■TRI4THメンバー憧れの、チバユウスケとのコラボがライブで実現
踊れるジャズバンドTRI4THが、15周年を飾る『Beyond』Tourのファイナル公演を6月7日にZepp DiverCityにて開催した。
全国10ヵ所を回ったツアーのファイナルとなった本公演では、The Birthdayのチバユウスケ、かねてから親交の深いギタリストのヒラマミキオ、バリトンサックス奏者の青木ケイタといった豪華ゲストを迎えてのライブとなった。
TRI4THにとって過去最大規模の会場となった本公演には全国から多くのファンが集まり、開演前から緊張感とともに大きな高まりを感じた。BGMが消え、会場全体に響き渡る拍手とともにステージに登場したTRI4THメンバー。会場の熱量は早くも上昇していく。
今回のツアーでは全公演においてセットリストを変更し、常にアップデートを続けてきたTRI4TH。ライブの定番楽曲はもとより、最新楽曲や懐かしい楽曲・未発表楽曲も詰め込んだTRI4THの過去から現在までを表現した公演になった。
ライブが進むにつれて観客のボルテージが上がっていくなかで、ドラムス伊藤の呼び込みとともにステージ上に現れたのは、ゲストアーティストのヒラマミキオと青木ケイタ。目の前で繰り広げられるアーティスト同士の音のぶつかり合いに会場は大きく波を打っていく。「Bring it on」、そして共演作品「Guns of Saxophone」の2曲を演奏し、会場は暗転。
妙な緊張感と興奮が入り混じる中、ステージに登場したのはチバユウスケ。第一声とともに会場ははち切れんばかりの拍手と盛り上がりを見せた。その圧倒的な歌声と存在感に引っ張られるようを勢いましていくメンバー。会場の興奮が絶頂に達しているなかで、立て続けにライブは続いていく。
「LET JERRY ROLL feat.チバユウスケ」。この曲はメンバーの憧れであったチバユウスケとコラボレーションした作品で、2021年9月にリリースした15周年記念アルバム『GIFT』に収録されている。
アルバムリリース後より熱望されてきたライブでの共演がついにステージ上で実現。歓声は出せないが、一人ひとりができる最大限のリアクションがステージに向けられ、会場はさらに盛り上がりを見せていった。
終盤になってもたたみかけるようにライブは続いていく。ドラムス伊藤「15年前、何もわからない中、JAZZへの憧れだけで出来た曲です」というMCとともに、TRI4THとして初めて制作した楽曲「BMWの女」を披露して本編は幕を閉じた。アンコール含めて合計23曲を披露した本公演は、TRI4THのすべてを見せつけた15周年の集大成とも言えるライブとなった。
アンコールのMCでは、15周年を迎えての感謝の想いとライブを続けていくという意思表明、そして現在次回リリースに向けて楽曲制作中であることを語った。これからも20周年、30周年とTRI4THの活動は続いていく。
【セットリスト】
M1.Beyond
M2.For The Loser
M3.ぶちかませ!
M4.Freeway
M5.Fiesta
M6.Fineday
M7.Goodtime
M8.Stompin’Boogie
M9.Just Roll <未発表曲>
M10.Moanin’
M11.Move On
M12.Bring it on
M13.Guns of Saxophone
M14.Brand New Cadillac
M15.LET JERRY ROLL feat.チバユウスケ
M16.Green Field
M17.solo part
M18.Echoes
M19.Sand Castle
M20.FULL DRIVE
M21.BMWの女
EN1.Dance’em All
EN2.SENRITSU
PHOTO BY Victor Nomoto – Metacraft
TRI4TH OFFICIAL SITE
https://tri4th.com/