■「パンデミックでライブが制限されていたからその分、スタジオでサウンドの細部まで詰めることができた」(佐野元春)
2022年3月に芸術選奨文部科学大臣賞授賞、全国ツアー発表、書籍『ソングライターズ』出版、『ナイアガラ・トライアングルVol2』復刻、「SOMEDAY」40周年、桑田佳祐プロジェクト参加などの話題に続いて、待望の新作アルバム発表だ。
佐野元春 & ザ・コヨーテバンドの新作アルバム『今、何処 』が、7月6日にリリースされる。
元春はこのコヨーテバンドとして6作目となるこの新作について語り、「最高の一枚」だと言っている。
昨年にはシングル「銀の月」をリリース、これに続く新作アルバムはダブル・アルバムになるという発表もあったが、最終的にはそれぞれ独立したテーマを持ったアルバムが2作品リリースされることになった。
先行して配信のみでリリースされた連続2タイトル第一弾アルバム『ENTERTAINMENT!』、そして7月にリリースされる『今、何処』である。
ファンクラブ誌のインタビューで元春は最新作『今、何処』について語っている。
「ファンはシングル『銀の月』で感じてくれたかもしれないけれど、新作ではコヨーテバンドとして次のフェイズに入った」と説明、その仕上がりには相当満足しているようで「変な言い方で悪いけれどこれが佐野元春の“最後のアルバム”と言ってもいいくらいだ」と笑った。
元春は次のように続けている。「いろいろなタイプの曲が重なってひとつのコンセプト・アルバムになっている。今時コンセプト・アルバム? なんて思われるかもしれないけれど、今だからこそっていう思いがある」。「新作はパンデミックを超えた次のフェーズを感じてもらえるようなポジティブなバイブがあると思う」。
元春はアルバムの曲を書くのに「約3年間をかけた」とのことで、周りからの反応は上々だと述べている。
「マスタリングが終わった音を聴いてコヨーテバンドのみんなの感想は一言、“ヤバい”ね、だったよ」。「パンデミックでライブが制限されていたからその分、スタジオでサウンドの細部まで詰めることができた。アルバムの完成度は高いと思うよ」。
「アルバムのアートワークは英国のデザイン・チーム“StormStudios”だ。僕のアルバムでは『BLOOD MOON』、『MANIJU』 に次いで3作目のコラボレーションになる。配信の時代と言われているけれど、僕のレーベルではパッケージ・アートにも力を入れている。早くファンに見てもらいたい」。
また、初回限定デラックス・エディションがファンにとってたまらない内容になっている。新作『今、何処』に加えて、ストリーミングで先行販売したアルバム『ENTERTAINMENT!』を同梱。
DVDにはバンドメンバーのインタビュー + 全9曲のMV収録。
充実の100Pブックレット、さらにアルバム未収録曲1曲が無料ダウンロードできるパスキー付き。
パンデミックを超えた次のフェーズを予感させるアルバム、佐野元春 & ザ・コヨーテバンドの新作『今、何処』。
佐野元春は今の時代に伝わる/伝えたい音楽表現を志向している表現者であり、その音楽は現代にコミットした今の時代の音楽である。
新作『今、何処』が多くの音楽ファンに届く日は近い。
リリース情報
2022.07.06 ON SALE
ALBUM『今、何処 』
「Where Are You Now(今、何処)」公式特設サイト
https://www.moto.co.jp/features/where-are-you-now/