■歴代の盟友たちが集結! 渡辺美里が33年前の西武に落とし前をつけ、その先へ繋いだ伝説の夜
1985年デビュー、翌年から20年連続で西武球場でのスタジアムライブを成功させるなど、日本の音楽シーンで特にコンサートを魅力的なコンテンツに成長させたパイオニア的存在の渡辺美里。コロナ禍でエンタメ界が苦汁をなめた時期も「配信ライブ」を実施、2020年12月には対策を徹底して有観客で日本武道館を成功させ、現在も精力的にツアーを敢行し続けている。
そんな彼女が1989年7月、4回目の西武球場に臨んだ際に“事件”は起こった。この年は2daysだったが、7月26日の『スタジアムライブV4~SUPER Flower bed BALL’89』が、13曲目「パイナップルロマンス」演奏時に豪雨と落雷に見舞われ中断、続行を断念したのだ。
あれから33年。『パイナップルロマンスのその先へ“雨のバカ~”2022』と題された公演が開催された。
このライブの見どころはなんといっても歴代のバンドリーダー6名が集結したこと。佐橋佳幸(Gu)、有賀啓雄(Ba)、松永俊弥(Dr)、斎藤有太(Key)、奥野真哉(Key)、山本拓夫(Sax)という現在の日本の音楽シーンで欠かすことのできない凄腕たちが音を重ねる。そして、ステージ前半は、西武の中断以降の10曲を完結させて落とし前をつけること。そして後半は、1989年から2022年まで積み重ねてきた至極の楽曲たちを、このグランドバンドマスターでなければ実現できない緻密でスリリングなアレンジ、メドレーで一気に描くセットリストのお披露目だ。
前半は「Lovin’ you」「恋したっていいじゃない」など初期の代表曲を、後半は究極のメドレー、「サンキュ」「オーディナリー・ライフ」など、近年に至る名曲を披露した。
ライブ中、美里は「思えば1989年はデビューしてたった4年目でした。あれだけ大きな会場でたくさんの人に集まってもらったのに、コンサートを中断、中止しなければいけないって24歳の私は、無我夢中で思い描いてたこととは違うことを叫んでいました。でも30数年経って、こんなステキなお客さんが集まってくれて、こんなステキな仲間が大集合してくれるんだよと、あの頃の私はまったく予想ができなかった。改めて人生の本番はこれからなんだって音で教えてくれた仲間に感謝したいと思います」と語る。
同じ時代を築いてきた盟友のミュージシャンと抜群のコンビネーションで届けられた至福のパフォーマンス。WOWOWでは、5月5日に東京LINE CUBE SHIBUYAで行われた公演を全曲ノーカットで放送。長い時を超えて実現した伝説とその先を紡いだステージをじっくりと堪能しよう。
PHOTO BY 片桐寿憲
番組情報
[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]『渡辺美里スペシャルライブ パイナップルロマンスのその先へ“雨のバカ~”2022』
06/26(日)16:00〜
07/20(水)20:00〜
※放送終了後~2週間アーカイブ配信あり
※WOWOWオンデマンドの無料トライアル対象外
[WOWOW オンデマンド]『渡辺美里座談会 パイナップルロマンスのその後に 美里会議』
06/26(日)16:00
※アーカイブ配信あり
番組サイト
https://www.wowow.co.jp/music/misatowatanabe/
渡辺美里 OFFICIAL SITE
http://www.misatowatanabe.com/