■Aimer「残響散歌」が3サービスを通じて5冠の快挙
7月8日、レコチョクが展開する音楽配信サービスより、ダウンロード部門「レコチョク上半期ランキング2022」、ストリーミング部門「レコチョク上半期サブスクランキング2022」「dヒッツ(R) powered by レコチョク(以下、dヒッツ)上半期ランキング2022」の計3つのランキングが発表された(集計期間:2022年1月1日~2022年6月30日)。
ダウンロード部門「レコチョク上半期ランキング2022」では、Aimer、ストリーミング部門「レコチョク上半期サブスクランキング2022」ではBTS、「dヒッツ上半期ランキング2022」ではYOASOBIがそれぞれ1位を獲得。
なかでも、Aimer「残響散歌」はダウンロードでは「シングル」「ハイレゾシングル」、サブスク、dヒッツでの楽曲再生回数1位と、3サービスを通じて5冠の快挙を成し遂げた。
コロナ禍での外出自粛の影響もありスマートフォンを通して自宅で音楽やエンタメを楽しむ人が増えた過去2年は、YouTubeやTikTokといった動画サイト、SNSから注目を集めたアーティストが次々とブレイク。まん延防止等重点措置の解除もあった2022年の春からは、テレビや映画といったメディア露出から多くの話題の楽曲が楽曲評価とともに影響力を増していった。
音楽ジャーナリストの柴 那典による上半期ランキングの考察も要チェックだ。
【TOPIC】
■Aimerが5冠、ダウンロード部門で初のアーティストランキング1位獲得
2022年上半期ランキングでは、Aimerが「レコチョク上半期ランキング2022」のアーティストランキングで初の1位を獲得した。
TVアニメ「鬼滅の刃」遊郭編のオープニングテーマに起用されたAimer「残響散歌」は2021年12月6日に配信リリースされ、上半期の楽曲ランキングを席巻。ダウンロード部門では、「シングルランキング」「ハイレゾシングルランキング」、ストリーミング部門では、「レコチョク上半期サブスクランキング2022」「dヒッツ上半期ランキング2022」ともに「楽曲再生回数ランキング」1位を獲得。エンディングテーマである「朝が来る」もダウンロード部門では「シングルランキング」「ハイレゾシングルランキング」ともに4位にランクインした。
■Aimer コメント
たくさんの栄誉をいただけて、とても嬉しく光栄です。
いつも応援してくださるみなさんに、そして「残響散歌」を機にわたしの音楽に出会ってくださったみなさんに、感謝しています。
これからも、聴いてくださる一人ひとりのあなたへ届くように、この声が出る限り歌い続けたいです。
まだまだ、よろしくお願いします。
■BTSがレコチョクサブスクランキングで初のアーティスト1位を獲得
「レコチョク上半期サブスクランキング2022」では、BTSが初のアーティストランキング1位を獲得、「dヒッツ上半期ランキング2022」でもアーティストランキング2位を獲得。
サブスクでは、2022年上半期も継続して楽曲が聴かれていたが、6月10日にBTSのデビュー曲から最新曲まで9年間の歴史をひとつにまとめたBTS Anthology Album『Proof』が発売されて以降は、「Dynamite」「Butter」など収録曲の楽曲再生ランキングが上昇、「アーティストランキング」で初の1位に輝いた。BTSは、dヒッツでも「アーティストランキング」2位、ダウンロードでも5位にランクインしている。また、『Proof』は、6月の発売でありながら、ダウンロードでも、アルバムランキング5位にランクイン、推しアーティストの作品はダウンロードでも購入するという傾向が伺える。
■YOASOBIがdヒッツ上半期ランキング3期連続での1位
「dヒッツ上半期ランキング2022」では、YOASOBIが月間「アーティストランキング」で「dヒッツ」最長記録となる2021年1月から18ヵ月連続で1位を獲得し、2021年上半期から3期連続となる「アーティストランキング」1位を獲得した。また、「レコチョク上半期サブスクランキング」2位、「レコチョク上半期ダウンロードランキング」3位と、3サービスすべてでトップ3にランクインした。
2022年は、2月より4名の直木賞作家(島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都)とのコラボレーション企画を始動。これらの小説を原作とした楽曲を発表、第一弾として2月16日より「ミスター」、5月30日より「好きだ」を配信リリースした。「dヒッツ」では、これらの新曲をはじめ、「群青」「夜に駆ける」といった楽曲を中心に聴かれた。また、ダウンロードでは、2021年にリリースされたアルバム『THE BOOK』が「アルバムランキング」8位、『THE BOOK 2』が3位と2作品がランクインしている。
■YOASOBI コメント
YOASOBIです。「dヒッツ上半期ランキング2022」「アーティストランキング」部門にて1位を獲得しました。ありがとうございます!
今年、たくさんの方にYOASOBIの曲を聴いていただけて嬉しいかぎりです。
2022年は夏フェスたくさん出ますので、たくさん聴いていただいた楽曲を、生でも体感してもらえたらなと思います。
今後ともYOASOBIを宜しくお願い致します。
■Lizabetがダウンロード部門で新人ランキング1位
「レコチョク上半期ランキング2022」の、「新人アーティストランキング」は、Lizabetが1位を獲得した。Lizabetは、英国人とベトナム人の両親のもと、香港で生まれ育った16歳のアーティスト。音楽プロデューサー小林武史に見出され、TBS系 日曜劇場『DCU』の主題歌「Another Day Goes By」で日本デビューを果たした。
■Kep1erがストリーミング部門で新人ランキング1位
「レコチョク上半期サブスクランキング2022」の「新人アーティストランキング」は、Kep1er(ケプラー)が1位を獲得。Kep1erは韓国のオーディション番組『Girls Planet 999:少女祭典』(通称:ガルプラ)から誕生した日中韓の9人組グローバルガールズグループ。日本デビュー未定で新人ランキング1位を獲得したアーティストは初となる。
■Kep1er コメント
私たちKep1erが「レコチョク上半期サブスクランキング2022」の「新人アーティストランキング」1位を獲得しました。
お知らせを聞いて、たくさんの方たちに私たちのデビュー曲が聴いてもらえたんだと思い、とても嬉しかったです。本当にありがとうございます。
これからもよいパフォーマンスをお届けするので、たくさん応援してくださいね。
■Ado『狂言』がアルバムランキング、ハイレゾアルバムランキングで1位
「レコチョク上半期ランキング2022」の「アルバムランキング」「ハイレゾアルバムランキング」は、Ado『狂言』が1位を獲得。なお、Adoは、「レコチョク上半期サブスクランキング2022」「アーティストランキング」でも4位にランクインしている。
■Ado 受賞コメント
Ado『狂言』が「レコチョク上半期ランキング2022」の「アルバムランキング」「ハイレゾアルバムランキング」で1位を獲得しました。ありがとうございます。
たくさんの方にアルバムを聴いていただけて本当に嬉しいです。
自分にとっても初めてのアルバムが1位を獲得したなんて、贅沢者だなと思います。
是非、『狂言』の楽曲を聴きながら街を歩いたり、お風呂に入ったり、寝たりしてたくさんリピートしてください。
『狂言』をはじめ、Adoの歌をたくさん聴いていただけるよう頑張ります!
これからもたくさん応援してくれると嬉しいです。
■ダウンロードでの洋楽ランキング1位は、レディー・ガガ「ホールド・マイ・ハンド」
ダウンロード部門「レコチョク上半期ランキング2022:洋楽ランキング」は、2022年5月に日米同時公開された映画『トップガン マーヴェリック』の主題歌、レディー・ガガ「ホールド・マイ・ハンド」が1位を獲得した。
■ストリーミング部門での洋楽ランキング1位は、ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー「STAY」
ストリーミング部門「レコチョク上半期サブスクランキング2022」「洋楽ランキング」はザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー「STAY」が1位を獲得した。「STAY」は、オーストラリア出身、当時17歳のザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーとのコラボ曲。楽曲の魅力はもちろん、TikTokでこの楽曲を聴いた著名人が「STAY」にあわせてお尻をふるダンスを投稿、世界的なバイラルヒットとなった。
【ランキング】
■「レコチョク上半期ランキング2022」
集計期間:2022年1月1日~2022年6月30日
▼アーティストランキング
1位 Aimer
2位 King Gnu
3位 YOASOBI
4位 Official髭男dism
5位 BTS
▼シングルランキング
1位 「残響散歌」Aimer
2位 「カメレオン」King Gnu
3位 「ミックスナッツ」 Official髭男dism
4位 「朝が来る」Aimer
5位 「M八七」米津玄師
▼アルバムランキング
1位 『狂言』Ado
2位 『壱』優里
3位 『THE BOOK 2』YOASOBI
4位 『BADモード』宇多田ヒカル
5位 『Proof』BTS
▼新人アーティストランキング
1位 Lizabet
▼洋楽ランキング
1位 「ホールド・マイ・ハンド」 レディー・ガガ
▼ハイレゾシングルランキング
1位 「残響散歌」Aimer
2位 「ミックスナッツ」Official髭男dism
3位 「M八七」米津玄師
4位 「朝が来る」Aimer
5位 「カメレオン」King Gnu
▼ハイレゾアルバムランキング
1位 『狂言』Ado
2位 『BADモード』宇多田ヒカル
3位 『マクロス40周年記念超時空コラボアルバム「デカルチャー!!ミクスチャー!!!!!」』シェリル・ランカ・ワルキューレ
4位 『M八七』米津玄師
5位 『THE BOOK 2』YOASOBI
■「レコチョク上半期サブスクランキング2022」
集計期間:2022年1月1日~2022年6月30日
▼アーティストランキング
1位 BTS
2位 YOASOBI
3位 Official髭男dism
4位 Ado
5位 優里
▼楽曲再生回数ランキング
1位 「残響散歌」Aimer
2位 「ベテルギウス」優里
3位 「ドライフラワー」優里
4位 「一途」King Gnu
5位 「夜に駆ける」YOASOBI
▼新人アーティストランキング
1位 Kep1er
▼洋楽ランキング
1位 「STAY」 ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー
■「dヒッツ上半期ランキング2022」
集計期間:2022年1月1日~2022年6月30日
▼アーティストランキング
1位 YOASOBI
2位 BTS
3位 Official髭男dism
4位 優里
5位 米津玄師
▼楽曲再生回数ランキング
1位 「残響散歌」Aimer
2位 「ベテルギウス」優里
3位 「ドライフラワー」優里
4位 「群青」YOASOBI
5位 「逆夢」King Gnu
レコログ「Aimer」インタビュー
https://recochoku.jp/ch/recolog/aimer/
Kep1er「レコログ」インタビュー
https://recochoku.jp/ch/recolog/kep1er/
柴那典「レコチョク上半期ランキング2022」から音楽シーンの“今”を解析する
https://recochoku.jp/corporate/news/20220708-firsthalfranking-report/
レコチョク上半期ランキング2022
https://recochoku.jp/special/100944
レコチョク上半期サブスクランキング2022
▼上半期アーティストランキング2022
https://music.tower.jp/playlist/detail/2000058786
▼上半期再生ランキング2022
https://music.tower.jp/playlist/detail/2000058787
dヒッツ上半期ランキング2022
https://selection.music.dmkt-sp.jp/ft/sys00411