■「このような大きなショーに出演できて、本当に光栄」(カミラ・カベロ)
キューバ出身の情熱の歌姫、カミラ・カベロが、パリのスタッド・ド・フランスで開催された欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ決勝戦(レアル・マドリード対リバプール)の開会式で初パフォーマンスを披露した。
パフォーマンスの様子は世界200以上の国と地域で放送。試合開始10分前のグランドで、新曲や代表曲など計4曲の豪華メドレーを披露し、会場を沸かせた。自身2度目の全米1位を獲得、グラミー賞ノミネートを果たしたショーン・メンデスとのコラボレーション曲「セニョリータ」(2019年)の歌唱からスタートしたカミラは、楽屋裏からカラフルな衣装をまとったダンサーたちに担がれ会場に入り。同時に、「HOLA」(スペイン語でこんにちは)という巨大人文字がグランドに現れた。
続いて、全米1位を獲得した彼女の代表作「ハバナ feat. ヤング・サグ」(2017年)を歌唱し、その後行った衣装チェンジで露出度の高い夏らしい衣装に早変わり。扇子を扇ぎながら、最新アルバム『ファミリア』からの最新曲で大ヒット中の「バン・バン feat.エド・シーラン」を披露した。
フィナーレは、世界3.6億回再生を突破している同アルバムからの「ドント・ゴー・イェット」。会場外にも花火が打ち上げられ、最大の盛り上がりを見せた。
ラテンルーツにインスパイアされた、活気に溢れたリミックスバージョンで披露されたこれらのパフォーマンスは、メキシコのオアハカカーニバルをイメージ。最後は彼女のルーツや家族との繋がりをテーマにした最新アルバムのタイトル『FAMILIA』という人文字がグランドに登場し、大勢のダンサー、バックミュージシャンたちと共に会場を盛り上げた。
メキシコ人の父を持ち、つねにサッカーが身近な存在であったというカミラは、このパフォーマンスの直後に、本人のインスタグラムで興奮のメッセージを投稿した。
「一生忘れられない経験となったわ!!! 私たちにとって本当に夢がかなった瞬間でした。UEFA、ペプシの皆さん有り難う。このような大きなショーに出演できて、本当に光栄でした。小さい頃から、家族でよくサッカーの試合をTVで観て育ってきて、そこにあるエナジーはとても刺激的で、いつも試合を見ることが本当に楽しかったわ。そして、この日のために尽力してきてくれた、私のチーム、ダンサー、ミュージシャン、クリエイティブのみんな、本当にありがとう!」
そんな彼女は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によって世界中の避難民のために資金を調達することを目的に開始したハッシュタグ「#Football4Refugees」をサポートするサッカー選手やミュージシャンのひとりでもある。
CL決勝の前にアーティストによるパフォーマンスが行われるのは、今年で6回目。2016年のアリシア・キーズ、2017年のブラック・アイド・ピーズ、2018年のデュア・リパ、2019年のイマジン・ドラゴンズが試合を盛り上げた。2020年は新型コロナウイルスの影響でセレモニーが行われず、2021年はマシュメロがゲストのセレーナ・ゴメス、カリードとともにバーチャルショーを行った。今年のカミラは、久しぶりのリアルショーとなった。
“私の心のすべて”と語る、2年半ぶり3枚目となる最新アルバム『ファミリア』について、カミラは「ラテンのリズム、スペイン語での歌唱など、今作は私のファミリールーツを探求するという大きな意味合いを持つものになったわ」とコメント。彼女にとっても、思い入れのある作品となり、今回のUEFAでのパフォーマンスでさらにその結びつきを深く表現した形となった。日々、精力的な活動を続けるカミラからますます目が離せない。
リリース情報
2022.04.08 ON SALE
ALBUM『ファミリア』
カミラ・カベロ OFFICIAL SITE
https://www.camilacabello.com/
https://www.sonymusic.co.jp/artist/camilacabello/