■「色褪せずに、時代の色にまた色を足していく、そんな曲だと思います。今の私たちでカバーをしました」(リーガルリリー・たかはしほのか)
リーガルリリーが、はっぴいえんど「風をあつめて」のカバー音源を本日配信リリース。そして8月20日に公開となる、浅野いにお原作の映画『うみべの女の子』とのコラボレーションMVを公開した。
『うみべの女の子』は、『ソラニン』『おやすみプンプン』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』など大ヒット作を次々と発表し、若者を中心に絶大な人気を誇る漫画家・浅野いにおが2009年に発表したコミック。「思春期」「恋」「性」といったセンシティブな題材に真正面から挑んだ作品として、今なおファンの間で高い人気を誇っている。
浅野いにおの原作漫画が映画化されるのは、『ソラニン』(三木孝浩監督)以来11年ぶり2作目。映画『うみべの女の子』は、W主演となる石川瑠華と青木柚や、前田旺志郎、中田青渚、倉悠貴など、これからの映画界を担う次世代の若手俳優陣が顔を揃える作品となっている。
そして、リーガルリリーがかねてより原作コミックのファンであったことや、映画『うみべの女の子』へオフィシャルコメントを寄せたことがきっかけとなり、今回のコラボレーションが実現。映画の挿入曲となっている、はっぴいえんど「風をあつめて」をバンドアレンジでカバーし、映画シーンを織り交ぜたMVをYouTubeに公開した。
MVでは海辺を歩く小梅役・石川瑠華とリンクするように、たかはしほのか(Vo&Gu)が海辺で歌う姿が印象的な作品に仕上がっており、純粋無垢な歌声と透き通るようなハイトーンが、海辺に暮らす少女と少年の青春や葛藤を諭すかのように遠く響き、言葉の一つひとつが確かな意味を持って届くような映像が完成した。
映画『うみべの女の子』は、8月20日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開予定。
リーガルリリー コメント
■たかはしほのか(Vo&Gu)
この曲を知ったのは学生時代、普段聴かないような音楽で、馴染むことに時間がかかったけれど、聴けば聴くほど新しく、頭の中の情景を書き換えました。
色褪せずに、時代の色にまた色を足していく、そんな曲だと思います。今の私たちでカバーをしました。ぜひ聴いてください。■ゆきやま(Dr)
「風をあつめて」を聴いたとき、あの粋な脱力具合と魔法がかった景色の切り取りによって、今となっては風化された心象を見ているような、かつての曲だと感じました。
それが時代の流れた先で『うみべの女の子』の、脱力なんて知らない子たちに拾われて、またリーガルリリーに拾われて、それぞれ今なりの曲になっていて、なんだかうれしかったです。
偶然にも、私たちが最近リリースしたのも風にまつわる曲なんです。なんの風がここに導いてくれたんだろね、ってニヤッとしちゃいます。■海(Ba)
はっぴいえんどの楽曲は、素朴で潔い音の絡まりと、目で見るだけで美しい言葉の並びに、洗練された大人の遊びのような印象を持っていました。
そんな楽曲に寄り添いながら、青い季節がぎゅっと濃縮されたこの映画にもっと近づくために、風を感じるキラッとしたアレンジを意識しています。
海辺で風に吹かれながら聴いて欲しいです。
リリース情報
2021.08.18 ON SALE
DIGITAL SINGLE「風をあつめて」
映画情報
『うみべの女の子』
8月20日(金)より新宿武蔵野館、
出演:石川瑠華 青木柚
前田旺志郎 中田青渚 倉悠貴
宮崎優(「崎」は、たつさきが正式表記) 高橋里恩(「高」は、はしごだかが正式表記) 平井亜門 円井わん 西洋亮 / 高崎かなみ いまおかしんじ
村上淳
原作:浅野いにお『うみべの女の子』(太田出版<f×COMICS>)
監督・脚本・編集:ウエダアツシ
音楽: world’s end girlfriend
挿入曲:はっぴいえんど「風をあつめて」(PONY CANYON/ URC records)
配給:スタイルジャム
(C)浅野いにお/太田出版・2021『うみべの女の子』製作委員会
映画『うみべの女の子』作品サイト
http://umibe-girl.jp/
リーガルリリー OFFICIAL SITE
http://www.office-augusta.com/regallily