2PM・JUNHO（ジュノ）、日本武道館で通算100回目のソロ公演を達成

■「2PMのJUNHO、俳優のJUNHO、皆さんのJUNHOです」

2PMのJUNHO（ジュノ）が、約4年ぶりに来日、8月20日・21日の2日間にわたって、待望のファンコンサート『JUNHO（From 2PM）FAN-CON -Before Midnight-』を日本武道館にて開催した。

入隊前は毎年夏になると「イ・ナツ」と呼ばれ恒例とも言えるほど日本でも公演を行っていたJUNHO。今回も両日ともにチケットは完売、「イ・ナツ」の再来を待ち望んだファンの熱気に溢れた、2日間で1万8,000人の動員となった。また21日の公演はライブ・ビューイングおよびオンラインライブ配信も実施され、多くのファンが楽しんだ。

「JUNHOとHottestが一緒に過ごすロマンチックな夏の夜」というテーマの今回のFAN-CON。JUNHO本人がMCで「夏の時間の流れを考えながら構成を考えた」と話していたように、ファンにとっても、またJUNHO本人にとっても特別な夏の夜となった。

武道館いっぱいのファンのクラッパーの音が鳴りやまないなか、ついに待望のJUNHO登場の瞬間は訪れた。幻想的なスモークのなか、登場したJUNHO。眩いフラッシュライトを受けながら「FLASHLIGHT」のパフォーマンスがはじまると、一気に武道館全体をJUNHOの世界に引き込んだ。

「Nobody Else」までの間に圧倒的なステージで魅了したうえで最初の挨拶では、「2PMのJUNHO、俳優のJUNHO、皆さんのJUNHOです」とあいさつし、盛大な拍手で迎えられた。本人が夕暮れをイメージし、”エモーショナルなJUNHO”を表現したという「CANVAS」「Fire」では幻想的な雰囲気の中で熱唱。

その後はFAN-CONらしく、「イ・ナツ125日のサマー」という夏にまつわるテーマトークコーナーをファンと一緒に楽しんだ。ここでは、毎夏コンサートをやっているうちに夏が好きになり、日本の夏も自分の一部になったというエピソードなどが披露され、ファンへの想いなど含めて心のこもったトークコーナーとなった。トークコーナーの中でもいくつか歌を披露。8月21日の公演では、ハリー・スタイルズのカバーで「Watermelon Sugar」に加え、2PMの大人気曲「My House」も披露した。

トークコーナーがあたたかい空気のなか終わると映像が流れ、「Darling」とともにコンサートステージが再びスタート。デビュー曲「キミの声」のイントロが流れると、よりいっそう大きな拍手が会場を埋め尽くした。2018年の12月、同じ日本武道館で開催された『JUNHO THE BEST』のコンサートの最後にこの曲を歌って以来、またここで歌えたことへの喜びを語った。「SO GOOD」「Ice Cream」と華やかなダンスともに会場が一体となって盛り上がり、約4年間待っていた時間をふきとばすようなさわやかな熱気に包まれる。そして、ステージ上の階段を上りおもむろに腰かけると、「心をこめて歌います」と、「Like a star」「Believe」でしっとりと美声を聴かせ、会場中がうっとりと聴き惚れていた。

そんな雰囲気から、「ここからは危険なJUNHOです」という言葉とともにはじまった「INSANE」「Pressure」「All Day」と、情熱的かつ大人のJUNHOのセクシーなステージにファンは大興奮。そしてそんななか、8月21日の公演ではスペシャルなサプライズが始まった。アンコールの「SAY YES」のあと、突然暗転し、背後のスクリーンに多くのファンからのメッセージと、JUNHOを待ちわびた思いのつまったボイスメッセージが流れ、さらに会場いっぱいのファンが「帰ってきてくれてありがとう（ハート）」と書かれたスローガンを掲げ、それを見たJUNHOも感極まりながら「やっと帰ってきたんだという実感がわきました」と、喜びをかみしめていた。

だが、この日はこれだけではなかった。さらにJUNHOのこれまでのソロの公演を振り返る映像がはじまり、カウントがスタート。そう、この日はなんとJUNHOにとって記念すべき100回目のソロコンサートだったのだ。お祝いのケーキも出てきて、ファンと喜びを分かち合う記念すべき日となった。

最後に「Next to you」を披露し、JUNHOもステージでファンを待っていたとファンに「おかえり」を伝えお互いの絆を再確認し、100回目の公演は大盛況のうちにフィナーレを迎えた。100回を超えて、ますます今後の期待も高まる、まさにJUNHOの夏らしい熱い公演であった。

10月には大ヒットとなった主演ドラマ『赤い袖先』の映像商品も発売となるJUNHO。俳優として、そしてもちろんアーティストとして、その成長ぶりから目が離せない。

PHOTO BY 田中聖太郎