.「かわいいだけじゃだめですか?」CUTIE STREET
07.「栄光の架橋」ゆず
08.「丸ノ内サディスティック」椎名林檎
09.「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
10.「アイドル」YOASOBI
11.「残酷な天使のテーゼ」高橋洋子
12.「チェリー」スピッツ
13.「APT.」ROSÉ&Bruno Mars
14.「怪獣の花唄」Vaundy
15.「天体観測」BUMP OF CHICKEN
16.「晩餐歌」tuki.
17.「さよならエレジー」菅田将暉
18.「唱」Ado
19.「マリーゴールド」あいみょん
20.「残響散歌」Aimer
「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts(クリーピーナッツ)
2024年1月7日に配信限定リリースされたCreepy Nuts14作目のシングル。テレビアニメ『マッシュル-MASHLE-神覚者候補選抜試験編』のオープニングテーマで、『THE FIRST TAKE』でのパフォーマンスは、4日で1000万回再生を突破。同サイトのシリーズ最速記録を樹立した。オープニングムービーに合わせたダンス、通称“BBBBダンス”はTikTokなどで流行。簡単に踊れるので、場が一気に盛り上がるだろう。
「はいよろこんで」こっちのけんと
2024年5月27日リリースのこっちのけんと通算6作目の配信限定シングル。歌詞に込められたメッセージはもちろん、クセになるメロディが話題に。比較的ゆっくりめで進行するので音程が取りやすく、ノリやすいリズムが特徴。特にサビパートのキレが特徴で、合いの手を入れるパートもあり、みんなで盛り上がれる一曲。TikTokの“踊ってみた”でも人気の“ギリギリダンス”は、腕の振りだけでも覚えておくとさらに楽しめそうだ。
「Magnetic」ILLIT(アイリット)
2024年3月25日リリース、ILLITの1stミニアルバム『SUPER REAL ME』のリード曲として発表された「Magnetic」。“HYBEの末娘”こと、ILLITはHYBEとして3番目となる、HYBE傘下のBELIFT LAB初の5人組ガールグループ。相手に夢中になる10代の恋心を描いた「Magnetic」は、“You, you, you, you,”と続くサビのリフレインが特徴だ。楽曲はキュートな世界観ではあるが、英語と韓国語による歌詞を完璧に歌えたらカッコいい印象を与えられる一曲。
「小さな恋のうた」MONGOL800(モンゴルハッピャク)
2001年9月にMONGOL800(通称:モンパチ)がリリースした2枚目のアルバム『MESSAGE』収録曲。「あなたに」と共に同作のリード曲として、有線をはじめとする様々な媒体でオンエアされ、全国区へと一気に広まっていった。
2007年にはドラマ『プロポーズ大作戦』の挿入歌に起用され、シングルカットされていないにも関わらず、世代を超えて愛されるMONGOL800の大ヒット曲に。イントロなしの歌い出しには注意が必要だが、マイクを持っていなくても全員でシンガロングできるので一気にその場を盛り上げることができるだろう。
「ミックスナッツ」Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)
テレビアニメ『SPY×FAMILY』のオープニング主題歌。2022年4月15日にデジタル配信され、同日にYouTubeで公開されたMVは動画再生数1億3千万回を突破。バンドとストリングスによる疾走感に溢れるメロディに、藤原聡ならではの伸びやかなボーカルが鮮やかに響く。AメロからBメロ、サビに進むにつれて華やかさを増すメロディラインは爽快感があり、落ち込んだ友人を勇気づけるような温かいメッセージが込められた歌詞で、想いを歌に託して届けるのもいいだろう。音に酔いしれながれ熱唱したい楽曲だ。
「かわいいだけじゃだめですか?」CUTIE STREET(キューティーストリート)
アソビシステム所属の8人組アイドルグループCUTIE STREETのデビュー曲。2024年9月8日配信リリースされ、配信からわずか1ヵ月ほどでTikTokの楽曲投稿数が10万投稿を突破と、SNSを中心にバイラルヒットを飛ばす。まるで会話をしているかのような親しみやすい歌詞と、キュートでポップなメロディラインが特徴で、メンバーの衣装のようにカラフルな歌声も大きな魅力だ。女性はもちろん、男性が完璧に歌い上げることでさらに盛り上がりそうだ。アイドルになりきって熱唱したい。
「栄光の架橋」ゆず
2004年7月にリリースしたゆずの21枚目のシングル。本楽曲はNHK『アテネオリンピック中継』公式テーマソングに起用されたほか、その後もCMソングや学校の合唱、応援歌や卒業ソングとしても歌われている。
ゆっくりとした曲調、言葉を丁寧に紡いだ日本語の歌詞、男女問わず出せる音域なので、カラオケにはもってこいだろう。大切な仲間へ贈るサプライズソングとしても喜ばれそうだ。
「丸ノ内サディスティック」椎名林檎(しいな りんご)
1999年2月24日にリリースされた椎名林檎の1作目のスタジオ・アルバム『無罪モラトリアム』に収録されている。シングルカットされていないにも関わらず浸透し、様々なアーティストたちがカバーするなど幅広い世代から愛されている代表曲のひとつ。タイトルにあるように東京の地名のほか楽器の名称などが盛り込まれた椎名らしい言葉づかいと、巻き舌を盛り込んだ尖った歌唱が特徴的。女性はもちろん、男性にもおススメしたい一曲。練習を積んでカッコよく歌い上げてみてはいかがだろう。
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)
テレビアニメ『忘却バッテリー』のオープニングテーマ曲。2024年4月12日に配信リリースされ、YouTubeの動画再生数は1億2千万回(2025年3月10日現在)を突破。現在も上位にランクインするなど人気は衰え知らず。卒業シーズンはもちろん、どんな境遇の人にも響くような、背中を押してくれるエールソングだ。歌いやすいリズムと歌詞も特徴で、みんなで大合唱すると盛り上がりそうだ。学園を舞台に、ボーカル・ギターの大森元貴、ギターの若井滉斗とキーボードの藤澤涼架が制服姿で登場するMVも必見だ。
「アイドル」YOASOBI(ヨアソビ)
テレビアニメ『【推しの子】』(第1期)オープニング主題歌。2023年4月12日にデジタル配信が開始され、同年5月には英語版をリリース。国内はもとより、Billboard Global Excl. U.S.で日本初の1位を獲得するなど爆発的なヒットを飛ばした。物語のエピソードが盛り込まれた歌詞にはじまり、 “アイドル”らしく、Bメロからは合いの手やクラップがさりげなく差し込まれている。音ノリが良く、みんなで盛り上がれるのも高ポイント。アイドルになりきって、キュートに小悪魔的に歌い上げればさらに盛り上がるだろう。
「残酷な天使のテーゼ」高橋洋子(たかはし ようこ)
1995年10月リリース、高橋洋子の11枚目のシングル。テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニングテーマ曲に起用され、アニメ作品のヒットと共に本楽曲も人気を集める。
2017年公開のYouTube動画は2022年8月現在までに動画再生数3,267万回を突破と、アニメ作品のファンのみならずアニメの内容までは知らないという層からも支持を得る人気曲。どんなメンツでも盛り上がる鉄板ソングとして覚えておいて損はない。熱いパトスで歌いきれ!
「チェリー」スピッツ
1996年4月リリースのスピッツ13枚目のシングル曲で、ミリオンセラーを記録するほどの大ヒットソング。様々なアーティストがカバーしたほか、2019年11月にはNTT東日本のCM 『ICTる?』宣言篇に同曲のカバー曲が起用された。
ポップでありながらゆっくりとした曲調で、誰もが覚えやすく歌いやすいのも長年に渡って愛されている理由といえるだろう。
カラオケでひとしきり盛り上がったタイミングでクールダウンしたい時に、またはじっくり歌いたいタイミングでエントリーしたい楽曲だ。
「APT.」ROSÉ&Bruno Mars(ロゼ&ブルーノ・マーズ)
BLACKPINKのロゼとブルーノ・マーズによるコラボレーションによって誕生した「APT.」。2024年10月18日に配信され、全米の音楽チャートBillboard Hot 100でもトップ10に入るほどの人気で、日本の音楽チャートでも首位を獲得した。リフレインする歌詞とメロディで、一度聴いたら耳から離れない、中毒性があるポップチューン。タイトルは韓国の飲み会で行われる「アパトゥ・ゲーム」からつけられたように、カラオケの冒頭で歌えば一気に盛り上がるはず。
「怪獣の花唄」Vaundy(バウンディ)
2019年よりYouTubeに楽曲の投稿を開始したVaundy。1stアルバム「怪獣の花唄」は『strobo』の収録曲で2020年5月11日に配信限定リリース。2022年大晦日に放送の『第73回NHK紅白歌合戦』での歌唱をきっかけにさらに注目を集める。イントロを経ずに歌い出す潔い構成で、サビでは階段を駆け上がっていくようなコード進行が清々しい。親しみやすさと歌いやすさが共存するロックチューンで、歌えば必ず盛り上がるはず。鈴鹿央士らが出演するMVにも注目だ。
「天体観測」BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)
2001年3月リリース、BUMP OF CHICKENの3枚目のシングル曲。2002年放送のドラマ『天体観測』(フジテレビ系)の挿入歌のひとつとして起用され注目を集めた。2013年には松坂桃李、石原さとみが出演した『ドコモ dヒッツ「夏の想い出」篇』のCMソングとしても起用。
疾走感あるナンバーで、イントロが流れた瞬間から盛り上がること必須なカラオケソングだろう。場を温めるべく、序盤でエントリーして熱唱すれば、一気にみんなのボルテージが上がるはず。
「晩餐歌」tuki.(ツキ)
YouTubeでの弾き語り動画で注目を浴びた15歳のシンガーソングライターtuki.。「晩餐歌」発表当時は中学生だった。アコースティックギターの哀愁を帯びたAメロに始まり、Bメロ、サビへと進むにつれて歌声も華やかさを増していく。透明感がありながらも、力強さがあるボーカルが冴えわたる。tuki.のYouTubeチャンネルでは、『晩餐歌』の歌詞とカラオケ音源が公開されているので、こっそり練習できるのも高ポイント。伸びやかな歌唱を目指してマスターしたい曲だ。
「さよならエレジー」菅田将暉(すだ まさき)
2018年1月にデジタル配信、同年2月にCDをリリースした菅田将暉の3作目のシングル曲。作詞・作曲は石崎ひゅーい。2018年放送の山﨑賢人が主演を務めたドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系)の主題歌に起用された。
メッセージ性のある歌詞に、どこか懐かしいメロディがマッチ。疾走感溢れる楽曲で、叫ぶように歌えば盛り上がること必至。
「唱」Ado(アド)
2023年9月6日にデジタル配信された「唱」。同年秋に開催のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィンイベント『ゾンビ・デ・ダンス』新テーマソングに起用された。期間中はダンス動画が公開されたほどで、耳にすれば勝手に体が動いてしまうパーティーチューン。一度聞いたら忘れられないインパクトのあるメロディと、Adoならではのパワフル&テクニカルなボーカルが特徴。歌詞の一節に“一切合切忘れて shout it out”とあるように、思いっきり歌えば気分爽快。盛り上がること必至のマストラインナップ。
「マリーゴールド」あいみょん
2018年8月リリースの5枚目のシングル曲。2020年にはキリンビール『淡麗グリーンラベル』のCMソングに起用され、CMにはあいみょん本人が出演し、アコースティックバージョンを演奏している。
一途な恋を女性目線で表現した歌詞を軽快なリズムに乗せたもので、男女問わず歌いやすいナンバー。ちょっと喉を落ち着かせたい時やまったり過ごしたい時にエントリーし、センスの高さをアピールしよう。
「残響散歌」Aimer(エメ)
テレビアニメ『鬼滅の刃』遊郭編オープニングテーマで、2022年1月12日発売の両A面シングル『残響散歌/朝が来る』に収録。「残響散歌」は2021年12月6日に先行配信された。アニメ主題歌ならではの親しみやすさがありつつも、どこか懐かしさを感じる世界観が特徴。女性ボーカルとしては稀有な低音域を響かせているのもAimerならでは。疾走感にあふれるも、誰もがノリやすいメロディだ。節々のキレと熱を意識して歌えば盛り上がること間違いなし。
■定番&トレンドソングをマスターすれば間違いなし
集まったメンバーの年代や、ノリやその日の気分によって選曲は大きく異なるものの、人気曲や誰もが歌える定番ソングは押さえておいて損はないはず! 普段あまり聴かないジャンルの楽曲でも、カラオケでは歌いやすい楽曲も多いので、この機会にぜひマスターしてみては?
TEXT BY 柚月裕実