■「この作品の世界観を表現できる曲として、これ以上の楽曲はない」(監督・タナダユキ)
The ピーズの「生きのばし」が永野芽郁の主演映画『マイ・ブロークン・マリコ』のエンディングテーマに決定した。
平庫ワカのコミック『マイ・ブロークン・マリコ』が主演に永野芽郁を迎え、タナダユキ監督のメガホンで映画化。原作は、2019年に無料WEBコミック誌『COMIC BRIDGE』で連載されるやいなや毎話SNSでトレンド入りし、翌年出版された単行本では即重版が決定するなど爆発的な反響を呼んだ。映画では、タナダ監督の力強さと繊細さを兼ね備えた演出、永野芽郁のこれまでのイメージを大胆に覆す役柄と演技、そして原作の持つ物語の力がひとつになり、人間の儚さとたくましさが、優しく熱をもって描かれる。
そのエンディングテーマに、監督たっての希望で、The ピーズの「生きのばし」が決定。
「生きのばし」は、アルバム『The ピーズ』の収録曲で、2003年にリリースされた楽曲だ。タナダ監督は、「昔、この曲を初めて聴いたとき、“死にたい朝 まだ目ざましかけて 明日まで生きている”という歌詞が脳天にきたというか、ダイレクトに心に響いてきて。クソみたいな日常で、クソみたいな思いを抱えながら、でも、死ぬ時まではしょうがないからなんとか生きていくしかないじゃん、という。この作品の世界観を表現できる曲として、これ以上の楽曲はないと思っています」とコメント。
まさに、シイノそのものを表現しているかのようなストレートな歌詞と力強くも爽やかなメロディが映画のラストに寄り沿い、胸に響く。
映画『マイ・ブロークン・マリコ』は、9月30日に公開決定。このたび本ビジュアルも解禁された。
このたび解禁されたポスタービジュアルは、永野演じるシイノが奈緒演じる親友マリコを抱きしめる写真が、見る者に強烈なインパクトを残す。ポスター右上にある「勝手に逝った、あんたのために。」というキャッチコピーが、ふたりの絆の強さを引き立てている。
ほぼ無名に近い新人作家の初連載で異例の快挙を成し遂げた原作を、パワフルに、そしてエモーショナルに演じた女優・永野芽郁の圧倒的新境地。注目の一作だ。
【ストーリー】
鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨは、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心する。「刺し違えたってマリコの遺骨はあたしが連れてく!」。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は……
映画情報
『マイ・ブロークン・マリコ』
TOHO シネマズ日比谷ほかにて 9月30日全国ロードショー
出演:
永野芽郁
奈緒
窪田正孝 尾美としのり 吉田羊
監督:タナダユキ
脚本:向井康介 タナダユキ 音楽:加藤久貴
原作:平庫ワカ『マイ・ブロークン・マリコ』 BRIDGE COMICS/KADOKAWA 刊)
音楽:加藤久貴
エンディングテーマ:「生きのばし」 The ピーズ(P) 2003King Record Co.,Ltd
(c)2022 映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
The ピーズ OFFICIAL SITE
http://thepees.com/
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10092