■「この時間がもっと長く続けばいいなと思ったの……だからもう一曲だけやりませんか? みなさん最後にデートしてください!」(=LOVE・野口衣織)
指原莉乃がプロデュースする、=LOVE、≠ME、≒JOYの3グループが一堂に会する合同フェス『イコノイジョイ 2022』が、7月3日、富士急ハイランドコニファーフォレストにて開催された。
新型コロナ感染予防対策を徹底の上、昼・夜公演各1万人、合計約2万人の観客を収容しての2回公演。昼公演は「ウォーターパーティー」と題し、放水車や放水銃、噴水などの演出を取り入れ、野外フェスにはぴったりの公演で大いに会場を沸かせた。夜公演は「シャッフルパーティー」と題し、=LOVE、≠ME、≒JOYそれぞれのグループ楽曲の披露はもちろん、3組合同での歌唱やこのフェスでしか見られないスペシャルなユニットなど、合同フェスならではのパフォーマンスを披露。同時に有料生配信も実施され、メンバーは会場の観客とカメラの向こうの視聴者に向かって熱いパフォーマンスを繰り広げた。
本記事では夜公演のオフィシャルレポートをお届けする。
■夜公演レポート
ライブオープニングの「Overture」がかかると、=LOVEと≠ME、≒JOYの3グループがメインステージに登場し、初の3組合同楽曲『トリプルデート』(イコノイジョイ)からライブがスタート。頼もしい=LOVE、≠MEメンバーに加え、昼公演でステージデビューを飾り初々しいパフォーマンスを披露する≒JOY。この日のために作られた新衣装を纏った総勢36名がステージに集結。可愛く、にぎやかな迫力あるパフォーマンスに、最高の夏が始まったことを実感。3グループで「未来への希望」と「絆」を力強くアピールした。
「クルクルかき氷」(≠ME)では36名がメインステージいっぱいに広がりタオルを振りかざす姿に、会場はさらにヒートアップ。続いて披露した「君の音だったんだ」(≠ME)、「しゅきぴ」(=LOVE)では、しゃぼん玉が舞う中、本ステージとバックステージを繋ぐ花道やセンターステージを目いっぱいに使い、観客を楽しませた。「Wantyou!Wantyou!」(=LOVE)ではトロッコに乗ったメンバーが客席内を移動するなど会場を最大限に使用したパフォーマンスで観客との距離を一気に縮めた。
=LOVEの齋藤樹愛羅は「元最年少として、元気に盛り上がっていきたいと思います!」と≒JOYが誕生し、お姉さんらしく元気に挨拶し、≠MEの菅波美玲は「優しくて憧れの=LOVEさんと、とってもかわいい≒JOYちゃんと一緒に歌えて、とっても幸せです!」と、3グループ合同でフェスを開催できた喜びと夜公演の意気込みを語った。
初ステージとなる≒JOYが先輩達の曲である「スタート!」(=LOVE)、「届いてLOVE YOU(ハート)」(=LOVE)を、キュートで可愛らしく披露した後、昨日サプライズでMVが公開され早くも話題となっている≒JOYのファーストソング「≒JOY」を元気いっぱいにパフォーマンス。「夢」に向かう一途で熱い≒JOYのメッセージを届けた。
当楽曲のセンターを務めた≒JOYの江角怜音は「大切に歌い続けて、皆様に愛されるような、そんな楽曲に育てていきたいと思っています。」と初々しさの中にも伸びやかな歌声、洗練されたダンスパフォーマンスで存在感を十分にアピールした。
続いて≠MEが、昼公演で初お披露目された8月3日発売の4thシングル「す、好きじゃない!」を披露。ギンガムチェックの新衣装で、男性目線のピュアで一途な心を表現した。
続いて=LOVEが、MVが自身最高となる710万回再生を突破し話題沸騰中の「あの子コンプレックス」を水しぶきで幻想的なステージの中、儚い失恋ソングを切なく凛々しく歌い上げた。
その後は、≠MEが「祝祭」(=LOVE)、=LOVEが「チョコレートメランコリー」(≠ME)とお互いの楽曲をカバーし合い、イントロが流れると客席からどよめきが起こるなど、「シャッフルパーティー」ゆえのスペシャルなステージで会場を虜にした。「チョコレートメランコリー」ではLEDビジョンに炎のフレームも出現し、ステージ上には炎が勢いよく噴射するなどド派手な演出で度肝を抜いた。
≒JOYメンバーが再びステージに登場すると、逢田珠里依は「緊張したんですが、去年の今頃はこんな素敵な景色を見れると思ってなかったのでオーディションに受かってよかった!」、天野香乃愛は「ファンの方がとっても優しく、初めてのパフォーマンスをこんなに大きなステージでやらせていただけてうれしいです!」と初ステージの感想と喜びを語った。
中盤に入ると、その日限りの3グループ選抜メンバーで「cinema」(=LOVE・大場花菜・音嶋莉沙・瀧脇笙古、≠ME・尾木波菜・菅波美玲・谷崎早耶・本田珠由記、≒JOY・市原愛弓・大信田美月)を映画の主人公さながら可愛らしくキュートに、「ズルいよ ズルいね」(=LOVE・齊藤なぎさ・佐々木舞香・野口衣織・諸橋沙夏、≠ME・蟹沢萌子・川中子奈月心・櫻井もも・冨田菜々風、≒JOY・大西葵・村山結香)では少し大人な失恋ソングをエモーショナルに歌い上げた。
その後のダンスパートでは、=LOVEの山本杏奈、≠MEの永田詩央里、≒JOYの藤沢莉子を含む各グループから10名のメンバーが激しいダンスビートに乗せてソロダンスを披露。しなやかなで洗練されたダンス、力強いストリートダンスなど、個性的なパフォーマンスを披露する中、≒JOYの江角怜音は、リズムに乗せて迫力ある「空手の型」を披露するなど、意外な一面もアピールした。
続く『ワタシアクセント』(=LOVE・大谷映美里・齋藤樹愛羅・高松瞳・山本杏奈、≠ME・落合希来里・河口夏音・鈴木瞳美・永田詩央里、≒JOY・江角怜音・藤沢莉子)では、ステージ前方に何発もの炎が上がる演出と相まって息のあった迫力あるパフォーマンスで中盤を盛り上げた。
ライブも後半に差し掛かると、「お姫様にしてよ!」(=LOVE)、「いらないツインテール」(=LOVE)、「君はスパークル」(≠ME)を=LOVEと≠MEの2組で披露。お揃いの新衣装でトロッコや花道、バックステージを駆け抜け、会場360°を最大限に使ったパフォーマンスで、熱いステージを繰り広げた。
終盤では、改めて≒JOYが登場し3グループ合同でライブの定番曲「Oh!Darling」(=LOVE)を披露。本ステージいっぱいに総勢36名が並びタオルを振りかざす姿に、観客も自身のタオルやペンライトを振り、会場が一体となる圧巻のステージを繰り広げた。その後は、=LOVEの佐々木舞香の「まだまだ盛り上がっていくぞ! これからも私たち36人に恋しちゃってください!」の掛け声とともに、夏の定番曲「夏祭り恋慕う」(=LOVE)を披露。
本編ラストは「まほろばアスタリスク」(≠ME)で、幻想的な星屑のLEDに加え、夜空には、大掛かりな打ち上げ花火が何発も打ち上げられ、夏祭り感は最高潮に達し、名残惜しい雰囲気のまま、本編は終了した。フェスの思い出として記憶に残るであろう、この夏一番の盛り上がりを見せた。
興奮冷めやらぬアンコールの拍手の中、グッズTシャツとスカート姿で再び3組のメンバーがステージに登場し、ファンとメンバーの大切な歌である「君と僕の歌」(≠ME)と「君と私の歌」(=LOVE)を披露。メインステージとバックステージを行き来し、各メンバーが、会場のお客さん一人ひとりの目を見つめ、心からの精一杯の感謝の想いを伝える姿が印象的だった。その後、ステージ上のモニターにて緊急告知映像が放映され、≠MEの全国ツアー、=LOVEの5周年コンサート『=LOVE5thANNIVERSARYPREMIUMCONCERT(国立代々木競技場第一体育館)』、『≒JOY初の特別公演(山野ホール)』、『イコノイジョイ大運動会2022(幕張メッセイベントホール)』開催が大サプライズ発表された。
=LOVEの齊藤なぎさの「続いての曲がラストの曲となってしまいます。皆さんまだまだ盛り上がれますよね!」の掛け声のもと、アンコールラスト曲は「青春“サブリミナル”」(=LOVE)を披露し余韻もつかの間、間髪入れずに=LOVEの野口衣織の「この時間がもっと長く続けばいいなと思ったの……だからもう一曲だけやりませんか? みなさん最後にデートしてください!」と、当公演2回目となる『トリプルデート』(イコノイジョイ)で夜公演は幕を閉じた。グループの垣根を越えたメンバー同士のクロストークや、弾ける笑顔に、初の3グループ合同野外フェスが、この夏最高の思い出となったことを感じた。=LOVEリーダーの山本杏奈は「ニアジョイちゃんたちの初ステージに、沢山の努力を感じました。そして、ノイミーちゃんのたくさんの成長、=LOVEの沢山の頼もしさを感じました。この36人は、奇跡の運命で出会った36人だなと思いました。皆さん、私たちと出会ってくれて、本当にありがとうございました! これからも私たちが、一番の笑顔と元気をお届けできるように頑張っていきますので応援よろしくお願い致します!」と、改めて来場者、配信ライブ視聴者への感謝の言葉で公演の最後を締めくくった。
昼公演では、=LOVEが9月28日に通算12枚目となるシングルを発売することが発表され、≠MEは8月3日に発売される4thシングル「す、好きじゃない!」のMVを公開、≒JOYは8月6日に、=LOVE、≠MEの出演がすでに決定している『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022 supported by にしたんクリニック』に出演することもサプライズ発表されている。
3組合同での迫力あるスペシャルなステージパフォーマンスと、メンバーとオーディエンスが一体となった唯一無二の空間。=LOVE、≠ME、≒JOY、そしてファンの皆と作り上げた野外合同フェスならではの感動的な公演となった。
なお開催された、『イコノイジョイ2022』<昼の部>ウォーターパーティー、<夜の部>シャッフルパーティーは、AppleMusic、Spotify、LINEMUSIC、AWAにて、セットリストのプレイリストも公開されている。
≒JOY OFFICIAL SITE
https://equal-love.jp/feature/specialsite_nearlyequal-joy
≠ME OFFICIAL SITE
https://not-equal-me.jp/
=LOVE OFFICIAL SITE
https://equal-love.jp/