■「この2年間、すごく充実していたけど、どこか何か足りなかった。それはやっぱりビーチでみんなと音楽を楽しむこの感覚だなと思いました」(平井大)
平井 大が、5月14日に千葉県・稲毛海岸特設ステージにてビーチフェス『HIRAIDAI presents THE BEACH TRIP 2022』を開催した。自身が主催するビーチフェスは、2019年5月に開催された『HIRAIDAI THE BEACH TRIP 2019』以来3年ぶりの開催となった。
稲毛海岸のビーチの上にステージをたて、波の音や海の風を感じながら平井大の奏でる音楽を楽しむことができる、ビーチステージならではの特別なライブ。会場では、ライブパフォーマンス以外にも、食事やグッズ、古着屋、スケートボードパーク、さらに公私共にパートナーであるLady Brown Picturesの写真展など、平井大のエッセンスが詰まったスペシャルなフェスとなった。
14時から行われた第一部“#1 Acoustic”は、平井 大が登場するとビーチに歓声が沸き起こり、アコースティックギター、ウクレレ、エレキギターでの弾き語りからスタートし、4月にリリースしたばかりの『「いつも通り」のキセキ。』をエレキギターでライブ初披露。その後バンドメンバーを呼び込み、ベースとパーカッションを入れた3人編成、そこからギターとキーボードを加えた5人編成と徐々にスケール感を増しながら、会場いっぱいに楽器の音色と歌声を響きわたらせた。
「Lonely Beachy Story」や「Malibu Girl」などビーチにぴったりな曲も混ぜ、アコースティックセッションで魅せると、最後には「皆様の願いのおかげでこんなに晴れました。雨のあとは晴れる。Life is so Beautiful!」と曲振りをし「Life is beautiful」で締めた。
17時30分から行われた第二部“#2 Full band”では、夕方の優しい日差しが差し込むなか、デビュー当時からともにライブを作り上げてきたバンドメンバーと、昨年のツアーから一緒に全国を回ったコーラス2名も参加した豪華なフルバンド編成で登場。随所に盛り込まれた平井 大のギターソロ、ウクレレソロパートでは、彼のプレイヤーとしての魅力も十分に感じることができる演奏で聴き手を引き込み、バンド、コーラスとともに作り出すグルーヴが広々としたビーチを満たすような、圧巻のライブとなった。
本編の終盤になり日が沈み始めると、「tonight」「題名のない今日」などを披露。夕暮れのエモーショナルなビーチに平井 大の歌声とギタープレイが鳴り響いた。さらにMCでは、「何年かぶりにビーチにこうやって帰って来れて、音楽ができて幸せです。この2年間、たくさん曲を作って皆さんに聴いていただいて、すごく充実していたけど、どこか何か足りなかった。それはやっぱりビーチでみんなと音楽を楽しむこの感覚だなと思いました。本当にありがとう。I LOVE YOU!」と、ビーチライブへかける想いを語ると、5月9日に発売したばかりのアルバム『HOPE / WISH』に収録されているライブ初披露の新曲「WISH」で本編を締めた。
アンコールでは、人気のラブソング「Stand by me, Stand by you.」、続いてこちらもライブ初披露の新曲「HOPE」を披露。ゴスペル調のコーラスが楽曲の厚みを増し、観客の手拍子でさらに会場との一体感を作り出した。
「今日は本当に楽しい時間をありがとう。この曲を歌ったからにはまた逢いに来てよ? このあと、みんなに会えるのはツアーかなと思いますけど、それまでの間にTikTokライブをやったりInstagramライブをやったり、いろんな形で皆さんと楽しく音楽できればと思ってます。OK?」の振りで、始まったのは「また逢う日まで」。たっぷりとギターソロとバンドセッションを聴かせ、堂々のフィナーレを迎えると、夜空には大きな花火が上がり、この日会場に集まった約1万5,000人の観客を沸かせた。
平井 大は、5月16日にはTBS系列『CDTVライブ!ライブ!』への出演が決定。こちらでもビーチステージから2曲をメドレーで披露するとのことだ。
さらに、ビーチライブでも言及された全国ツアー『HIRAIDAI TOUR 2022』が、10月から日本武道館公演2daysを含む9ヵ所全14公演にて開催。引き続き平井大の活動に目が離せない。
番組情報
TBS『CDTVライブ!ライブ!』
05/16(月)21:00~22:00
進行:えとちゃん(江藤愛TBSアナウンサー)
平井 大 OFFICIAL SITE
https://hiraidai.com/