■『僕愛』から観ると“ちょっと切ないラブストーリー”、『君愛』から観ると“幸せなラブストーリー”となる斬新な設定が隠された2作!
映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』がアニメーションとなり、10月7日に2作同日公開されることが決定。このたび、本予告が解禁され、あわせて『僕愛』『君愛』の主題歌を、須田景凪、Saucy Dogがそれぞれ担当することが発表された。
原作は、2016年6月に刊行された乙野四方字(おとのよもじ)の小説『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ハヤカワ文庫刊)。“並行世界”を行き来することができる世界の同じ名前のふたりの少年が、それぞれの世界でひとりの少女と恋に落ちるラブストーリー。ふたつの世界が絡み合い交差して、お互いがお互いの世界を支え合っている、そんな斬新な設定が話題となり、原作は累計発行部数31万部を突破した。
『僕が愛したすべての君へ』は、松本 淳監督、BAKKEN RECORDが制作。『君を愛したひとりの僕へ』は、カサヰケンイチ監督、制作をトムス・エンタテインメントが担当した。
『僕愛』『君愛』2作品の主人公である暦を演じたのは、声優初挑戦の宮沢氷魚(一人二役)。『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音は橋本 愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞は蒔田彩珠が演じた。
今回解禁された『僕愛』『君愛』の本予告では、声優を務めた宮沢、橋本、蒔田の3人の声が入り、さらに若者から絶大な支持を受けている須田景凪、Saucy Dogの2組のアーティストが本作のために書き下ろした主題歌もフィーチャー。よりいっそうそれぞれの世界観が感じられる映像となっている。
『僕愛』の本予告では、宮沢演じる暦の「あのときはまだ僕たちは同じ世界にいたんだね」というナレーションから始まり、須田景凪の創り出すキャッチーでノスタルジックなメロディの主題歌が入り、映像の世界観が一気に広がる。
高校生の暦は、クラスメイトである橋本演じる和音から声をかけられ、自分は85離れた世界から来ており、向こうの世界ではふたりは恋人同士という事実を告げられる。そんな和音に暦はいつしか惹かれ、ふたりが人生を共にしていく“選択”をしたことが伺える映像になっている。
『僕愛』の主題歌「雲を恋う」(読み:くもをこう)を担当した須田景凪は、“バルーン”名義でボカロPとして活動を始め、多数のアニメ主題歌を担当、その中毒性のあるメロディが絶大な支持を受けている。さらにすべての楽曲の作詞・作曲・編曲を手掛けている。
そんな須田は本作のために書き下ろした主題歌について、「様々な関係性の形がある中で、共犯者で在れるように音楽を作りました。過去が霞んで行って未来のことがわからずとも、確かなものがあると信じています」とコメント。
一方『君愛』の本予告では、蒔田演じる栞の「いつか暦くんと結婚するんだと思ってた」というセリフから始まり、3ピースロックバンド、Saucy Dogが奏でる優しいメロディに石原慎也(Vo)のエモさを感じさせる歌声が入り、映像がスタート。中学生の暦は栞と出会い、お互いが運命の相手だと思うほど惹かれ合うも、栞は“交差点の幽霊”となってしまう。そんな栞を、あらゆる手段を使ってでも助けたい一途な暦の想いが感じられる映像になっている。
『君愛』の主題歌「紫苑」(読み:しおん)を担当したSaucy Dogは、石原の紡ぎ出すリアルな歌詞とエモいメロディで若者を中心に圧倒的な支持を得ており、今注目のバンドとして音楽番組やフェスへ引っ張りだこの存在。本作のために書き下ろされた主題歌について、作詞を担当した石原は「時間を戻せたら、あの時どうしていれば僕らはまだ『ふたり』でいたのか。望んでいた未来には程遠いけれど、きっとまたそっちで会えるよね。思い出話はその時にしよう」とコメントしている。
さらに追加キャストとして、『君愛』栞の母に水野美紀、おばあさんになった和音に余 貴美子、おじいさんになった暦には西岡德馬というベテラン俳優陣が脇を固め、作品により深みが出る結果に。
『僕愛』『君愛』それぞれの世界で生きる主人公たちが、相手を一途に想い続け、それぞれの幸せの先に辿り着いた結末とは……。『僕愛』から観ると“ちょっと切ないラブストーリー”、『君愛』から観ると“幸せなラブストーリー”となる斬新な設定が隠された2作に期待が高まる。
■須田景凪 コメント
今回、映画『僕が愛したすべての君へ』への主題歌に「雲を恋う」という楽曲を書かせて頂きました。
最初に絵コンテを見せて頂き、既に繊細な情景や心模様が描かれていたことがとても印象に残っています。
様々な関係性の形がある中で、共犯者で在れるように音楽を作りました。
過去が霞んで行って未来のことがわからずとも、確かなものがあると信じています。
少しでも、この映画を彩る事が出来れば幸せです。■Saucy Dog・石原慎也 コメント
風化していくには綺麗過ぎる思い出。
時間を戻せたら、あの時どうしていれば
僕らはまだ「ふたり」でいたのか。
そんな誰かと誰かの物語。
望んでいた未来には程遠いけれど、きっとまたそっちで会えるよね。
その時はまた笑って「待ちくたびれたよ」なんて言ってくれ。思い出話はその時にしよう。
映画情報
『僕が愛したすべての君へ』
『君を愛したひとりの僕へ』
10月7日(金)2作同日公開
配給:東映
(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会
映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』作品サイト
https://bokuaikimiai.jp
須田景凪 OFFICIAL SITE
https://www.tabloid0120.com
Saucy Dog OFFICIAL SITE
https://saucydog.jp