■「映画を撮る時には、“カッコよすぎますよ”と度々声をかけるが、今回は1度しか言わなかったので、普段の格好良い福山さんが見られると思います」（是枝裕和監督）
福山雅治をキャストに迎え、是枝裕和が監督した“ジャパネットウォーター 富士山の天然水”新CM『ジャパネットウォーターきれいだ。』篇が、7月1日より放送スタート。ジャパネットウォーターの源泉でもある富士山の麓で、オールロケにて撮影された映像美溢れるCMが全国に公開される。
■CMストーリー
ジャパネットウォーター富士山の天然水の源流を求め、富士山の大自然の中を歩く福山。途中、雨に打たれ、優しくせせらぐ川や、美しい滝に触れながら、富士山という大地で「水が磨かれていく」過程を実感していく。そして、福山自身が水の味を「きれい」と納得、表現するストーリー。
■CMの見どころ
◇5年ぶりとなるタッグ
福山雅治と是枝裕和監督は、映画『三度目の殺人』以来5年ぶりのタッグ。是枝裕和監督がCMを監督するのは3年ぶり。是枝監督自ら「めったにCMは撮らない」と語るほど、貴重な映像作品となった。
◇福山雅治自らオファーし、是枝組が集結した意欲作
今作の制作を進めるにあたり、キャストとして決定した福山が是枝監督を熱望。福山は「命の源となる水。その絶対的な事実をCMとしてどう表現するかを考えたとき、人間の本質を描く作品を多く撮られている是枝さんに、ぜひとも『地球の命の根源』を表現していただきたい」との思いでオファーしたことで是枝監督の参加が実現した。撮影スタッフも、『そして父になる』『三度目の殺人』を撮影したスタッフが再集結し、撮影が行われた。
◇福山雅治の実体験による「味わいが“きれい”だと思った」が、そのままCMコンセプトに
CMのキーワードになっている“きれい”は、CM出演のオファーを聞いた福山が「大切なのは実際に購入した人の目線だと思い、僕自身がひとりのお客となってどう感じたか、本当のことを伝えたいと思った」との理由で、まずはジャパネットウォーターを自身で契約し、飲んだ際の感想がそのままコンセプトとなった。「飲んだときに口当たりや舌触り・のどごし、そして味自体が“とてもきれいな水”だと感じた」という福山の言葉を元に是枝監督が絵コンテを作成。福山の想いを、是枝監督が映像作品として表現したCMとなっている。
◇山・川・滝のオールロケで撮影！ 是枝監督が追求した“富士山の水を表現した映像美”
富士山をぐるりと囲むように、4ヵ所のロケ地で撮影を敢行。山から川へ、川から滝へと総移動距離144キロメートルを2日かけて撮影。CM冒頭のシーンでは、富士山への雲のかかり方にこだわり、撮影スケジュールを変更して2日をかけて撮影が行われた。数時間の“雲待ち”もあり、自然の難しさに触れながらもその自然の光にこだわり抜いた撮影に。滝のシーンでは是枝監督により急遽現場で撮影するアングルが変更に。「すごく水の存在感もあったし、（福山が）水を発見したストーリーに合うと思い、強いワンカットが見つかった」との是枝監督の発言からもわかるとおり、きれいな水を映像として表現することを追求したCMとなっている。
■CM撮影を追いかけた密着映像をメイキング映像として公開
◇久々の再会とは思えない、息の合ったふたりの会話
撮影内容の説明を受ける途中で、「だって撮りながら変わっていきますよね」と言う福山に、是枝監督がすかさず「今もうファーストカットが変わったところ」と返し、「ですよね（笑）」といった掛け合いがあったのは、ふたりが久しぶりの再会を果たしてからほんの数分後の出来事。また、福山のこの言葉を伏線として回収するかのように、撮影2日目には「そこでやろうと思ってたんだけど、ここのほうがいいなと思って、さっき思いつきました」と監督とやりとりする場面など、ふたりの息の合った距離感が見て取れるメイキング映像となっている。
◇映り込む「雨粒の量」にこだわり何度も撮影
CM中盤、山中を歩く福山に、雨が降り注ぐシーンでは、4回のテスト撮影に加え、本番では5テイクを重ねて撮影。散水車と10mのクレーン車を使い、降り注ぐ雨の量を何度も微調整しながら、夕暮れが迫り時間との戦いと、緊張感高まるなかで撮影が進行した。
◇撮影の合間に、水辺に咲いていた椿の花に気づき、そっと手にする福山のオフショットも
ふと水辺に何かを見つけて歩み寄る福山。手にしたのは木から落ち水辺に留まっていた椿の花。「水を含んでいるから、枯れずにいたんだろうね」と、たった一輪の花が示した生命の根源に水があることを体感する様子もオフショットとして公開。もちろんCM本編では観られないシーンだ。
■福山雅治 コメント
今回のCMのため、実際にお客様の目線で商品を確かめておきたいと考え、撮影前にウォーターサーバーを購入し、美味しさを確認してCM撮影へ臨みました。最初に水を飲んだときに、すごく“きれい”な水だと感じました。撮影で富士山の大自然を体感し、実際に工場も見学し、“この水のきれいさにはすべてハッキリとした理由があるんだ”と非常に納得できました。
撮影を通して気持ち良く富士山という大自然を体験できました。命の源である水を富士山で体感できたことが楽しかったですし、映像として美しい形で表現できていると思います。是枝組の阿吽の呼吸の中でまさに“映画”と言えるようなCM作品に仕上がっていると思います。■是枝裕和監督 コメント
最初に福山さんが水を飲んだ時の一言が“きれい”と聞いた時から、なんとかその言葉につながる場所を探せればと思っていました。映画とほぼ同じスタッフでチームワークもよく、限られた時間の中で、満足のいく撮影ができたと思う。福山さんは一緒にいるととても楽しい方なので気持ち良く仕事ができました。
映画を撮る時には、なるべく福山さんの格好良さを削って、日常の生活の中に落ち着かせるようにするため“カッコよすぎますよ”と度々声をかけるが、今回は1度しか言わなかったので、普段の格好良い福山さんが見られると思います。
特設サイト
https://corporate.japanet.co.jp/product/water/
福山雅治 OFFICIAL SITE
http://www.fukuyamamasaharu.com
PHOTO：(C)藤井保
