■「歌詞のメッセージ性、言葉選び、言葉遊びと、全部が緻密に考えられてるのに、聴き手には真っ直ぐ淀みなく届く」(緑黄色社会・小林壱誓)
緑黄色社会の小林壱誓(Gu)が、レコメンドしたい音楽を紹介する『誰だってNeed music』。第10回となる6月5日放送で紹介した楽曲は、THIS IS JAPAN「トワイライト・ファズ」。
「THIS IS JAPAN(以下、ディスジャパ)の結成は2011年。2020年にメジャーデビューした、ツインギターにツインボーカルのロックバンドです。この曲は5月25日にリリースされた、TVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』EDテーマです」と、まずはバンドと楽曲について丁寧に紹介。「僕も『NARUTO』をめっちゃ見てたので、『本当にいいな、僕も『NARUTO』の主題歌やりたいな!』って感じなんですけど(笑)」と笑う。
「この曲はハウリングから始まって、『ロックバンド来た! 超カッコいいぞ!!』と思ったら、いきなり歌モノで攻めてくる。ディスジャパは他の曲を聴いても、歌モノの要素ももちろんありつつ、構成とか言葉遊びとか、めちゃくちゃトガッてるんですよね」と、ディスジャパの面白さを語ると、「声だけで十分トガッてるのに、やってることまでしっかりトガッてるというのは、メラメラ燃えてるところに大量に油を注ぐみたいな…、なんて言ったらいいんだろ! もっといい表現したいな(笑)。痒いところに手が届きすぎて気持ちよくなっちゃうみたいな、そんなバンドです」と比喩を交えながら、バンドの魅力を熱弁。
さらに「コーラスがすごく綺麗なんですよね。ツインボーカルでやってることもあって、とても旋律の解像度が高いという印象を受けます。それに歌詞のメッセージ性、言葉選び、言葉遊びと、全部が緻密に考えられてるのに、聴き手には真っ直ぐ淀みなく届く。つまりこれって、聴き手が考えなくてもいいように考えられてるという、すごい緻密なことをやっていて。この曲の歌詞も『目的地なんかないけど、ここにいちゃいけない。動き出さなきゃいけない』っていう楽曲の衝動感に、持ち前のハスキーボイスが拍車をかけてて、めちゃくちゃカッコいいと思います」と楽曲を分析。
続けて、「個人的には2番に<ノーニューヨーク ましてやノートーキョー どこへでも行こうよ なんてどうかしてるぜ>って歌詞があるんですけど、このセンテンスがめちゃくちゃ好きで。THIS IS JAPANっていう、バンド名すら意味を持って、襲いかかってくるようなポイントです」と、自身のお気に入りポイントを挙げた。
『誰だってNeed music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週日曜午後に放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で、13時30分~、15時25分~(※)放送。毎回1曲ずつ、小林壱誓が自らセレクトしたおすすめ楽曲を紹介。熱量の高いレコメンドで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかった小林の言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』プレイリスト
『誰だってNeed music』概要
6月5日(日)放送
毎週日曜13:30~、15:25~放送
※放送時間は毎週入替
※J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で毎週放送される120秒の長尺CM企画。
リリース情報
2022.04.20 ON SALE
緑黄色社会
SINGLE「陽はまた昇るから」
緑黄色社会 OFFICIAL SITE
https://www.ryokushaka.com/
THIS IS JAPAN OFFICIAL SITE
https://thisisjapan.net/