■『進撃の巨人』の楽曲「心臓を捧げよ!」を一小節披露する場面も!
非英語圏から突如出現し、世界中で瞬く間にブレイクというBTS以来の衝撃を果たした、イタリアのロック・バンド“マネスキン”。
8月20日・21日に3年ぶり開催される、日本最大級音楽フェスティバル『SUMMER SONIC 2022』に出演するため初来日。そんな彼らが『SUMMER SONIC 2022』出演に先駆け、8月18日に東京・豊洲PITにて初単独公演を開催した。
チケットはUSでもUKでもない洋楽新人では異例ともいえる、発売と同時に即日ソールドアウト。プラチナ化したチケットを幸運にも手に入れた2,400人が会場に詰め掛けた。
メンバーがステージに登場すると、満員のオーディエンスからマスク越しではあるが、大きな喝采が起こり、早くもボルテージが高まる。昨年の『ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト』優勝楽曲で彼らをブレイクに導いた「ジッティ・エ・ブオーニ」からライブはスタート。イタリア語楽曲であるにもかかわらず、広く浸透しているのが彼らの人気の高さを物語っている。
「マンマミーア」「ベギン」「スーパーモデル」など、代表曲が次々と繰り出され、熱狂も最高潮に。メンバー全員20代前半にもかかわらず、数多くのライブで培ってきたその確かな演奏スキルで、オーディエンスを圧倒していく。
また時折、日本語も交え、ファンとも交流を図る。途中ダミアーノ(Vo)のフェイバリットアニメのひとつでもある『進撃の巨人』の楽曲「心臓を捧げよ!」を一小節披露するなど、かねてから行ってみたい国として日本をあげていた、彼らの喜びが垣間見れた。
最後はこの日、2回目の「アイ・ワナ・ビー・ユア・スレイヴ」。ヴィクトリア(Ba)、トーマス(Gu)がステージから降り、観客の近くでプレイ、ライブハウスならではの光景に。カバー曲も含めて、全15曲、約80分というやや短めのステージであったが、終始バンドとオーディエンスが一体となった、ロックンロールライブとなった。
ステージをあとにする際に、ダミアーノは「日本で初めて演奏できた今日のことはずっと忘れないよ。 素晴らしかったです。みんな素晴らしいよ! 世界のなかで日本の観客は大人しいって言うけど、そんなの嘘っぱちだ! お前らみんなヤバイな(笑)! ありがとう! またね」 と叫び、日本のファンに感謝を述べてステージを降りた。おそらくこの日のライブは、今後伝説となるのではないかと思わせる、最高のステージとなった。この続きは『SUMMER SONIC 2022』でぜひ体験しよう。
PHOTO BY Yoshie Tominaga(ライブ写真)
<セットリスト>
01. ZITTI E BUONI
02. IN NOME DEL PADRE
03. MAMMAMIA
04. BEGGIN’
05. CORALINE
06. CLOSE TO THE TOP
07. SUPERMODEL
08. FOR YOUR LOVE
09. TOUCH ME
10. I WANNA BE YOUR SLAVE
11. WOMANIZER
12. I WANNA BE YOUR DOG
13. LIVIDI SUI GOMITI
14. LE PAROLE LONTANE
15. I WANNA BE YOUR SLAVE
8月18日豊洲PIT公演セットリスト プレイリスト
https://sonymusicjapan.lnk.to/Maneskin2022Setlist
マネスキン OFFICIAL SITE
https://www.sonymusic.co.jp/artist/maneskin/